インザビルディング / In the Building

音楽(HIPHOP etc),小説(ミステリ etc),漫画,落語…
Who'z in da building?

everything is borrowed

2008-12-21 | 6F: 音楽室
『everything is borrowed / the streets』

パーティーを終えたマイクスキナーから届けられた
至極シンプルで実直な詩集。4th AL

AL冒頭からタイトルトラック。
ギーザーの暮らしでもなく、一人の青年の寓話でもなく
馬鹿騒ぎでもなく、
「何も持たずに生まれ、ただ愛を持って去る。他は全て借り物。」
(日本語verより。日本語でHookを歌ったverがbonus trackに。)
と生きることについての考察を歌ったリリックが淡々と綴られています。

さらに、
05.On The Flip Of A Coin
06.On The Edge Of A Cliff
というタイトルの似通った2つのトラックで寓話を通して
希望を描いています。

宗教について歌った"09.Alleged Legends"では
私も大いに同意する真っ当な意見を述べられていますが
ひとによっては、聞き入れられないかもしれません。


他にもいいリリックは結構ありますが、なんとなくAL全体が
短くて、気づいたら聴き終わっている感じです。


内容として
実直さと希望を描く視点から連想し、
the blue herbの"LIFE STORY"とダブる部分を感じました。
どんな環境でも、どんな人間でも
深い思索の末には、同じ結論に行きつくのかもしれません。


明るさをもった、静謐な、ラップアルバム。


最新の画像もっと見る

post a comment