インザビルディング / In the Building

音楽(HIPHOP etc),小説(ミステリ etc),漫画,落語…
Who'z in da building?

Modal soul

2010-09-21 | 6F: 音楽室
『Modal soul classics Ⅱ Dedicade to Nujabes』

2010年11月11日発売予定。


2010年2月に交通事故で急逝されたNujabesさんへのトリビュートアルバム。

当時インターネットを通じて世界中に伝えられて
世界中から哀悼の意が示されたNujabesさんの死。
せめて残してくれた音楽は大切に何度も聴こうと思います。


luv(sic)シリーズにfeatされていたshing02さんは不参加のようですが
youtubeで追悼videoが見られるのでそちらで。

DIS IS IT!!

2010-09-21 | 6F: 音楽室
『DIS IS IT / キリコ』


2010年9月発売 キリコさん 3RD AL


タイトルはまさかのダジャレ。しかし中身は最高なのでご安心を。

極悪JAZZとか訣別FUNKとか哀愁GRIMEとかのトラックタイトルもユニーク。


訣別FUNKが意外にほっこりしたトラックでびっくりしましたが
リリックはオタクMCにさようならを告げる硬派な内容でした。

…といった感じで実名あげてのDISもありますが
そんなにびっくりするような指摘ではなくて
一応まだHIPHOPゲームの中にいるであろう(アンサーできる)ひとたちのみへの
DISなので健全だなぁ、と思いました。


しかしTRK.06-07の流れは、困りました。うってかわって
TRK.06「レトロなお家のレトロなパスタ」というタイトルまんまのリリックを
SUIKAのTOTOさんとほっこり歌ったと思ったら
シリアスなTRK.07「ENTER MY DREAM」につながります。重いです。

2ND AL「1時なのに虹が架かっているよ」でも感じましたが
キリコさんのラップは、シリアスで抑えられた感情を表現するのに
合っているような気がします。


リリックの端々から1ST,2NDを凌ぐHIPHOPへの愛情を感じられる良盤。
トラックも高レベルで多様。聴きごたえ有り。

耳を貸すべき。

BREATHE

2010-09-21 | 6F: 音楽室
『BREATHE / SEEDA』


2010年8月発売 SEEDA復帰作。
やる気が溢れたのか19曲も入っています。
まぁ傑作として各方面から絶賛されているのだろうと思いますが
期待通り、良いアルバムでした。


特に前半4曲
trk1. SET ME FREE
trk2. FLAT LINE
trk3. THIS IS HOW WE DO IT
trk4. TAXI DRIVER
が面白くて好きです。フローは詰め込まず一語一語レベルで工夫して
聴きやすく面白く作ってあるなぁという印象です。

リードトラックなのか特典DVDにPV入っていたtrk3はCRADA pro.
歌詞カードだけ見るとリリックはそんなに凝っていないと思うのですが
「考えないフローはアート、考えて書くリリックスはハート」という
ラインがあるにも関わらず、フローかなり考えて練ってんじゃね?と思いました。

トラックは最近のUS HIPHOPを追っている人は違和感なく聴けるかと。


言わずもがなの名作。
個人的にはWISDOM REMIXが若干蛇足に感じられました。EP出たときに散々聴いたので。

年末の音楽雑誌のランキングとかは余裕の1位をいろいろとるんでないでしょうか。

次のアクションも楽しみです!

THIS NIGHT IS STILL YOUNG

2010-09-21 | 6F: 音楽室
『THIS NIGHT IS STILL YOUNG / YAKENOHARA』


2010年8月発売
やけのはら(ex.アルファベッツ)さんの1ST FULL AL

七尾旅人さん、ドリアンさんとの「Rollin' Rollin'」で
かなりの注目を集めたやけのはらさんですが
今回はRollin'のアーバンソウルmixが収録。

けだるい夏を感じさせる全体の空気感が心地よいです。
trk1でポエトリーリーディングから始まり
あとは日常録音風などの軽いスキットを挟みながら
アーバンソウルトラックにのせた軽やかなラップが楽しめます。

日常の邪魔にならないサウンドトラック。
トラックもラップも聴き心地が良すぎてついついリピートしてしまいます。

しかしラップアルバムを今後も出すのかなぁ。
やけさんのラップががっちりはまるのは
今回のアルバムの雰囲気以外にはちょっと思いつかないです…