インザビルディング / In the Building

音楽(HIPHOP etc),小説(ミステリ etc),漫画,落語…
Who'z in da building?

CAVA?

2008-09-29 | 4F: 視聴覚室
『グーグーだって猫である』


風邪を引いてしまいました。体力ないなぁ僕。

なんか頭ポワポワするなぁと思いながら昨日映画館
いったんだけど、あれがいかんかったと思います。
映画館ってなんであんなに寒いんでしょう。

映画はとっても面白かったです。
犬童一心さん監督、小泉今日子さん主演、
大島弓子さん原作、細野晴臣さん音楽。


吉祥寺に住む天才漫画家、小島麻子さんは
長年一緒に住んでいた愛猫サバを亡くして
新作漫画が描けないくらいに落ち込んでしまう。
そんなある日、ペットショップの片隅で子猫と出会って…


グーグーもサバも最高にかわいかったです。
残念ながらでてくる猫は2匹だけ。
あ、ノラはたくさんでてきますけども。

吉祥寺の魅力もたっぷり。いろいろ映画的にも
工夫があって、よかったですよー。

犬童監督はいったい大島さんの作品をもとにした
映画は何作目でしょう。よほど好きなんですねー。

Killing Lies

2008-09-27 | 2F: 書庫
『嘘喰い #9 / 迫稔雄』


私の思う現在最高の漫画のひとつ、嘘喰い
最新刊9巻を読みました。

8巻は、謎の0円ギャンブル
雪井出薫VS梶隆臣の"迷宮"対決でしたが
今回で、0円ギャンブルのなかなか面白い正体が判明。
そして、やっと主人公の貘さんが登場。

"迷宮(ラビリンス)"とは?
①縦A~F、横1~6の6×6マス用紙に2人のプレイヤが
 出口・入口と20本の壁を相手に見えないよう書き込み
 迷路を作る。
②プレイヤは、自分の作った迷路の出入口のみを相手に伝えてゲームスタート。
 それぞれ入口から出口へと相手の迷路を攻略することが目的。
③相手の迷路を一マスずつ移動していき、壁にぶつかるまで
 続けることができる。
④進むマスが移動可能か不可かは、立会人がそれぞれのプレイヤの書いた
 "迷宮"を見ながら、判断する。
⑤互いのターンを続けていき、先に出口に辿り着いたら勝ち。


やはりこの漫画はすごい。まさかの貘の計略に脱帽。
この駆け引きは素晴らしい。

キャラとしては、賭郎 参號立会人"判事"が新登場。
賭郎サイドの人間はどれも顔が面白いっすな。

Silence of Nightingale

2008-09-22 | 2F: 書庫
『ナイチンゲールの沈黙 / 海堂尊』

"チーム・バチスタの栄光"から続くシリーズ2作目。

良かったですよ、
タイトルがナイチンゲールの沈黙で。

もしまかり間違って、"沈黙のナイチンゲール"に
してしまっていたら、スティーブン・セガールがでてきて
ナイチンゲールをなぎ倒してしまっていましたから。
どんな映画だ。危ない、危ない。

ミステリ的な要素もありますが、よりエンタテイメント性を
増して、わかりやすく楽しめる内容だなと感じました。

ロジカルモンスター白鳥が前作ほど変人に感じなかったのは
変なキャラがいっぱいでてきたからかな。

酔いどれ迦陵頻伽とか、
がんがんトンネル魔人とか、
バッカス友の会会長とか、
デジタルハウンドドッグとか。

うーん登場したキャラを並べても、
どんなミステリなのか、まったく想像つくまい。


"本格"しか認めない!というような方にはお勧めできませんが
普通にミステリ好きとか小説好きとかにはかなり推薦。
海堂尊氏、さすが。

Party don't cry

2008-09-21 | 1F: 総合受付
昨日は、自分が勤めている会社の同期の結婚式に出席。


場所は某有名な○山荘。

別に、雪山で、猛吹雪で、何故か電話も不通になって
次々と起こる密室殺人!!犯人はこの中にいる!
というようなクローズドサークルな山荘ではありません。


披露宴のほうは、新婦のスピーチで、親世代号泣。
同世代も過半数が涙ぐんでました。
結婚式はいついってもおめでたいもんであやかりたいあやかりたい。


会社の人間もたくさん来てましたが、同じテーブルについてた先輩の
ひとりと、披露宴のあとの待ち時間ずーっとだべってまして、
久しぶりに会社の人間と素でしゃべったなぁ、と思い返しております。

お互い独身なので、ちょろっと結婚話も出てきて
なぜか、お見合いもなかなかいいらしいよー、と薦められました。



そして、今日ついさっき、久しぶりに大学の同回と電話で喋ったのですが
お互い彼女いないネタから、なぜか、見合いに行くか!?というノリに。



二日続けて、何なんでしょうか。

お見合いに行け、という神様からの指令でしょうか。


よし、三度目の正直ということで
明日も続けてお見合いの話題が偶然でてきたら
検討してみよう。

駅から5分

2008-09-21 | 2F: 書庫
『駅から5分 #2 / くらもちふさこ』



"天然コケッコー"でも有名なくらもち先生の
最新作。駅から5分 第2巻、待ってました。

現在、私的に大っ好きな少女漫画の双璧をなす作品です。
もういっこは、末次由紀さんの"ちはやふる"。
どっちも現在、2巻まで。どっちも表紙は単独顔アップ。
だからどうだというわけではないんですがね。

花染という町を舞台に、7つくらい(もっとかな)の
ストーリーが交差しながら、進行するという緻密な作品。
今回の表紙にもなっている"姫"さんのストーリーが特に好き。
各話がそれぞれいちいち優しいです。

映画"運命じゃない人"とか、伊坂幸太郎作品とかが
好きなひとにもお勧め。これは面白いものだ。

RUN THC

2008-09-21 | 2F: 書庫
『CANNABIS 聖なる植物 大麻 (High! series 01) / ニック・ブロウンリー』
(山川健一 シリーズ監修・訳)

詳しい話は興味ないので知らないのですが
最近のワイドショウでは、大麻絡みの話題がよく取り上げられているみたいですね。

そこで盛り上がっちゃうんだぁと思います。
ワイドショウはほんとショウだなぁ、と。別にいいけど。



ということで大麻に関する名著を取り上げてみます。
だいーぶ前に読んだので、詳細までは覚えていませんが、
カンナビス・サティヴァについての文化・歴史などを
とてもわかりやすく、主観をできるだけ交えないように
淡々とつづっています。

私は個人的に、アルコールのほうが体への悪影響は
間違いなく大きいのに、何故大麻だけが規制されるのか
まったく理解できないなぁ、と思っています。
急性アルコール中毒でひとは死にますが、マリファナを
どんなに根性いれて吸いすぎても致死量にはいたらない
と思うのですが…。毒性はUKでいうところのクラスCですし。
ハードドラッグへの架け橋になってしまうという理屈は
わからなくもないんですが。


私自身は、不整脈・血圧への悪影響を考えるとTHCを摂取する気には
ならないので、規制されようが解禁されようが別にどうでもいいんですが
少なくとも多発性硬化症に対する大麻の医療利用は
もっと認知されていいのではないかなぁと思います。


まぁ、前述のワイドショウなどで取り上げられているのは
大麻の毒性とか、社会的な認識うんぬんではないのでしょう。

とにかく、大麻は文化に深くかかわる歴史ある植物なので
こういう本を、できるだけたくさんの人が読むといいなぁと
思ったり、思わなかったり。

ZAZEN BOYS 4

2008-09-21 | 6F: 音楽室
『ZAZEN BOYS 4 / ZAZEN BOYS』

ザゼン待望、4枚目のAL。

ジャケにも書いているのでわかりやすいですが
Dave Fridmannがrec and mix。ぐっどじょぶ。

先行ep"I Don't Wanna Be With You"から
流れを継承し、House beatで構成されるtrack.01。
攻撃力としては、the Raptureの1stを連想しました。

と思ったら早速2曲目は、ZAZENのらしさがでている変則ギターロック。
でも、"HIMITSU GIRL'S TOP SECRET"とかと比べると
なんというか寂寥感を感じるのはAL全体の雰囲気のせいなんかな。


相変わらず歌うことは、"諸行は無常"。
ここまで、ぶれずに歌えるひとも稀な気がします。


前述の"I Don't Wanna Be With You"も収録。
超絶名曲。ライブではどうなってるんやろー。

そして、続くlast track"Sabaku"が素晴らしいです。
暴れず、騒がず、淡々と寂しさをうたっている感じ。

うー、せつねー。

17

2008-09-21 | 2F: 書庫
『17 / 桜井まちこ』

北海道の漫画家さん、ドアラマニアまたは
ガチャピンの弟子ことサクライ先生の最新作。
彼女のブログがかなり好きだったのですが、
ご多忙につき一旦終了中。残念。


高校生活最後の一年間のおはなし、ということで
もう期間限定で一年分しか描かないのかな、と。
それはそれで、だれなくて良さそう。
男子ふたりと女子ふたりがこう魅かれたり離れたりな感じの
おはなしっぽいですな、まだ1巻分やけんわからんけども。

桜井さんの漫画は空気感がやさしかったりさびしかったりして好き。


うー、せつねー。


KAIKOO meets REVOLUTION

2008-09-17 | 6F: 音楽室
『POP GROUP & microAction PRESENTS
   KAIKOO meets REVOLUTION
 YOKOHAMA ZAIM 2008.04.26/27』

音楽革命の記録。DISC1 114min , DISC2 110minという
驚異のボリュームで登場。音楽好きは迷わずこのDVDと邂逅すべし。

曽我部恵一氏とDJ BAKU氏の貴重な対談もあり。
うーんナチュラルにかっこいい。
曽我部さん まさかUMBのDVDまでお好きとは!幅広っ!


あー行きたかったなぁ…ケイオスでピースフルな感じが
画面からとてつもなく伝わってきました。
ちょっと文化祭っぽい感じがいいすね。

ちなみに大好きなRUMI姐さんが、SKYFISH氏と組んでLIVE、と
OKI DUB AINU BANDのじわじわ来る強烈なLIVE、が私的ハイライト。

次回があれば、万難を排して行きたいっ、という気にさせる
お楽しみ感あふれる最高な映像記録。

ZOMBIE OH ZOMBIE

2008-09-14 | 4F: 視聴覚室
なんか急に、ゾンビ映画が見たくなって
ツタヤにいって未見だった『ドーン オブ ザ デッド』
借りてきました。

怖いの苦手なんだよなーと思いながら、
布団かぶりながら、あったかいお茶のみながら
心の完全武装をして、臨みました。
なんで、そこまでして観たくなったのかは
わかりません。もう何もわかりません。

いやー、ゾンビ走るのな!めっさ速いし。
ストーリーはあってないようなものだけど
監督さんがCM畑のひとらしく映像がスタイリッシュ。
とにかくRUN!ZOMBIE!RUN!

なんでそこまで全力疾走なのかがこの映画いちばんの謎。

なぜそこまでムキになるのか、と問いたい。
息が切れないからってそこまでするか、と。
そのせいで怖いじゃないか、と。
ゾンビを正座させて、小一時間問い詰めたい。

ロメロファンには申し訳ないが、あえて。
あー、面白かった。

my blueberry nights

2008-09-14 | 1F: 総合受付
うーん、季節の変わり目ですなぁ。
風邪ひいた… あたまがあついぃ。
鼻がつまるぅ。貧弱ぅ貧弱ぅ。

とりあえず元気をだすためブルーベリージャムを作ってます。
くつくつくつくつ…
甘い香りで部屋を満たすと落ち着くんで。

目薬αで殺菌します

2008-09-12 | 2F: 書庫
『目薬αで殺菌します / 森博嗣』

森博嗣、Gシリーズ最新刊。次はα。
特にシリーズのギリシャ文字の並び方には意味なさそうな感じだなぁ。

シリーズ全体でひとつの作品と呼べそうな不思議なミステリ。
まだ終わりそうにないですが、そろそろもっと
まとめる流れが欲しいなぁ。もどかしいっす。


一応、事件があって犯人がいて、ですが
これはもうミステリの読後感ではないですなぁ。

結構、伏線というか次への展開の種があったので
2009年に出る次刊が、大きく動くのかなぁ、と期待。

ちはやふる 2巻

2008-09-12 | 2F: 書庫
『ちはやふる-CHIHAYA FULL- 第2巻 / 末次由紀』

Y. SUETSUGU IN THE BUILDING!!!!!!!!!!

末次先生の大傑作、競技かるた漫画 ちはやふる 第二巻。
もう楽しみ過ぎて、今日一日ソワソワしてました。


小学生編から、一気に高校生編へ!
千早は背も髪も伸びて、だいぶ雰囲気が変わりました。
しかし2巻でもまだキャラ見せな感があるというか
まだまだ連載続きそうな予感がして、もう楽しみ楽しみ。

巻末おまけ漫画も面白いなぁ。

うーん本当に好きな作品だ。もうこうなったら
作家さんにファンレターでも書こうかな…


80 T.O 08 HAHA

2008-09-12 | 6F: 音楽室
『80 T.O 08 HAHA / SONPUB』

SONPUB in da BUILDING!!!!!!!!!!!!!!!!

ビートプレイヤ、サンパブ氏の2ndソロ、メジャーでは1枚目のAL。
ひっさしぶりっす、こんだけ情熱が伝わるビートの塊!!
中身もパッケージも最っ高。

SONPUB氏の名前は、DAFT PUNKのワールドツアーOPENING ACTで通っている、のかな。
ライブは見たことないけど、サンプラー主体でVJとともにやるそうです。

アユセコズエさんをfeatした「イノセント少年ボウイ」が
一番訴求力がある、かな。
「FUFUFU HAHA」というシンプル過ぎるタイトルのトラックがマ フェイバリット。


01. WHO RR U
02. BEAT IT UP HAHA
03. FU FU FU HAHA
04. INNOCENT SYONEN BOYYY
05. THE MAGIC
06. HELLO
07. I LOVE YOU
08. YE$Ss
09. THE HEAVEN'S PUNISHMENT
10. XXXXX -serenade-
11. ROLL WITH IT
12. MY DARLYN
13. GUNTRO

1ST"PHEONIX BEATS"の風の音をサンプリングしたWINTROに続く
モジリシリーズ、銃声をサンプリングしたGUNTROもなかなかいいですなー。

これはしばらく爆音でハマラせていただきます。


Enchanted

2008-09-07 | 4F: 視聴覚室
雷が近場で落ちまくっております。
恐ろしいです。停電でもするんでないか、と。


ということで、気を紛らわすために
怖くない映画を見ることに。


『魔法にかけられて / Enchanted』

ディズニー映画。アニメーションと実写の組合せ。
意外と面白かった…全然期待してなかっただけに。

現実で歌い出すシーンが、細かく凝っていて好き。
歌うか、普通。的なことは置いといて。
"it's Oh so Quiet / Bjork"のPVみたいな。
または少林サッカーみたいな。

たまには、賑やかしい平和な映画もいいものだ。