インザビルディング / In the Building

音楽(HIPHOP etc),小説(ミステリ etc),漫画,落語…
Who'z in da building?

HIPHOP IS DEAD

2006-12-29 | 6F: 音楽室
ナズの最新アルバム『HIPHOP IS DEAD』
やっと購入

刺激的なタイトルですが、残念ながら日本盤に対訳が載ってないので
リリックの理解度が大変低い状態です。日本盤の英語歌詞スペル違いはあるし。

前作『STREET'S DESCIPLE』では「AMERICAN WAY」により
アメリカ批判をあからさまに示したが(俺は黒人の代弁者、とも歌っている)
今回は「ヒップホップが死んだってことはアメリカが死んでいるってことだ」
(NASインタビュー抜粋)ということでアルバムトータルでアメリカへの批判性をもっているものと
おみうけします。


DEFJAMに移っても、誰がプロデュースしても、ナズはナズ。
トラックは彼のラップぢからで全てねじ伏せられてます。

なんといってもナズ本人&L.E.S.proのラストトラック『HOPE』がかっこいい!
なんと!バース部分はアカペラ!ラップのみ!
シンプルなトラックの『ONE MIC』も死ぬほどかっこいいのでその進化形か?

滑り込みで、2006年を代表する名盤の仲間入り。





あんたいくらいすと

2006-12-24 | 1F: 総合受付
あークリスマスイブですか。そーですか。
ということで今日の過ごし方を考えてみよう。

①一人でホールケーキを食べる(3食ケーキ)
②ひさびさにパソコンのTV機能を使ってM-1を見る(誰が残ってるのかなぁ)
③新日本語学校をエンドレスリピート再生する(なんとなくききたくなった、バシ!)
④自分で自分にクリスマスプレゼントとしてなんか買う。(グラタン皿とか)
⑤鉄子の旅を読み返す。もしくは実際に大回りの旅をする。(いや無理)
⑥ジョゼ(DVD)を見ながらジョジョ(漫画)を読む。(ジョつながり)


まぁ、ようするにすることねーな

銃とチョコレート

2006-12-19 | 2F: 書庫
「銃とチョコレート / 乙一」

乙一(オツイチ)氏の今のところ最新作、だと思います。

少年少女向け講談社ミステリーランドの箱入りハードカバーで
それなりにお高い本ですが、雰囲気があってこれもまた良し。

あらすじは本屋さんで現物をみれば書いてありますが
怪盗と名探偵、聖書と地図、少年と乱暴者、パンとスープ、
薬品工場と風車小屋、銃とチョコレートなどがでてきます。

王道の探偵小説然としていますが
乙一氏著ですのでそこはちゃんとひねってずらして
色んなふうに楽しめるようになっています。
でも出来るだけ素直に読んだほうが面白いかと思います。

ミステリ/推理小説というより探偵小説/冒険小説だなと思います。
すぺくたくるの連続ですよ。

あ、挿絵が多少怖いので、夢に見そうな人は凝視しないほうが
いいかもしれません。僕はこういう絵好きですけど。系統としてはゴーリーみたいな。

ダヴィンチかなにかで年間ベスト10に入ってたんじゃなかったかなと
思ってこの記事書いてみました。上位で納得納得。

米澤穂信氏の著作も入ってましたね。2作。さすが。大注目株。

石仮面は静かに時を待つ・・・

2006-12-19 | 2F: 書庫
「もし後輩のブログにジョジョの話題が1言でもあるなら!
反応しねぇわけにはいかねぇだろう!」

いや、ね、ジョジョには名言が多いわけですよ。
現在進行中の第7部でも名言続出してますが
明日のスティールボールランではどんな名言が繰り出されるか
もうハラハラしております。

さすがに小生は口にはしませんが、世の中にはジョジョ立ちをしてる方々もいるわけで
ジョジョごっこしたって決しておかしなことではないんではないかもしれないと
思ったり思わなかったり。

ということで、私の好きなジョジョ名言をツラツラ書いてみましょう。

第1部 ファントムブラッド編

①「な、何をするだァーッ!ゆるさんッ!」・・・愛犬を蹴られたらこう叫ぼう。

②「ズキュウウン」・・・接吻をしたときはこんな擬音を使いましょう。

③「そこにしびれる、あこがれるぅ!」・・・羨望の意を表す常套句

④「ハッタリぬかすなよー!金持ちのアマちゃん」・・・貴族を馬鹿にしたいときに使いましょう。

⑤「こいつはくせぇッー!ゲロ以下のにおいがプンプンするぜッ」・・・日常会話で使うと名誉毀損で訴えられます、たぶん。

⑥「おれは人間をやめるぞ!」・・・日常生活で仮面をかぶるときにはこう叫びましょう。

⑦「貧弱ゥ、貧弱ゥ」・・・相手を小馬鹿にするときの常套句

⑧「スピードワゴンはクールに去るぜ」・・・あえて帰るときの常套句

⑨「そう思おう。そして忘れよう」・・・何かを忘れたいときに心の中で唱える。

⑩「パウッ!」・・・横隔膜を刺激するときまたはワインを噴出すときの掛け声

⑪「メメタァ」・・・蛙を殴るとこんな音がします。

⑫「あのワインはバイキングを作るかな!」・・・人にワインを渡したら使いましょう。

⑬「ふるえるぞハート!燃え尽きるほどヒート!刻むぞ血液のビート!」・・・お好きなときに。

⑭「お前は今まで食ったパンの枚数を覚えているのか?」疑問文には疑問文で返そう。

⑮「ねーちゃん!あしたっていまさ!」・・・勇気を振り絞るときに唱えよう。

⑯「強い!ほとばしるほど強い!」・・・何がほとばしっているのかはわかりません。

⑰「このストレイツォ容赦せん!」・・・手加減しないときに使いましょう。

⑱「き・・・切れた・・・僕の体の中で決定的な何かが・・・」・・・倒れる前に使いましょう


さぁ!みんな!ジョジョ名言を日常会話に取り入れよう!

DOCTOR'S ADVOCATE

2006-12-17 | 6F: 音楽室
「THE GAME / DOCTOR'S ADVOCATE(ドクターの代弁者)」

HIPHOP大好きっとハートマーク付きで顔に書いてあるんじゃないかと
思ってしまうようなMC、THE GAMEさんの2枚目のアルバム。

実際は顔には「LA」というTATOOがあります。

01.LOOKING AT YOU
02.DA S***
03.IT'S OKAY (ONE BLOOD)
04.COMPTON
05.REMEDY
06.LET'S RIDE
07.TOO MUCH
08.WOULDN'T GET FAR
09.SCREAM ON EM
10.ONE NIGHT
11.DOCTOR'S ADVOCATE
12.OL' ENGLISH
13.CALIFORNIA VACATION
14.BANG
15.AROUND THE WORLD
16.WHY YOU HATE THE GAME

お気に入りはTRACK-04、08、16です。
というか全曲最高。
こういうラップを聴くと英語がわかるといいなぁと思ってしまう。

まぁこれも売れてるだろうしみんな褒め称えてるでしょうな。

しかしジャケはかわいらしいなぁ。

KINGDOM COME

2006-12-17 | 6F: 音楽室
JAY-Z / KINGDOM COME

KING is baaaaaaaack!


・・・とテンション高いふりしてみましたが別に高揚してません。
JAY-Zのファンではないので、現役復帰しても特に何の感慨もありません。

しかしっ!ジャケにやられた!ギミック付きのジャケが大好きだ!
そして!「SHOW ME WHAT YOU GOT」がかなり気に入った!

Dreさんが4曲も参加してますね。豪華ですね。
BEYONCEさんも1曲でHOOKに参加。か、かっこいい・・・

売れてるんだろうなぁ。


OKI DUB AINU BAND

2006-12-17 | 6F: 音楽室
遂に購入!

OKI DUB AINU BAND!

オキさんが組んだバンド!
メンバは
OKI(tonkori,guitar,vocals)
居壁太(tonkori,backing vocals)
Hirohisa(bass)
田中倫明(perc)
山北紀彦(perc)
沼澤尚(drum)
内田直之(mix)

「トンコリを大胆にもオール電化し」(帯より引用)だって!

聴くと、スタンドも月までぶっとぶこの衝撃!
トンコリやアイヌウポポを知らなくてもダンスミュージック好き全般にアピールできると思います。

しかし「OKI/TONKORI」(トンコリのみで作られたオキさんのソロ)より
楽器が多いこのアルバムのほうがシンプルに感じられました。

シンプルですが力強くトンコリでベースでドラムで強靭なリズムを刻んでいます。
そしてウポポ(歌)もあります。対訳付き。
しかもmixは内田直之さんですので、太鼓判ですね。
でかい音で聴くべし。

試聴機で1曲目「イーストオブ国後」を聴いたらもう震えましたよ。



アートワークには熊がいっぱい。鮭もトンコリも銜えてます。

デッドエンドの思い出

2006-12-10 | 2F: 書庫
よしもとばなな 『デッドエンドの思い出』

やっと読みました、よしもと先生の最新短編集。文庫版。

01.幽霊の家
02.「おかあさーん!」
03.あったかくなんかない
04.ともちゃんの幸せ
05.デッドエンドの思い出

藤子・F・不二雄先生に捧ぐ、と冒頭に。

少し不思議なはなしもあれば
小説内にF先生の作品に触れたり、
それがキーになったりしているはなしもあります。
四次元ポケットとかタイムマシンがでてくるわけではなく。

ジョー・クラウゼルの作品を聴いたときみたいに
心の深ぁいところに沁みるとても美しい小説です。

この作品を読んで泣くと(別に泣かなくても)
とてもすっきりできる人が結構いるんじゃないかなと思います。


道道

2006-12-09 | 1F: 総合受付
北海道からこんにちは。

現在、帰省中。僕の実家周辺は雪がさほど無くて
北海道仕様でない革靴でもなんとか転ばずに歩けるくらい。

暇な時間に北海道の牛乳を買うついでに
近所をお散歩しました。うーん何も変わってない。すごいなー。

”北海道”のイメージというと北海道以外の方は「熊!」とか「蟹!」とか
言われますが、(ラーメンズ「不思議の国のニポン」参照)
決して家で熊を飼っていたりはしません。
決して家で蟹が食い放題ではありません。


あ、でも 道歩いてたら 牛柄のタクシーが走ってた。
んー試される大地。

My Words Laugh Behind The Mask

2006-12-07 | 1F: 総合受付
明日から(現在ド真夜中2時なのでもう今日ですが。ねむねむ)
北海道に帰ります。雪かなぁ。寒いやろーなー。

blogのテンプレートも冬らしくクリスマス仕様のがありますね。
一度変えましたがやっぱりいつものがいいやってことで復旧済のはず。

ということで walkmanには北海道産の音楽を詰めていこうっと。

同郷のアーティストで特におすすめなんは下記、シュレン氏。


『My Words Laugh Behind The Mask / SHUREN the FIRE』

1.space radio / 宇宙ラジオ
02.a mornig in s*apporo / エス アポロの朝
03.rage against me (I wanna die with music)
/ 騒ぎ狂え(音の洪水に飲まれて死にたい)
04. 111 helicopter / 111回転のヘリコプタ
05.a day in s*apporo / エス アポロの昼
06.the world of pain / 痛みの世界
07.punk / くだらない
08.a night in s*apporo / エス アポロの夜
09.100 evil round midnight / 真夜中に巡る100個の災厄
10.rage against you(2 ultra sonic wave guns) / 騒ぎ狂え(2丁の超音波銃)
11.暁に弓を射るは雪原の狼 / a wolf shoot at dawn in a snowfield
12.shuren musics with u / キミと共にある朱蓮の音楽

諸雑誌では当初『JAZZの再構築』というタイトルがアナウンスされてましたが、
ジャケのやばいアートワークを端的に表す『My words・・・』の方がしっくりきてます。

フリースタイルでかなりぶっ飛んだライムに、渋すぎる音世界に、アルバムを貫く統一感に
どっぷりはまって満足できます。
なんとシュレン氏の雄叫び(遠吠え)入り

所謂"JAZZY"ではなく、音楽の芯でJAZZなのでしょう。かなり濃いですよ。

もっとガンガン 音源リリースして欲しいなぁ。

ひさびさ飛行機

2006-12-03 | 1F: 総合受付
今週は後半に、実家に帰らせていただきます。
別に夫と喧嘩したとかそういうドラマ的な展開ではありません。


祖父の一周忌というものです。ずっと一緒に暮らしてた祖父なので
昨年はすごくショックでしたが、一年経つと和らぐものですね。

さて実家方面は今ここより随分寒いでしょう。
犬は喜び庭駆け回っていることでしょう。
でも猫はこたつ無いのでまるくなれないのです。
うちの猫はこたつが無くても体がだいぶ丸々しているので
それでよしとしましょう。
いやしばらく会ってないのでやせているかもしれません。
それはそれでよしとしましょう。

何はともあれ飛行機があまり揺れないといいな。

コインサイド

2006-12-03 | 6F: 音楽室
なんとなく、前述のD.L氏のアルバムジャケを見て
思い出したアルバム、『SUIKA / コインサイド』

ジャケの色合いが似て・・・・ないな。まぁそれはいいとして。

タカツキ、アトム、トト、タケウチカズタケ、タカハシユーコという5名が正式メンバのようです。

ハイブリッドというかジャンルレスというか。

2曲目『すいか』では「ノーチラス」を弾き直したり
(サンプリングだったらごめんなさい)してます。
環ロイ氏のアルバムでも使われてましたね(『なっしん』というトラック)

しかしなんといってもこのアルバムでは
『はたらいているくるま』が素晴らしい!!
ここでフックを引用してみよう→「大型特殊一種免許!大型特殊一種免許!大型特殊一種免許!」
これがこの曲のフック。素晴らしい!
タカツキ氏のバースでは土木建設用車両を、
トト氏のバースでは輸送用車両を、
アトム氏のバースではデコトラを、それぞれ礼賛しています。
こんな内容の曲なのにトラックはこのアルバム一激しいのです。

ぜひ、宇多田ヒカル氏の「ぼくはくま」の次の『みんなのうた』には
この『はたらいているくるま』を!!そしたら尊敬するぞN*K!!



THE ALBUM (ADMONITIONS)

2006-12-03 | 6F: 音楽室
『D.L presents: D.L / THE ALBUM (ADMONITIONS)』

遂に出ましたデヴラージの1STソロラップアルバム。

D.L
a.k.a.ハスラーボーズ a.k.a.大峠雷音 a.k.a.DevLarge the eyeinhitae
a.k.a.DJ Bobo James a.k.a.MONEV MILES a.k.a.MR.ANALOG
a.k.a.PUNCHLINE B.B. a.k.a.DEV MOB X a.k.a.DANGEROUS MOUTH
a.k.a.DEADLY LION

と、このアルバムでも沢山の変名が使われています。
KOOL KIETHばりです。でもD.Lさんは人格を変えるわけではないようです。
そいえばDR.OCTAGONは復活したんでしょうか。

相変わらずアートワーク凝ってます。リリックが6曲ほどのってるんですが
全部鏡文字という、訳のわからなさ(笑)

さておすすめのトラックは、

●KIKITE (LEFTY)・・・・・K-BOMBとのタッグでかなり攻め気なフロウを聞かせてくるトラック。

●鋼鉄のBLACK・・・・・BLACK BUDDHA(D.L & NIPPS)の直球トラック。震えます。
「I SWING ブラブラ 森のターザン / 知らなきゃ聞きなよキミの母さん」(飛葉飛火のバースより引用) がウケました。パンチライン満載。
SUGAR HILL STREETではソファに座ってうたってましたね。

●LIFE CHECK・・・・・L.T.SのTAD'S ACとのタッグ。トラックがゲストのキャラに最高に合ってますね。
これはサックス(?)が自在に鳴る中、人生を語るリリックが染みる名曲。

●GOD MOUTH ・・・・・NIPPS/GOD BIRDの続編。K5R,TWINKLE,PRIMAL,剣桃太郎,GOCCI,SUPERB,RINO,D.Oがゲスト。
うーんプライマルさんが一番目立ってる気がします。
D.Lはこの曲で例のBEEFを続けてますが、もうD.Lの勝ちでいいんでないかな。

●THE MASTERS (MASSIVE REPROGRAM DEVMIX)・・・・・TWIGY,ZEEBRA,DEVLARGEの即死トラック、D.L version。
3バージョンこれで出揃いましたが、これが一番激しいトラックに料理されてます。

トラックがとんでもないレベルで最高なのは言わずもがな。
(「いわずもがな」という語感が好き。関係ないけど)
ラップも手を抜かず、凝りに凝ったアルバムらしいアルバムになってて
これはもう3000年くらい聴いていける、と思います。