熊野全国２日目の朝
朝食はグランドに着いてから食べた
３日目の朝は車の中
朝食は第３試合だった初日を除いて いづれもお弁当になった
朝７時 練習場の飛鳥小学校のグランド前
子ども達はどんな中身の弁当を食べてたか知らないけど
おとなのはさんまの開きがデェ～ンと乗った弁当だった 
シンプル ザ ベスト 
脂が乗ってて素直に美味かった
見た目はそんなに良くなくて
最初見たときは えっ
と思った
が・・・ 食べてみて
美味～い 
前夜の酒盛りの影響もあって 弱ってる腹にはちょうどいい
熊野からの帰り道 お土産にさんまの開きに思わず手が出ちゃった
台風の直撃だけは何とか避けられそうだ
けど明日の練習はちと無理か・・・
何かの警報が出てたら集まるのさえ止めたほうがいい
道中どんなことが起きるか解らんからねえ
日曜日の選手権の２日目も無理っぽい
朝から晴天ならまだしも どうも雨が残りそう
ただでさえあんまし良くない美濃市のグランドだから・・・
今頃この場所は大荒れで近寄れないやろね
一晩だけだったけど 花火も楽しんだ熊野全国での宿舎近くの鵜殿港
今はひょっとしたら暴風域の端っこに入ってるかも
真ん前が太平洋だから 今頃高波が襲っててあの辺りの人たちも大変なはず
ご無事であることを祈るしかない・・・
みんな思わぬ花火の登場に大喜び
色んな種類があってみんなが好き好きにやってる
オヤジ専用になってたドラゴンタイプ
あっと言う間に終わっちゃう
誰かさんと同じであった・・・ 
たくさん有り過ぎて見守ってるこっちが 飽きて嫌になっちゃった
って言うより体が泡を欲しがってしかたなかったのだ
いつまでもやってたい子ども達をせかせ 後片付け
もちろん花火のゴミはキチンと持って帰ってきた
思い出になったかどうかはわからんけど
かなり楽しそうだったひと時だった
熊野全国での食事のお世話して頂いた宿舎近くのうどんやさん
昼間の予定が全部済んで 食事の時間が一番ほっと出来たひと時だった
ひたすら黙々と食べる子 おしゃべりしながら食べる子
食事スタイルも色々だ
おとなに負けず子ども達もけっこうな量を平らげてた
３日目の夕食時にはこんなうれしい張り紙も出されてた
何気ない心使いがこの上なくうれしかった
そして食事が済むとお散歩タイム
鵜殿港の波打ち際で戯れる
砂浜じゃなかったのがちと残念
熊野全国での練習場として貸して頂いた飛鳥小学校のグランド
山間のこじんまりとしてて静かで
小学生がソフトボールをするのにちょうどいい大きさのグランドだった
試合会場からは若干離れてはいたけど
他のチームに遠慮することなく練習できた
夏休みなんで当直の職員の方しかいない
雨降りの時には ずうずうしくも体育館も貸してもらった 
突然現れた自分たちに ご近所の方はビックリされたと思う
ボールをキャッチするグローブの音
ボールを打つバットの音
子ども達の声と それを鼓舞するオヤジたちの声
やかましかったやろうなあ
後ろの竹やぶの向こうは川
めちゃめちゃ澄んだ水ではっきりと川底が見えた
泳ぎたい欲望を押えてここは練習
ガラスを割るかも・・・ なんて思ってたけど割らなくてよかった
飛鳥小学校の校長先生をはじめ 職員の方々お世話になりました
何の制約も無しに自由に使わせて頂き助かりました
本当にありがとうございました
最終回
終盤守りでもうイッパイイッパイだったバッテリーが打席に立つ
最後までいい球が来てた
打者は気持ちが弱ってるから手も出なかった
結局アウトの半分を三振で取られた
もの凄いチームだった
涙にくれながら応援団にお礼のあいさつ
完敗ではあったけど得るものも多かった対戦だった
全国大会ではなかなか優勝したチームとは当たらない
この大会ひまわりさんと対戦出来たチームはうちを含めて６チーム
４８チームのうちの６だから
かなり貴重な体験が出来たのだと思う
あそこまで作り上げなければ全国では勝ち抜けない
と言うのも良くわかった
対戦したうちの選手はもちろん
我々チームのオヤジたちも凄い体験ができた
ひまわりさん 対戦ありがとうございました
そして全国制覇 おめでとうございました
５回の守り
先頭を四球で出してしまって そこから３失点
うちは防戦一方で集中力を維持するのが精イッパイ
うちの唯一のチャンスは６回裏
１死から死球で走者が出た
ここで代打ＵＮ１５登場
何か持ってるねえこの子は
代打で出ただけで その場の雰囲気が変わった
投球が逸れる間に 走者は３塁に行った
結果は三振だったけど 見応えある打席だった
何とかして１点取りたかった場面
トップに打順が回って 前の打席安打を打ってるから
無理して勝負してもらえず四球で歩かされ ２死１・３塁
ここは小柄な打者に対して 力勝負
あえなく三振でスリーアウト
そうは簡単に点は取らせてもらえなかった
どのプレーひとつとっても うちとはスピードがまったく違う
どの選手もかなり足が速いし 走塁も上手
試合慣れしてるし 慌てない
一体うちの子たちをどれだけ鍛えりゃこのレベルになるんやろうねえ
うちの小っこい投手もよく頑張ってた
球速も球威も凄くない 頼りのコントロールもさほど良くなかったから
打たれるのは覚悟の上
その分バックが守ってあげなきゃいけなかった
・・・スコアボードが変だった
それにしてもここ一番は凄い球が来てた
球速球威とも文句なしのほれぼれする球がたくさんあった
威力抜群のバズーカ砲に対して
うちのピストル打線では到底歯が立たなかった
顔付きにも元気がなかったねえ
無理もない ３回までは走者は出てないのだから
悪い記録に残るんじゃないかと ヒヤヒヤしてけど
連続三振は初回の３で止った
完全試合は４回先頭打者のいい当たりのレフト前ヒットで無くなった
でも喜んだのは一瞬
虎の子の走者は４－６－３の見事なダブルプレーであっさり消えちゃったのだった
この体格差は凄いよねえ
毎回全国へ来ると驚くけど でっかい小学生がいるもんだ
散々練習して鍛え上げてのこの体
馬力も凄いんやろうなあ
初回 うちの攻撃は三者三振から始まった
先頭はファールを２球打つも結局三振だった
こんな速い球の子とは対戦したことがないから
どうにも打てる気がしなかった
体格じゃ負けてないＵＮ３もあえなく三振
打席に立つと大きく見えるひまわり打線
２番打者にレフト前にクリーンヒット
３番に粘られ粘られ 結局強烈にセンター前へ弾き返された
センターが処理し損ねてまず１点
巨漢打者の内野ゴロの間にもう１点
ここをもう少し踏ん張って守ってさえいたら・・・ と思うけど
対戦してみなきゃ分からない圧力がうちを襲う
３回にも失策が出て１点失う
それまでの２試合は失策らしい失策もなかったのになあ
あり得んミスをしてしまう
それは対戦チームのジワッ～と迫ってくる圧力がそうさせちゃうんだろう
うちはその圧力をまともに受けてしまった
ここでひとりごと・・・
きょうはまだ水曜日なんやねえ～ 
お盆休み明けの１７日から休みなしで仕事の毎日
覚悟はしてたけどけっこうシンドイもんだ
あと２日 無理やりに仕事に行くぞ 
３回戦ともなれば強いチームばかりが残っているのは当たり前
その相手が今回はひまわりさんだった
ちっちゃい子までも下半身ががっしりしてる
きっと日頃の練習の成果なんやろうね
監督のこの肌の色からもその量が解かる
全国でしか出会わない夢のような対戦がもうすぐ始まる
ひまわりさんの子で特別大柄なのは捕手
他の子たちはそんなには大きくないが しっかりと鍛えられた体なのはよくわかった
先攻はうち
あの速いサウスポーにどう立ち向かっていくか
守備のほうは いかに失点を少なくするか・・・
力の差ははっきりとしてるんで うちがどこまで食い下がれるかだった
でも 結果食い下がるどころか 完全に叩きのめされちゃったのだった
熊野大会３日目
２日目の第４試合はサスペンデッドゲームとなった
その夜 自分たちの宿舎の辺りでは猛烈な雷雨が来た
翌日以降の天気予報も良くなくて心配はしてたけど
やっぱし３日目は予定通りには試合は行われなかった
朝７時くらいにメイングランドへ様子を伺いに行くと
警報が出てるから 解除されるまで待機だよってこと
試合開始までの気持ちの持って行き方が難しかった
開始時間に合わせ会場入り
３日目ともなると人もまばらなＤ球場だった
お相手はあの佐世保ひまわりさん
今までの全国では こっちは練習やら試合をただ見てるだけだった
遠くて大きな存在だったところと対戦できる
これはもう全国大会でしか当たれないチームなのだ
そのひまわりさん この日
この球場の外野後方で７時前からずうっと練習されてたそうだ
試合前 どう表現したらいいのかわからん心境で
どうもベンチに座ってられんかった
何やってんだ
あのおっさん・・・
とでも言いたげやったね
試合前 全国大会の記録を作っちゃいそうでイヤだったなあ
大会プログラムに載ってるさまざまな記録にだ
どうも自分の中では悪いほうのイメージしか湧かない試合前だった
きょうの選手権大会は中止
自分にとっちゃ来週は試合が見れるのでちょうどよかった
雨が降ったりやんだりだったきょう
練習するにも大変だったと思う
戦う気持ちを忘れずにいてくれるかなあ
熊野全国２試合目
終わって見れば思わぬ大差が付いた試合だった
試合途中少しだけパラついた小雨もうちに味方した
試合前 たぶん勝てるだろうとは思っていたものの
ここまで点差が付くとは思いもよらなかった
初回の５得点が大きい
この試合 すべての面で圧倒できたのは
他ならね選手たちの心の成長があったからだと思う
普段なら大差で大味なプレーが出ちゃうとこだったけど
やっぱり全国の大舞台では集中力が違う 
みんな最後まで集中力を切らさずにプレーができた
前日の逆転劇とはまた違うこの日の喜び
遠路応援に駆けつけてくれた人のためにもいい試合ができてよかった 
一息付いてお弁当タイム
子ども達のリクエストで メイン球場で観戦しながら食べた
できるのならここで一試合やりたかったねえ 
２回戦
何故か全打席四球だったＵＮ２
この試合でバット振ったっけ
他にもＵＮ４も３つの四球
なぜか打たしてもらえなかった
宮野投手は３回頭から交代
でもうちの勢いは止まらなかった
交代した投手からも４得点
この日の７番打者は途中から交代した
この様子だと自分で打ったボールがどこに飛んでるのか解かってないみたい
うちの攻撃の無得点だったのは６回のうち２回だけ
その２回も走者が出てた
つまり得点も多かったが残塁の数も少なくはなかった
守備でもいいところが随所に出てた
最小失点の１のみ
走者を出しながらも粘って守ることが出来た
いい守備が出来たから攻撃のリズムが良かったのか
攻撃がいいから守備も冴えたのか
どっちとも当てはまるような試合だった
最終回 ２アウトから安打を許したけど後をしっかり押えゲームセット
うちの選手たちが頼もしく見えたのは 自分だけじゃないはずだ
この試合で得たものは少なくない
５年以下の選手たちの飛躍のきっかけになればいいなあと思った
前日打ったからって言ったって 次の日にも打てるとは限らない
打つほうはやっぱし水物
ほんとは選手全員がノリノリだったら言うことないけど
中にはそんな勢いのあるみんなに乗り遅れちゃう子もいる
試合は全国での大舞台
せっかくの場なんだから自分からイケイケにもってかないとなあ
しかしよく走者が出た
四球も多かったが安打も出た
代打で登場のＵＮ１４
残念ながらこの子の全国デビューは三振から始まった
得点差が多かったせいか 相手の淡白な打撃にも助けられた
唯一の失点は無死から四球を出した回に取られた
走者を出さなかったのは２イニングだけだった
この日の投手は 打撃の調子良くて３安打 
そのうち２本は２塁打の大当たりだった
この試合 選手の多くが集中出来ててすべてに積極的
だからこそ実力差以上に圧倒することが出来たのだと思う
さあ明日はお盆明け初めての練習日
明後日は６年生たち最後の公式戦の県選手権がある
一体どんな動きを見せてくれるのかねえ
と言っても自分は仕事
おまけに日曜日までもが仕事・・・
つまり１０日連続で仕事となった
週休２日に慣れた体がどうなるか心配やなあ
仕方が無い 先方が休みの時しか出来ない仕事なのだから
２回裏 またしても一死から２番が四球
この後彼女に悲劇が・・・
捕手が投球を落としたため２塁に突進
クロスプレーになってショートの子ともつれたそのとき
どうもベースか地面かで右手の指を突いてしまったようだった
成長したよなあ
前なら即行ピーピー泣いてたけど この時は我慢した
メガネの度が合ってなくて
ボールが五つくらいに見えるらしかった３番はセカンドフライ
しかしそんなに急に視力って落ちるもんなんやね
老眼鏡にはお世話になってるが
遠くの方はまだまだはっきり見えちゃう自分にはわからん世界だ
その後４番もまた四球
５番は気持ち良く振り抜き左中間へ２塁打で２打点
ここでまたしてもヒヤリ・・・
３塁に向けスタート
捕手からの送球が右にそれて ベースカバーのショートが上に乗っかってしまった
何とか事無きを得たが ちょっとビックリ
お願いだからケガせんようにして～ 
前の試合がタイブレーカーで延びたため 予定より２０分くらい遅れて始まった
曇ってて日射しがまったくないのがうれしい
涼しかったなあ
先攻宮野さん
相変わらずはっきり解かるボール球が多いＵＮ１７であった
でも簡単に３人で守備が終了
初回つまずくことが多いんで上々の立ち上がりだった
攻撃はというと１死のあと おちびの２番打者にストレートの四球
宮野投手制球定まらず捕手も取れない球が多い
後ろへ逸れる間に進塁してってホームまでも帰って来てまず１点
そして大きい３番打者にも四球
中くらいの４番打者にもこれまた四球で１死２・３塁
５番痛烈なピッチャー返し
宮野投手が体に当ててボールが転がる間に１点追加
２死と２・３塁となるが７番のピーゴロバントが
内野安打になる間にスタートを切っていた
２塁走者までもが帰ってきて２者生還
８番レフト前と失策が絡んでもう１点
相手投手の乱調もありいきなりの５点先取
これが大きかった
守備でも心に余裕が出来たのか いいプレーが続いた
