ひょんなことから運良く招待券をいただき、聖アンセルモ・カトリック目黒教会での演奏会を聴くことができました。
演目はジョスカンの「ミサ・フェラーラ公エルコーレ」と「ミゼレーレ」を中心に、ミサの形式で行われました。
カペラのいつもの演奏会形式です。
いや~、じつにうまいですね。結成から10年を超えていると思いますが、ずっと高レベルなアンサンブルを保ち続けて、毎回質の高い演奏を聴かせてくれます。
ジョスカンのミサはやはり難曲ですね。昨年11月に「パンジェリングァ」を歌ったのですが、この演奏を聴いて、やはりアマチュアでは手に余る作曲家だと思いました。
500年も前の音楽ですが、天才が遺した物というのは時代を超えて輝きを放ち続けていますね。絵画ならこの時代の物を鑑賞することもさほど難しくないでしょうが、音楽となると、上質の演奏がなかなか難しい。このような形で鑑賞できたのは非常にありがたいことです。