耳は節穴

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ブルベ400km完走

2014年06月01日 | じてんしゃ

オダックス近畿主催の「BRM531近畿400km金沢のとイチ」に参加して能登半島を一周。
400kmブルベに3度目の挑戦にして、ようやく完走できました。


前夜、金沢に泊まり、朝6:00に市民芸術村に集合。
前回の丸岡300kmでは小径車での参加者は一人きりでしたが、今回はブロンプトンで参加の方がいらっしゃった。

これって確か16インチの3段変速ではないかしら(でも、私のBRUNOが2台買えておつりが来るくらいのお値段)。お話を聞くと200・300・600kmを既に完走して、今回SR達成が懸かっているとのこと。すごいな。

今回のコースは、昨年の「ツール・ド・のと」参加で能登島までの様子は掴めておりますので、ペース配分が立てやすい。

1.珠洲までは、輪島手前の丸山峠以外は大きなアップダウンがないので、この間でなるべく余裕をつくる。
2.珠洲から柳田植物公園~桜峠のアップダウンは無理せずゆっくり。桜峠あたりから夜間走行になるだろう。
3.能登島も意外にアップダウンが多くて疲れる。富山県に入ってから小矢部までは未走のルートで、しかも深夜走行なのでかなりペースが落ちるはず。
4.医王ダムを通る最後の峠越えは、序盤の貯金で何とか辻褄あわせ。
5.ハンガーノックは絶対に避けたいため、PCでは何か食べる。だけどPC以外ではなるべく休まない。

こんなところを念頭において出発しました。

(PC1手前の不思議な名前の交差点)

ほぼ無風で、序盤は23~25km/hで走ることができ、PC1(ローソン志賀福野)までの55.4kmで足切り時間から1時間11分の貯金とまずまずのスタート。

そこから35km先の「ヤセの断崖」が有人のシークレットポイントで、スタッフの方から味噌饅頭をご馳走に。これはうれしかった。ロードバイクの走者はあらかた通過済みで、最後尾に近かったようですが、慌てない慌てない。

(トトロ岩?)

PC2までは風向明媚な海沿いの道ですが、横目で見るだけで先を急ぎます。丸山峠は難なく越えて輪島へ。PC2(サークルK輪島塚田)では貯金が1時間33分と、20分ほど増えました。
輪島から先はいくつか大きめのアップダウンがあるものの、なんだかぜんぜん気にならず超えていけます。気温はかなり上がっているようですが、その方が体がよく動く気がします。寒いのは大の苦手なワタシ。

(千枚田ポケットパーク)

狼煙(のろし)の道の駅が2つ目のシークレットポイントで、写真を撮って後で見せることになっていたのですが。ここもスタッフの方が待機していてくれて、有人チェックでした。うれしいことにバナナをご馳走になり、ほんとに元気が出ました。ここまで171kmとセンチュリーライドくらいの距離ですが、9時間を切っています。これなら200kmを12時間30分で行け、後半は少々のロスがあっても14時間あればゴールできると、皮算用できました。

PC3(サークルK珠洲中央)では貯金が1時間53分。ここが中間点少し手前の192.2km地点で、それを11時間で走れたというのは自分としても一番快調なペースです。先週のセンチュリーライドがいいトレーニングになったのかもしれません。

見附島(軍艦島)で写真を撮った後、海沿いを南下。やがて内陸に入り柳田植物公園までだらだらの長い登りとなります。ここはフロントがシングルギヤでは苦しいところなので、焦らず我慢。いったん下って、また桜峠への長い登りが始まります。途中で日が暮れ、桜峠ではもう真っ暗になっていました。時間配分が予想通りです。

峠を下って海沿いに出て、能登島へ向かいます。能登島の中も真っ暗で、GENTOS2本の明かりを頼りにPC4(サークルK能登島)へ到着。ここでの貯金は1時間28分で、桜峠では予想したほどのロスではありません。数名の参加者が休んでいました。
冷やしそば大盛を食べて出発すると、入れ替わりにあのブロンプトンが到着し、スタート以来の再会となりました。(この後追い越され、引き離されてしまうことになります)

能登島を出て和倉温泉を通り富山湾側へ越えると、そこから先は暗いためか同じ場所を繰り返し走っているような錯覚で、疲を感じます。
氷見を過ぎ小矢部に入ったあたりで夜明けを迎え、ついに足が止まってきました。20km/hを維持するのが難しく18km/hくらいしか出せません。

福光でうっかり反対方向の金沢方面へ走ってしまい少々の時間をロス。PC5(ローソン城端町野田)では貯金が40分までに減っていました。でも、あと32kmに2時間半もかけられるのです。登り坂がきつくてもなんくるないさー!

ギヤを一番緩くして登って、トンネルをくぐって下り、また登ってはトンネルをくぐって下り、もう一回登り返すと金沢大学の建物越しに金沢の街が見えてきました。感動!あとは下るだけ。市内は信号待ちにイライラさせられながらも最後のPC(ファミリーマート長土塀)に8時32分到着。

26時間32分でほとんど制限時間いっぱいの完走でしたが、ほば最初に計画したとおりに走れました。課題は登りが遅いのと深夜走行での失速ということになりますね。
不思議と今回は徹夜でも眠気は来なかった。思えば400kmは前の2回とも川崎スタートで、富山から行くと前夜は3~4時間しか寝られなかったのでしたが、今回は近い金沢スタートのため、充分に睡眠が取れました。これも完走のポイントでしょう。

さて、せっかくここまでできたのだから、600kmもBRUNOでがんばってみようかという気になっております。ブロンプトンの人がかなりのインパクトでしたし。
これから参加できそうなのは9月の紀伊半島一周と10月の京都くらいですが、どちらも厳しそう。それと200kmがまだ走れてないので、どこかで走っておかなければいけません。



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4 コメント

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小径車の場合は (写楽)
2014-06-12 16:00:03
こんにちは。近畿400能登を走ったブロンプトンおやじです。
ブルーノミキストで400km完走おめでとうございます。
フロントシングルの小径車でブルベ400の認定は偉業だと思います。

小径車だと仮眠をとる余裕がないため、キツイですね。
昨年はロードで簡単にSRを取れてしまったため、
ブロンプントならどうなんだろうとチャレンジしましたが。。。

「600は400より仮眠をとる時間を作れるので楽」というのが一般論ですが、
それは小径車には当てはまらず、
徹夜で400km走った後にさらに200km走ることになるので、とてもキツイです。

ちなみに近畿、東海地区の600のコースで一番楽なのは名古屋600ですよ。
その他の600にはブロンプトンで挑戦しようとは思いません。
名古屋600の500km地点で左膝が壊れて、残り100kmを片脚で走ることになりましたが。。。

ブロンプトンで分割日本一周をやっていて紀伊半島も走りましたが、
紀伊半島のアップダウンもかなりキツかったです。
京都600のコースも走ったことがある区間が多いのですが、こちらはさらにキツイと思います。

でも小径車でどららか選ぶのなら紀伊半島でしょうか。(最悪、伊勢でリタイアも可能ですので。。。)
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コメントありがとうございます (管理人さんたろう)
2014-06-14 05:41:52
こんにちわ。先日はどうも。
200kmでは小径車の参加者は結構いらっしゃるのですが、それ以上の距離のブルベでミニベロに出会ったのは初めてでした。
このたびはSR達成おめでとうございます。
ホームページを拝見しましたが、すごい距離を走っていらっしゃいますね。感服いたしました。

今回の400kmを走ってみて、この後さらに200km走るのはイヤだー!と思いました。今回26時間半だったので、この早さだとあとの200kmを13時間半でということになりますが、とても微妙な時間です。

400kmは三度目の正直でやっと完走できましたので、600kmも一発で完走できるわけありません。何度も挑戦してみようと思います。
SR達成は、おそらく来年以降になるでしょう。

今後もブルベには参加されるのでしょうか?
またどこかで邂逅できることを期待しています。
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Unknown (写楽)
2014-06-16 08:54:44
こんにちは。

来年はぜひ「名古屋600」に挑戦してみてください。
エントリー時点でその年の「300」の認定取得済みというのが難点ですが。。。

今年のブルベに関しては「1000km」に興味があるので、検討中です。もちろんロードバイクを使いますけど。

20インチのミニベロも持っているので、来シーズンはそれでブルベにチャレンジするのも面白いかなとは思いますが、せいぜい300kmまでかもしれません。
20インチなのに、なぜかブロンプントより疲れるのです。
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名古屋ブルベは (管理人さんたろう)
2014-06-20 06:38:04
写楽さん、こんにちわ。
名古屋方面は全く土地勘がないので、参加しようとは思っていないのですが、来年は候補に入れましょう。
お持ちの20インチはGIOSのANTICOでしたね。

夏のブルベは、SR600のNihon Alpsにツーリスト部門で申し込みました。
下呂スタートで、200km×3日で走るつもりです。
乗鞍を越えるのは、BRUNOでは無理なので、別の自転車を使います。
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