耳は節穴

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ヴィヴァルディの作品8

2011年03月06日 | レコード

先月帰省した折に、LPレコードを段ボール1箱分持ち帰りました。
その中からウィーン・コンチェントゥス・ムジクス演奏のヴィヴァルディの協奏曲集作品8を、今日は聴いてみました。
テレフンケン6.35386という番号で、1977年の年号が印刷されていますので、34年前のリリース。
購入したのは、かつて代々木にあったジュピターレコードだったと思います。

ニコラウス・アーノンクールの指揮で、ヴァイオリン独奏がアリス・アーノンクール。
9番と12番の協奏曲はオーボエ協奏曲として演奏されており、ユルク・シェフトラインの独奏となっています。
この盤にはおそらく20年以上針を通していません。袋から取り出してみると、やはり盤面にカビが生えていました。

中に入ってたウレタンのクッションが加水分解でボロボロ。
これはそっと取り出して捨て、替わりに梱包材のプチプチシートをこの大きさに切って入れました。

盤面はレイカで拭きましたが、パチパチというノイズがたくさん入ります。古いものだし、そうそう聴く時間もなかったので仕方ありません。
本宅にはこういうのがたくさんあるので、これから帰省するたびに少しずつ持ち帰って聴いてみることにしました。

1~4番は有名な「四季」なのでパスして、5番から聴きます。
アーノンクールの40歳代の演奏ですから、鋭角的でかなりクセのある音楽作りですが、細君アリス・アーノンクールの冴え冴えとしたヴァイオリンの音色が非常に爽快です。これはいいレコードだ。

5番変ホ長調「海の嵐」、6番ハ長調「喜び」、7番ニ短調、8番ト短調、9番ニ短調、10番変ロ長調「狩り」、11番ニ長調、12番ハ長調という並びで、表題が付いてる作品が3曲あり、それぞれ佳い曲ではありますが四季ほどには有名ではありません。
ワタシは8番・10番・11番が非常に技巧的でおもしろいと感じました。音楽的に深い内容があるわけではないので、ヴァイオリンの妙技を楽しむ他はないのです。だからバッハと違って気楽に聴けるのがいいところ。
たまにこういうのもいいものです。



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