2014年2月8日・・・雪・ゆき・大雪。
東京でまれに見る・・・というか、
都会の街中でこんなに積もった雪は初めて見た。
すごかったですね。
僕は夜の7時頃に、代々木二丁目あたりで押していた台車が
ずんずんと降り積もる雪道で、まるで動かなくなってしまい
危うく遭難するところでした。凍死寸前。
しかし翌日の日曜日は、前日の雪からうって変わって、
また驚くほど暖かい一日・・・
今年のお天気は、なんて気まぐれなんだ。
通りでは少しづつ溶け出した雪で足元つるんつるん。
転ばないよう注意しながら、ゆっくり歩いて買い物に出かけ
朝食のパンやミルクを買って家に戻り
久しぶりにBOB DYLANのFREEWHEELIN'を聴いた。
BOB DYLAN / FREEWHEELIN'
なんて素敵なアルバム・ジャケットだろう。
僕は70年代に入ってからのディランのアルバムが好きなので、
このアルバムは、そんなに熱心に聴いたわけではないが、
ジャケット写真を眺めるたびに、いつもほっこりした気持ちになる。
1963年2月、雪が積もったグリニッチ・ビレッジの西四丁目で
若かりし頃のディランが当時の恋人スージー・ロトロと
腕を組んで雪道を歩いている。
皆さん、こんな素敵な自分の写真持ってますか?
持ってないですよね?
もちろん、僕も持ってません。
僕はこのディランのアルバム・ジャケットを眺めるたびに
とても羨ましくなってしまう。
何かしら、一枚・二枚くらいは自分のお気に入りの
写真って欲しいもんです。
BLONDE ON BLONDE
名盤の誉れ高き60年代のディランを代表する一枚。
このジャケット写真もしびれます。
大好きなアルバムでレコードは擦り切れるくらい聴いた、
というか、すっかり擦り切れました。
偉大なる詩人ディランが歌うとても素朴なタイトルの
「I WANT YOU」大阪の小汚いベイエリアの、
ダウンタウンの片隅で16歳の貧乏な子せがれは、
この歌でもえに萌えたのだった。
初めて買ったディランのアルバムがこれ。
DESIRE / 日本語タイトルは「欲望」
このアルバムを毎日毎日何度も繰り返し聴いた。
コーヒーもう一杯どころか、インスタントを
何杯も飲みながら聴きまくった。
今年新年一発目に聴いたアルバムはこれだ。
THE BANDをバックに従えたPLANET WAVES
このアルバムは未だに夜中、草木も眠る丑三つ時に聴く。
あれやこれや、人生を振り返り、長く生きてきた道、
往路、復路、いやいやいまさら戻る道などあるまい・・・
「目の前には悪魔、うしろは断崖絶壁」
しかしそれでも行かねばならぬ。
長い長い坂道を荷を負ってゆかねばならぬ。
そして人生とはそんなもの。
ほんの少し疲れた時に、僕はいつもこのアルバムを聴く。
FOREVER YOUNGだ。
そういやボブ・ディランも今年来日公演があるね。
観には行けなさそうだけど、ディランに会ったらよろしくと。