数日、ブログの記事をアップしないでおきました(笑
症状が治まりつつある?ヘルニアの状況で
なかなかスピードが上がらないのと、
「ストラットのトーションバー化の記事をもっと
細かくの載せて欲しい。参考にしたいので」
と、いう電話があったためです(笑)
一言で言うと~
店長は子供が4人、両親も高齢者になっています。
母は60代ですが父は70代です。
そのため、それなりに自家用車に関してのことの出費は
店長が受け持つし(車両も含め)
子供4人のこともあって
一生懸命【商売】しないと明日にでも電気も止まります(笑)
好きな趣味をアップして自慢してるのでなく
【今後、完成した車両を当店で買ってもらえたら】
という「The 商売目的」のブログでございます。
良い人でも何でもありません。
【金のためのブログ】と思って頂ければ幸いです。
なぜ?ストラットのビートルを他で買った人に
トーションバーに変更する情報をわざわざ無料で差し上げなければ
ならないのか???
商業ブログですので直接お金にならないことは
したくありません。
判ってもらえないかな~
記事の内容が【漠然としている】【疑問が残る】
という内容にしてるのは
「こういうことをしていますよ」という商売的情報であって
みなさんに、【DIY】を広げようとか?
自分の知識を自慢しようとか、そういうことではありません。
あまりにも深堀した作業内容を公開することによって
商売にならなくなる。ってこともありますよね??
だから内容を飛び飛びにしてあったり、途中経過を省いています。
また、ストラットのビートルを
トーションバーにするには【ほぼ全部をトーションバービートル】
に交換する必要があり。
ストラットのボディーも使えません。
100万円でもどの業者さんでもやらないと思いますよ???
乗り換えた方が断然お金は出ないはずです。
「普通やらない」のは意味が無いからです。
判ります???
今回は20年以上お付き合いのある既存客様だから
10年以上乗った1303をいかにして
いかして快適にするか?
そういう部分で作業を始めています。
今回のメニューなら300万円以上は頂きたい内容です。
安易に「不人気の自分のストラットビートルが安価で
一般的なトーションバービートルのようになる」
そう考えるのはあまりにも【幼稚】かと思います。
まあ、そういうことで
イライラしてたので記事アップしませんでした(笑
店長は非常に感じの悪い
単なる見栄っ張りで口達者な人間です。
正直、10年20年店長とお付き合いしている既存客さんは
ずいぶん【人間の出来た人だな】そう思います(爆)
店長がお客さんとお付き合いしているってより
お客さんが我慢して店長とお付き合いしているって
感じですから(笑)
さて猫↓

店長のベッドで
仰向けで、尚且つ人の枕に足を載せて
「グーゴー」というイビキをかいて寝ています。
うちの猫ではありません(笑
いわゆる【地域猫】でおそらく
他のおうちでもこんなことしてるんじゃないか?
と、思います。週に何回か夜に来て
一泊して帰ります(笑
排泄を家の中では絶対にしないので
とても判ってる猫です。
犬が好きですが
猫も嫌いではありません。
1番は犬ですが。
ワーゲン好きですが
メルセデスとGM系のクルマも好きです
でも1番はワーゲンです。
1303s↓

1303はストラットの1300cc
1303sはストラットの1600cc
となります。
1302も同様です。
今回、大改造で1303sを74年の【1300s】
にしています(笑
1300sは1600ccです。
75年からは「1200LS」と名称が変わり76年からは「1200LE」で
インジェクションになっていきます。
【S】はストラットではありません。1600ccのエンジンが
搭載されているモデルに【s】が付きます。
勘違いしてる人がかなり多いです。
昨日の状態↓

すっかり「トーションバー」装着されています

フロント周辺は、あとはステアリングギアBOXの
OHなどで完結します。
トーションバー装着前に↓

部品取りに付いていた曲がりなどが無い
トーションバーを綺麗に色を剥がします
おきまりにほぼ無意味なシャーシブラックを
剥しています。
剥さないと、一緒にまた剥がれてしまいます
素地になってきたかと↓

ペイントしたら(缶スプレーじゃないですよ)

ヘルニアの症状が出ないように
3tクレーンで釣り上げて取り付けます(笑
シャーシ側のトーションバーが付く辺りに
「板金用シーラー(業務用)」入れてあります。
理由としては、シャーシとトーションバービームの隙間に
泥やゴミが入り込み、大きなサビや腐りが出ていた
個体を見たことがあるからです。
トーションバーを修理で外したらシャーシに穴が空いていた。。。
たまにあります。
取り付けたら↓

表側からも「板金シーラー」入れておきます。
板金シーラーは「かなりの硬化」で
建築用ボンドシーラーやコーキング材(ホームセンターで売ってるような)
とは全く違い、
「剥がそうにも剥がれない」のが特徴です。
新車の製造時にも塗られています。
接着、密着にも優れていて、おそらくこの状態で
トーションバービームの取り付けボルトを全部外しても
簡単には外せなくなるほどです。
※ホームセンターで売ってるようなものは
自動車のように揺れが絶えず生じる、油脂があるものには
適しません。安易に真似しないように。。。
今回のビートルは100%通勤用
さらにエアコンが装着されます。
この位置を清掃するのはかなり難易度が高くなりますので
気を使っておきます。
「そんなこと無駄」という方も居ますが
実際数百台?もっと?見てると「まさかの腐り方」で
その原因が作業してると判ります。
【自分で気が付けた範囲は改善・対策】はしておきます。
まあ、やってもやんなくても大差ないです(笑)
どちらかと言えば時間の無駄かもしれません。
スイングアーム×ロアーアッパー合計4本↓

サンドブラストを掛けて
粉体のパーツ用塗装をしておきます。
片側が「ショックアブソーバーの取り付けカラー」が
抜けて、スイングアームの取り付け部分に残って固着して
おります↓

こういう個体は良く見ます。
外せませんのでカラーを削ります↓

剥いてみると、やっぱり
サビて固着です。
本来はこのカラーはショックを外せばショックのブッシュに
圧入されています。
アーム側に残ってるってことは
使用時も、的確な場所で動きがとれてなかった
ってことですよね。
ブッシュが痩せる一方です。
新品ショックを付ける際には↓

グリスをシャフトに塗っておかないと
錆で固着。。。がおきます。
外すにもカラーが残ったり面倒な作業が発生します。
グリスの種類は付近にブッシュ(ゴム)がありますから
シャーシグリスなどでなく、シリコングリスやラバーグリスが
正解じゃないか?と思います。
ゴムの部品は、石油系のものは劣化を早めます。まじで。

なんでもかんでも「グリス」ならなんでも塗っちゃう
人が多いですが、、、
種類は適切にしないと塗ったおかげで劣化を早めたのでは
意味が無いですし「やらないほうが良かった」ってことも
多いです。
タイロッド↓

部品取りの純正品ですが
タイロッドエンドのねじ山が
サビていて外れません。。。
おまけにボルト類まで「シャーシブラック」で
塗りたくられており。。。レンチすら入りません(笑
こういうのを「改悪」って言うんです。
「さび止め」と称すのは良いですが、交換が出来ないような
ことはやっぱり「改悪」です。
改善しておきます(笑
タイロッドを綺麗に色を剥がして塗装(缶スプレーじゃない)
そして、ねじ山を修正して
新しい「タイロッドエンド」を取りつけますが!↓

新品でも疑って、いったんブーツを外して
グリスの確認をします。
時々「入っていない」ということも多いです。
外国製なので疑います。
バラシて中身のグリスを「高いグリス」に交換して
おきます。
出来る限り長く使えていて欲しいからです。
タイロッドエンドは「人間の関節」と同じです
鉄と鉄が擦れることによってガタガタになります。
ダメもとで「ダストブーツの裏側」にシリコングリスを
塗っておきます。タイロッドエンドに塗ったグリスで
ゴムのブーツの劣化を早めないように。。。
(希望的なので対策が功を奏すか?判りません。気持ち的要素です)
スピンドル(ナックル)もシャーシブラックで
デロデロだったのでサンドブラスト掛けて剥がして
最終的には粉体塗装しておきます↓

塗料も適材適所で、
スチールであっても「しなり」が出る箇所は
出来るだけ粉体の塗装をします。
一般の塗料は、水が氷るように溶剤同士が結合して
硬化します。そのため一か所剥がれると
そこから連鎖で剥がれてしまいます。
こういうふうに↓

ですが、粉体塗装は「粉状」で塗料同士が結合しない仕組みで
各々が素材に密着する仕組みです。
そのため一般的な「剥がれ」がありません。
子供が手を繋いでいて、一人が転んだら連鎖でみんな
転びますよね?
でも、手を繋いでいなければ転んだ一人だけがただ転ぶ
ようなもんです。
直近使うパーツは全部
サンドブラスト

特に足回りの「部品取りから拝借した」部品は
シャーシブラックがベッタリだったので。。。。
サイドブレーキレバー↓

短いのがビートル用で
長いのがタイプ3用です。
今回、タイプ3用を使います。
柄の部分が長いのでマイルドな引きで的確に
サイドブレーキが掛けられます。
「それだけです」(笑
中身が年式で違うだけ↓

しっかりブラストして
塗って、焼き付けます。↓

シフトロッド↓

シフターからミッションにギア変更を伝える
ロッドです。
通常の自動車には無い設定部品ですね。
たいがい、ミッションが運転席付近にいますからね
このロッド、「ほとんどがサビが出ている」状態です。
一旦、サビを落として「ポリッシュします」↓


「特にガイドブッシュ部分」はこのスチールロッドが
シリコンのブッシュの中に入るので
絶えず擦られてしまいます。
「ツルんツルん」がロッドガイドブッシュを長持ち
させます。
数百円~2千円程度のブッシュですが交換が容易では
ありません。
今の状態だと5分で完了しますが、ボディーが合って
ドアがあって、シートがあって、
という通常の状態で交換するとなると
30分~1時間掛かります。
以前、お客さんが「DIY」作業でやったら
朝から夕方まで掛ったそうです(笑
部品が安いものに限って【容易じゃない】という
【罠】があります(笑
こうなってます↓

トンネルの中ではこういう構造に。
ガイドブッシュ↓

このガイドブッシュが割れたり欠損すると
特に3速辺りなどで
シフター下から「チャラチャラ~~」という
ノイズが出ます。
けっこう【うるさい】気になる音です。
極端かもしれませんが
買取りや、下取り、一般仕入れした状態で
ほぼ、「チャラチャラ音」がしてるのが殆どです。
こんな小さな穴から指を入れて
トンネル内側にあるシフトガイドに差し込みます↓

落せば最悪です。。。。
この箇所、シリコンパーツですので
シリコン系グリスを塗っておきます。
普通のグリスを塗ると、社外パーツなのですぐに
割れちゃいますし、無いも塗らないと
擦れて「スカスカ」になって
脱落してしまいます。
なんで「ツルんツルん」に磨いておくか?
判るでしょ??
ハメようとしたら。。。
入らない。。。。なぜ??↓

うちで整備していたビートルシャーシなので
きっちり交換されていました(笑
ブッシュonブッシュするところでした。
あめ色になってるのが以前替えたブッシュですね。
もちろん換えておきます

シフトロッドの差込口↓

車体前方のトーションバー中央から差し込みます
この四角い穴からさっきのガイドブッシュを入れた
部分を通過させますが、画像でもその穴は本当に小さくしか
見えていませんし、真っ暗です。
製作中なんでペダルやミッションが装着されていないので
やや明るいですが、完成されている状態で交換しようとすると
真っ暗でボディーがあれば真正面からは見えないので
かなり時間が掛かることが判るかと思います
【自分で挑戦】は考えた方が無難な交換です。
フレームアップ状態で5分
ボディーがある状態で30分~1時間(プロで)
よう考えた方が良いですよ。。。
ボディーがあれば、フロントエプロンから差し込みます
air conditioner装着車はコンデンサーを外す必要があります。
より一層、難易度が上がります(笑
なのでair conditioner装着する場合にはそれこそ
「一生涯使えるように」気を使うわけです。とくに。
また、エアコンなしで後からエアコンを装着依頼された場合には
お客様に事情を話してから、使えていても使えなくても
ガイドブッシュの交換を先にやってからエアコンを取り付け
させてもらってます。
付けてからブッシュ交換が出ると膨大な交換費用が掛かるので。
お客さんのためです。
ガイドブッシュ不良の「チャラチャラ音」マジでうるさいですが
「みんなそうだよ」というお店も多いみたい(笑
店長が修行したお店はそうでした(笑)
社長さんに「この音って直らないの?」って聞いたら
「大丈夫、みんなそうだから」と言われて
「あ~そうなのか」
と思ってましたから。退社後、他のお店で教わって良かった
と思います(笑)修行のセカンドオピニオン(笑)
ガイドブッシュ

「音だけ我慢したら困らないじゃん」って
人が居るかもしれませんが
抜けた状態で使ってると
やがて【一大事】になることは言っておきます。
致命傷くらい修理が大事になりますよ。
エンジンOHより面倒です。。直すのに。。。
次はブレーキ↓

ホイールシリンダーという部品で
1台に4個使ってます。
ブレーキシューをペダルから押し出された
ブレーキフルードの圧力で動作させて
ブレーキを作動させる重要な部品
新品ですが↓

外国製なので一度開けてしまいます
たぶん、どのショップさんでもやってると思います
中身の動くわけの「カップ」というゴム部品が
くっついています。
このまま取り付けてフルードの圧力で動くことも
あるのですが、まったく動かないのもあって
痛い目にあうことも多いので
分解してラバーグリスを塗っておきます
まあ、やっぱりくっついていましたが。。。
2度手間になるのは避けたいので
以前、「買ったワーゲンがブレーキが片効きなんで
見てもらえますか?」
と来たお客さん。他で買った車両です。
ドラムを外したらホイールシリンダーの片側が動きません
物は「直近替えたばかり」の状態です。新品に近い。
ただ組み直さなかったんですね。。。
どうやって車検受けたのか????
買ったお店に聞いたら
「部品を全部新品にしたので、あたりが出るのに
時間が掛かります。旧車なんで様子みてください」
と言われたそうですが、
様子見ても「片効き」は直る訳が無いです。
甘いのはあたりが出れば良くなることが多いですけどね。
普通の自動車ばかりやってたら
おそらくアッセンブリーされているパーツは
わざわざ分解しないですからね。。。
シフター↓

純正シフターを分解して
ブラスト掛けて塗装しました
柄の部分はスチールポリッシュして
クリアー塗装。
元々、クイックシフター(非ハースト)
で乗っておられましたし、店長もまあポジションは
良いしね。
と、長年思っておりましたが、
気のせいなのかもしれませんが
クイックシフターで乗っていたビートルに限って
シフトロッドが「クネクネ曲がってる」とか
「ガイドブッシュが破損しやすい」ように感じています。
(実際、ロッドは曲がりが多かった)
また、
これも気のせいかかもしれませんが
タイプ3などはクイックシフターの個体はギア抜けなどの
トラブルが多いようにも感じます。(う~ん)
これも気のせいかもしれませんが
1303や1302のクイックシフター装着車の方が
ミッションの不良が多いような???(IRS装着車)
(気のせいかもしれませんが)
なので長い目で考えて
ノーマルのシフターにしました。
っていうか、最近全部ノーマルに戻してる。。
まあ、クックシフターにするとストロークが短くなるので
腕の動きが少なくなって運転が楽かもしれませんが、
その分、【素早くチェンジが出来てしまう】という
レースするなら必須だけど、普通に乗ってるなら
不必要な状態です。
素早くチェンジ出来れば、ギアの負担も大きく
通常のロングストロークの純正シフターの方が
その分、ゆっくりチェンジする分でギアにも
負担が少ないんじゃないか?って思います。
クイックシフター(ハースト製じゃないもの)の
殆どが「硬い」ですからね。
馴染む頃にはガタガタだし。ガタガタだとミスシフトや
ギアの破損にも繋がるし。
そんな素早くシフトする必要がありますかね?
レースじゃあるまいし。
出来る限り
【長く、故障の無い安心な状態】で
仕上げております。
考えながら。
いや~やっぱり時間が掛かるわ。。。。。
症状が治まりつつある?ヘルニアの状況で
なかなかスピードが上がらないのと、
「ストラットのトーションバー化の記事をもっと
細かくの載せて欲しい。参考にしたいので」
と、いう電話があったためです(笑)
一言で言うと~
店長は子供が4人、両親も高齢者になっています。
母は60代ですが父は70代です。
そのため、それなりに自家用車に関してのことの出費は
店長が受け持つし(車両も含め)
子供4人のこともあって
一生懸命【商売】しないと明日にでも電気も止まります(笑)
好きな趣味をアップして自慢してるのでなく
【今後、完成した車両を当店で買ってもらえたら】
という「The 商売目的」のブログでございます。
良い人でも何でもありません。
【金のためのブログ】と思って頂ければ幸いです。
なぜ?ストラットのビートルを他で買った人に
トーションバーに変更する情報をわざわざ無料で差し上げなければ
ならないのか???
商業ブログですので直接お金にならないことは
したくありません。
判ってもらえないかな~
記事の内容が【漠然としている】【疑問が残る】
という内容にしてるのは
「こういうことをしていますよ」という商売的情報であって
みなさんに、【DIY】を広げようとか?
自分の知識を自慢しようとか、そういうことではありません。
あまりにも深堀した作業内容を公開することによって
商売にならなくなる。ってこともありますよね??
だから内容を飛び飛びにしてあったり、途中経過を省いています。
また、ストラットのビートルを
トーションバーにするには【ほぼ全部をトーションバービートル】
に交換する必要があり。
ストラットのボディーも使えません。
100万円でもどの業者さんでもやらないと思いますよ???
乗り換えた方が断然お金は出ないはずです。
「普通やらない」のは意味が無いからです。
判ります???
今回は20年以上お付き合いのある既存客様だから
10年以上乗った1303をいかにして
いかして快適にするか?
そういう部分で作業を始めています。
今回のメニューなら300万円以上は頂きたい内容です。
安易に「不人気の自分のストラットビートルが安価で
一般的なトーションバービートルのようになる」
そう考えるのはあまりにも【幼稚】かと思います。
まあ、そういうことで
イライラしてたので記事アップしませんでした(笑
店長は非常に感じの悪い
単なる見栄っ張りで口達者な人間です。
正直、10年20年店長とお付き合いしている既存客さんは
ずいぶん【人間の出来た人だな】そう思います(爆)
店長がお客さんとお付き合いしているってより
お客さんが我慢して店長とお付き合いしているって
感じですから(笑)
さて猫↓

店長のベッドで
仰向けで、尚且つ人の枕に足を載せて
「グーゴー」というイビキをかいて寝ています。
うちの猫ではありません(笑
いわゆる【地域猫】でおそらく
他のおうちでもこんなことしてるんじゃないか?
と、思います。週に何回か夜に来て
一泊して帰ります(笑
排泄を家の中では絶対にしないので
とても判ってる猫です。
犬が好きですが
猫も嫌いではありません。
1番は犬ですが。
ワーゲン好きですが
メルセデスとGM系のクルマも好きです
でも1番はワーゲンです。
1303s↓

1303はストラットの1300cc
1303sはストラットの1600cc
となります。
1302も同様です。
今回、大改造で1303sを74年の【1300s】
にしています(笑
1300sは1600ccです。
75年からは「1200LS」と名称が変わり76年からは「1200LE」で
インジェクションになっていきます。
【S】はストラットではありません。1600ccのエンジンが
搭載されているモデルに【s】が付きます。
勘違いしてる人がかなり多いです。
昨日の状態↓

すっかり「トーションバー」装着されています

フロント周辺は、あとはステアリングギアBOXの
OHなどで完結します。
トーションバー装着前に↓

部品取りに付いていた曲がりなどが無い
トーションバーを綺麗に色を剥がします
おきまりにほぼ無意味なシャーシブラックを
剥しています。
剥さないと、一緒にまた剥がれてしまいます
素地になってきたかと↓

ペイントしたら(缶スプレーじゃないですよ)

ヘルニアの症状が出ないように
3tクレーンで釣り上げて取り付けます(笑
シャーシ側のトーションバーが付く辺りに
「板金用シーラー(業務用)」入れてあります。
理由としては、シャーシとトーションバービームの隙間に
泥やゴミが入り込み、大きなサビや腐りが出ていた
個体を見たことがあるからです。
トーションバーを修理で外したらシャーシに穴が空いていた。。。
たまにあります。
取り付けたら↓

表側からも「板金シーラー」入れておきます。
板金シーラーは「かなりの硬化」で
建築用ボンドシーラーやコーキング材(ホームセンターで売ってるような)
とは全く違い、
「剥がそうにも剥がれない」のが特徴です。
新車の製造時にも塗られています。
接着、密着にも優れていて、おそらくこの状態で
トーションバービームの取り付けボルトを全部外しても
簡単には外せなくなるほどです。
※ホームセンターで売ってるようなものは
自動車のように揺れが絶えず生じる、油脂があるものには
適しません。安易に真似しないように。。。
今回のビートルは100%通勤用
さらにエアコンが装着されます。
この位置を清掃するのはかなり難易度が高くなりますので
気を使っておきます。
「そんなこと無駄」という方も居ますが
実際数百台?もっと?見てると「まさかの腐り方」で
その原因が作業してると判ります。
【自分で気が付けた範囲は改善・対策】はしておきます。
まあ、やってもやんなくても大差ないです(笑)
どちらかと言えば時間の無駄かもしれません。
スイングアーム×ロアーアッパー合計4本↓

サンドブラストを掛けて
粉体のパーツ用塗装をしておきます。
片側が「ショックアブソーバーの取り付けカラー」が
抜けて、スイングアームの取り付け部分に残って固着して
おります↓

こういう個体は良く見ます。
外せませんのでカラーを削ります↓

剥いてみると、やっぱり
サビて固着です。
本来はこのカラーはショックを外せばショックのブッシュに
圧入されています。
アーム側に残ってるってことは
使用時も、的確な場所で動きがとれてなかった
ってことですよね。
ブッシュが痩せる一方です。
新品ショックを付ける際には↓

グリスをシャフトに塗っておかないと
錆で固着。。。がおきます。
外すにもカラーが残ったり面倒な作業が発生します。
グリスの種類は付近にブッシュ(ゴム)がありますから
シャーシグリスなどでなく、シリコングリスやラバーグリスが
正解じゃないか?と思います。
ゴムの部品は、石油系のものは劣化を早めます。まじで。

なんでもかんでも「グリス」ならなんでも塗っちゃう
人が多いですが、、、
種類は適切にしないと塗ったおかげで劣化を早めたのでは
意味が無いですし「やらないほうが良かった」ってことも
多いです。
タイロッド↓

部品取りの純正品ですが
タイロッドエンドのねじ山が
サビていて外れません。。。
おまけにボルト類まで「シャーシブラック」で
塗りたくられており。。。レンチすら入りません(笑
こういうのを「改悪」って言うんです。
「さび止め」と称すのは良いですが、交換が出来ないような
ことはやっぱり「改悪」です。
改善しておきます(笑
タイロッドを綺麗に色を剥がして塗装(缶スプレーじゃない)
そして、ねじ山を修正して
新しい「タイロッドエンド」を取りつけますが!↓

新品でも疑って、いったんブーツを外して
グリスの確認をします。
時々「入っていない」ということも多いです。
外国製なので疑います。
バラシて中身のグリスを「高いグリス」に交換して
おきます。
出来る限り長く使えていて欲しいからです。
タイロッドエンドは「人間の関節」と同じです
鉄と鉄が擦れることによってガタガタになります。
ダメもとで「ダストブーツの裏側」にシリコングリスを
塗っておきます。タイロッドエンドに塗ったグリスで
ゴムのブーツの劣化を早めないように。。。
(希望的なので対策が功を奏すか?判りません。気持ち的要素です)
スピンドル(ナックル)もシャーシブラックで
デロデロだったのでサンドブラスト掛けて剥がして
最終的には粉体塗装しておきます↓

塗料も適材適所で、
スチールであっても「しなり」が出る箇所は
出来るだけ粉体の塗装をします。
一般の塗料は、水が氷るように溶剤同士が結合して
硬化します。そのため一か所剥がれると
そこから連鎖で剥がれてしまいます。
こういうふうに↓

ですが、粉体塗装は「粉状」で塗料同士が結合しない仕組みで
各々が素材に密着する仕組みです。
そのため一般的な「剥がれ」がありません。
子供が手を繋いでいて、一人が転んだら連鎖でみんな
転びますよね?
でも、手を繋いでいなければ転んだ一人だけがただ転ぶ
ようなもんです。
直近使うパーツは全部
サンドブラスト

特に足回りの「部品取りから拝借した」部品は
シャーシブラックがベッタリだったので。。。。
サイドブレーキレバー↓

短いのがビートル用で
長いのがタイプ3用です。
今回、タイプ3用を使います。
柄の部分が長いのでマイルドな引きで的確に
サイドブレーキが掛けられます。
「それだけです」(笑
中身が年式で違うだけ↓

しっかりブラストして
塗って、焼き付けます。↓

シフトロッド↓

シフターからミッションにギア変更を伝える
ロッドです。
通常の自動車には無い設定部品ですね。
たいがい、ミッションが運転席付近にいますからね
このロッド、「ほとんどがサビが出ている」状態です。
一旦、サビを落として「ポリッシュします」↓


「特にガイドブッシュ部分」はこのスチールロッドが
シリコンのブッシュの中に入るので
絶えず擦られてしまいます。
「ツルんツルん」がロッドガイドブッシュを長持ち
させます。
数百円~2千円程度のブッシュですが交換が容易では
ありません。
今の状態だと5分で完了しますが、ボディーが合って
ドアがあって、シートがあって、
という通常の状態で交換するとなると
30分~1時間掛かります。
以前、お客さんが「DIY」作業でやったら
朝から夕方まで掛ったそうです(笑
部品が安いものに限って【容易じゃない】という
【罠】があります(笑
こうなってます↓

トンネルの中ではこういう構造に。
ガイドブッシュ↓

このガイドブッシュが割れたり欠損すると
特に3速辺りなどで
シフター下から「チャラチャラ~~」という
ノイズが出ます。
けっこう【うるさい】気になる音です。
極端かもしれませんが
買取りや、下取り、一般仕入れした状態で
ほぼ、「チャラチャラ音」がしてるのが殆どです。
こんな小さな穴から指を入れて
トンネル内側にあるシフトガイドに差し込みます↓

落せば最悪です。。。。
この箇所、シリコンパーツですので
シリコン系グリスを塗っておきます。
普通のグリスを塗ると、社外パーツなのですぐに
割れちゃいますし、無いも塗らないと
擦れて「スカスカ」になって
脱落してしまいます。
なんで「ツルんツルん」に磨いておくか?
判るでしょ??
ハメようとしたら。。。
入らない。。。。なぜ??↓

うちで整備していたビートルシャーシなので
きっちり交換されていました(笑
ブッシュonブッシュするところでした。
あめ色になってるのが以前替えたブッシュですね。
もちろん換えておきます

シフトロッドの差込口↓

車体前方のトーションバー中央から差し込みます
この四角い穴からさっきのガイドブッシュを入れた
部分を通過させますが、画像でもその穴は本当に小さくしか
見えていませんし、真っ暗です。
製作中なんでペダルやミッションが装着されていないので
やや明るいですが、完成されている状態で交換しようとすると
真っ暗でボディーがあれば真正面からは見えないので
かなり時間が掛かることが判るかと思います
【自分で挑戦】は考えた方が無難な交換です。
フレームアップ状態で5分
ボディーがある状態で30分~1時間(プロで)
よう考えた方が良いですよ。。。
ボディーがあれば、フロントエプロンから差し込みます
air conditioner装着車はコンデンサーを外す必要があります。
より一層、難易度が上がります(笑
なのでair conditioner装着する場合にはそれこそ
「一生涯使えるように」気を使うわけです。とくに。
また、エアコンなしで後からエアコンを装着依頼された場合には
お客様に事情を話してから、使えていても使えなくても
ガイドブッシュの交換を先にやってからエアコンを取り付け
させてもらってます。
付けてからブッシュ交換が出ると膨大な交換費用が掛かるので。
お客さんのためです。
ガイドブッシュ不良の「チャラチャラ音」マジでうるさいですが
「みんなそうだよ」というお店も多いみたい(笑
店長が修行したお店はそうでした(笑)
社長さんに「この音って直らないの?」って聞いたら
「大丈夫、みんなそうだから」と言われて
「あ~そうなのか」
と思ってましたから。退社後、他のお店で教わって良かった
と思います(笑)修行のセカンドオピニオン(笑)
ガイドブッシュ

「音だけ我慢したら困らないじゃん」って
人が居るかもしれませんが
抜けた状態で使ってると
やがて【一大事】になることは言っておきます。
致命傷くらい修理が大事になりますよ。
エンジンOHより面倒です。。直すのに。。。
次はブレーキ↓

ホイールシリンダーという部品で
1台に4個使ってます。
ブレーキシューをペダルから押し出された
ブレーキフルードの圧力で動作させて
ブレーキを作動させる重要な部品
新品ですが↓

外国製なので一度開けてしまいます
たぶん、どのショップさんでもやってると思います
中身の動くわけの「カップ」というゴム部品が
くっついています。
このまま取り付けてフルードの圧力で動くことも
あるのですが、まったく動かないのもあって
痛い目にあうことも多いので
分解してラバーグリスを塗っておきます
まあ、やっぱりくっついていましたが。。。
2度手間になるのは避けたいので
以前、「買ったワーゲンがブレーキが片効きなんで
見てもらえますか?」
と来たお客さん。他で買った車両です。
ドラムを外したらホイールシリンダーの片側が動きません
物は「直近替えたばかり」の状態です。新品に近い。
ただ組み直さなかったんですね。。。
どうやって車検受けたのか????
買ったお店に聞いたら
「部品を全部新品にしたので、あたりが出るのに
時間が掛かります。旧車なんで様子みてください」
と言われたそうですが、
様子見ても「片効き」は直る訳が無いです。
甘いのはあたりが出れば良くなることが多いですけどね。
普通の自動車ばかりやってたら
おそらくアッセンブリーされているパーツは
わざわざ分解しないですからね。。。
シフター↓

純正シフターを分解して
ブラスト掛けて塗装しました
柄の部分はスチールポリッシュして
クリアー塗装。
元々、クイックシフター(非ハースト)
で乗っておられましたし、店長もまあポジションは
良いしね。
と、長年思っておりましたが、
気のせいなのかもしれませんが
クイックシフターで乗っていたビートルに限って
シフトロッドが「クネクネ曲がってる」とか
「ガイドブッシュが破損しやすい」ように感じています。
(実際、ロッドは曲がりが多かった)
また、
これも気のせいかかもしれませんが
タイプ3などはクイックシフターの個体はギア抜けなどの
トラブルが多いようにも感じます。(う~ん)
これも気のせいかもしれませんが
1303や1302のクイックシフター装着車の方が
ミッションの不良が多いような???(IRS装着車)
(気のせいかもしれませんが)
なので長い目で考えて
ノーマルのシフターにしました。
っていうか、最近全部ノーマルに戻してる。。
まあ、クックシフターにするとストロークが短くなるので
腕の動きが少なくなって運転が楽かもしれませんが、
その分、【素早くチェンジが出来てしまう】という
レースするなら必須だけど、普通に乗ってるなら
不必要な状態です。
素早くチェンジ出来れば、ギアの負担も大きく
通常のロングストロークの純正シフターの方が
その分、ゆっくりチェンジする分でギアにも
負担が少ないんじゃないか?って思います。
クイックシフター(ハースト製じゃないもの)の
殆どが「硬い」ですからね。
馴染む頃にはガタガタだし。ガタガタだとミスシフトや
ギアの破損にも繋がるし。
そんな素早くシフトする必要がありますかね?
レースじゃあるまいし。
出来る限り
【長く、故障の無い安心な状態】で
仕上げております。
考えながら。
いや~やっぱり時間が掛かるわ。。。。。