サバーブモーター&犬の美容室mairu

車屋サバーブと、犬の美容室mairuのちょっと小話。

最終限定車の内装。本年度最終記事となります♪

2018-12-31 12:06:51 | 74年スタンダードビートル作業
とりあえず
長期で受けてる仕事以外は、珍しく全てが簡潔
出来ました♪
気持ちよいです。

一番下の子供とゆっくり遊ぶことも♪
寒いけど、ワーゲンで遊んでいます。

昨日も
「雪山にソリ遊び」
吹雪だったので、ほぼ遊べずでしたが。。

1978年式グローリービートルの
内装が着手されました。。。
かなり「時間を掛けて」作ってるので
細かい個所でかなりのタイムロスしています。

ヘッドライナーのインナーには
しっかり「防音・耐熱」のために住宅用ウレタンを
入れています。
鉄板の上に「生地1枚」貼っても車内の静かさや
防寒には役立ちません。

どうしても、「手が入らない」個所には
ウレタンフォームをしっかり入れます。
新車時にも入れてある箇所がありますが、劣化も
してますし、「必要以上に入れる」ことにより
「純正よりも静かなドライブ」が出来ます。
かなり時間が掛かりますので、、、、、

かなり店長もイライラしていますし、
寒いので「生地もの」の作業は効率が悪く、
車内でストーブ付けて作業しています(笑。

空冷ビートルは、年式によって断熱材や施工の仕方、
簡素化された部分など様々です。
1975年以降のビートルは、「簡素化」と
「密閉性をやや弱め」てあったり、70年前後のビートルなど
と比べると「静かさが足りない」のが残念です。
装備が増えたおかげで「軽量化」も目的だったのでしょうが
其のほとんどの「装備」が今となっては無意味になっていたり
無用の長物だったり、、、、、、

なので、「無用な長物」は全て取り払い」
「良かった時代+現代の溶剤・資材」を使って
「最後のドイツ製ビートルに相応しいコンディション」に
改善しながら製作しています。

鉄板は「冬寒く、夏暑い」です。とことん差支えの無い
個所は「不燃性防音シート」を貼り付けます。
ヘッドライナーのピラー部分などは表からは白いウレタン
内側からはウレタンフォームで接着。
フロアーや屋根、リアカーゴスペースなどはブラックの
ゴム防音シートを貼り付け中です。

本気で「良いビートル」を製作しています…



ある、ネットの「自動車記事」で
記者の方が、
「レストアにはどの車種でも600万円掛かって
当たり前で、レストア済み車両300万円では
あきらかに手落ちな車である」
とありました。
そのとおりでしょう。
1時間工賃8000~10000円が相場と記事にも
ありました。一日当たり64000円~80000円が労力工賃で
掛かります。
10日で64万円~100万円の計算です。
おそらく10日では、バラシて塗装の下準備板金くらいしか
手が付いてません。色塗りなんてまだ10日先の話でしょうね。

払う側からすれば、時給8000円?
って思うかもしれませんが、工具や場所・機材考えてください。
ずいぶん昔に「コンサルタント」の方に聞いたら、
店長のお店規模でも「1日5万円の売り上げ」が絶対だそうです。
まあ、それ考えると「時給8000円」は高くないんですよね。

で、その記者の方が
「レストア業者が自分でも乗りたいと思うほど
しっかりやると思いますか?」
ともありました。
まあ、実際あってると思います(笑。
空冷ワーゲンに乗ってて、
「ここは嫌だな。」とか
「もう少し〇〇ならもっと快適なのに!」
と思う事や、
修理してても「ここが〇〇なら改善できて良いのに」
なんてことは多いです。
でも、車屋さんが「そこまでえ考えてレストアはしてない」
のが本当の部分じゃないでしょうか?

今回の「グローリービートル」は
そんな不安も除外できる車になる予定です。
「自分で乗りたい」
「ここまでやると、どこまで快適なのか?」
本当に店長はワクワクしています。
何人かの方が「見学」に来ています。
「欲しい」と言われた方もいます。
でも、完成していません。
妥協もしたくないので、まだ商談しません。
「どこにもここまでの西ドイツ製グローリーは無い」
と言い切りたいですから。
出来上がって「しっかり店長が味わってから」ご商談致します。

もうクラシックカーです。
毎日乗るために「しっかり仕上げている」のでは
ありません。
乗った時に快適さと楽しさが味わえるビートル


高速道路でドライブしていて、
「うるさくてパッセンジャーと会話もできない」
なんてビートルにはならないはずです。

「ビートルはエンジンサウンドを楽しむものだ!」
そんな人も居ますが、本来新車の状態は静かな車ですよ?
経年劣化やいい加減に仕上がってるからうるさいんです。
エンジンサウンドは「窓を開ければよいでしょう?」
と言いたい。
そういうこと言う人は「新車の状態」を知らないからです。
本当にしっかりした状態なら、エンジン音はしませんよ?

まあ、
来年には「FOR SALE」にアップできると思います。



スーザフォンの修理が完了。吹奏楽必見??

2018-12-31 11:51:05 | 74年スタンダードビートル作業

某高校の「吹奏楽部」のスーザフォンの先っぽの
部分ですが「思いっきり割れてる」。
実は、これ以上に割れててしかも「破片のない」
状態のが3個。ほぼ「真っ二つ」のも1個。

新品が概ね10万円だそうで、3個買うと
30万円

部費として「賄いきれなくなった」
と、言う依頼でした。

「まあ、片手間でやってやるよ」
なんて言ったものの。。。。
後半は、「ダメだ!片手間じゃ終わらない!!」
ということで、結果的に片手間時間+3日を
費やし。。。。


予想を上回る手間にげっそり。。。。

まあ、出来たんですけどね。

おそらく、新品よりも美しい仕上がり。

この吹奏楽部、
このスーザフォンを頭上で回転させて応援する
のが「名物」らしく、テレビなんかでも取材に来る
らしいです。YouTubeでもいくつも動画がアップされていました。
新年1月2日の「高校サッカー」で
テレビに映ることでしょう。。。。

嬉しいけど。。。。。
プラスチック自体も古くなってるし、
もう回さないで欲しい。。。。。

車もそうだけど、
新品作るよりも
直す方が手間も時間も掛かります。
是非、高校生には「施工した人間の労力」を
無駄にしないように
大事にして欲しいものです。。。。。

今回、顧問の先生が店長のお客さん。
mairu店長の出身学校。。。。ってことで
うっかり受けましたが、
今後こういう作業には「新品買った方が安いんじゃない?」
っていう見積もり書きますので、それでも良い方なら
お仕事として受けます。
一個1万円じゃあ受けられません。

空冷式ワーゲンの【リア側フワフワを取り除く】

2018-12-31 11:19:56 | 74年スタンダードビートル作業
販売車両の「名古屋5ナンバー」タイプ3が入庫した
途端に、「既存客」さんからタイプ3のリア足回りの
修理の依頼。

「フワフワが以前より多いし、音がする」という
内容です。
この「フワフワ」ですがショックアブソーバーを
交換しても「差ほど改善されない」。ってことも
多いです。原因がそこじゃないから。

ここ→
リアアクスルの付け根の部分にある「ブッシュ抜け」が
原因が多いです。
筒の奥側丸い隙間が均等じゃないのが判りますか?
これはブッシュが抜けてる証拠です。
ただ、年式によって「ふた」になっているのも
ありますから、目視だけで不良が判らない年式もあります。

バラします

ブッシュ比較
もう変形してどうにも役目を果たしていません。
スイングアームが上下する根元の重要な個所なので
ゴムが劣化してると、足回りは「フワフワ」になり
ショックを交換しても殆ど改善しません。

ものすごく「カンタンに言ってるけど」
非常に難関な作業で、エンジン下す方が簡単(笑。
この個所で車高の調整をしてるので組間違えすると
車高が左右おかしくもなりますし、
トーションバーの「ねじり」がかなりの強さです。
外せても「戻せなくなる」ので自分でやるのは100%
お勧めできません。

この個所は、新車のままってワーゲンは多く、
特別「異音」でもしてこないと、まず交換が何十年も
されてない、なんてワーゲンは多いです。

まあ、ついでの話ですが、
「フロントだけローダウン」されている空冷ワーゲンは
多いですが、殆どの車が運転席側に車体が傾きます。
「運転席側のフロントトーションバーの劣化?」と
思ってる方が多いのですが、
これって、実は「リアトーションバーの車高調整」が
新車から右ハンドルの車であれば左後ろが強くセット
されています。
たぶん、左右の曲がる時に生じる傾きを考えてなんだと
思うのですが、フロントの車高を下げるといきなり傾きます。
ノーマルだと気が付きません。
フワフワの乗り心地を直すついでに、リア車高調整を
どちらかと同じように調整することで傾きは直ります。
空冷ワーゲンは左右の傾きは「リア」でしか調整が
出来ないですからね。

まあ、そんなのもワーゲン専門でやってるお店なら
当たり前に知ってることなので、ご近所で頼んで
みるのも良いでしょう。

フロントの傾きはリアで直す♪

タイプ3ノッチバック。全てをお伝えするのは難しいです♪

2018-12-25 08:55:57 | 74年スタンダードビートル作業
昨日、グーネットに【ワーゲンタイプ3ノッチバック】を
アップ致しました。早速、いくつかのフォームからお問い合わせが
ありました。ありがとうございます。

中古車サイトでは、画像1枚に付き100文字説明の制限があります。
全てを伝えたくても、短すぎて伝えきれません。
また、自動で「禁止ワード」などは削除されてしまうので
店長の表現や説明がうまく伝わりません。
そのために、このブログを開設しています。


ただ、「基本的には自分でよく確認」は、
必ず来店してお願いいたします。
結婚相手、たとえ「お見合い」だとしても
結果前には両者、両親族などで人柄などを自身で
確認すると思います。
同じですよ。

1)店長も商売なのでお金が欲しいです♪嘘もあるかも
  しれないし、大げさな表現、見落とし、
  次期オーナーとの感覚の違い。は、あって当然かと
  思います。
2)趣味の車です。エンジン音。排気音。見た目の雰囲気
  自身の生の感覚が必要だと思います。
3)店長は30年近く空冷VWに乗っています。新たに乗り始める
  方とは「感覚」が違います。店長が「良い」と思っても
  新規オーナーには「????」となることも多いはずです。
4)ご家族がいらっしゃる方は「必ず同意」を話し合ってください。
  あなたが思うほど、奥様は寛容じゃないですよ。
5)車庫やカーポートなどをお持ちですか?程度の良い車ほど
  悪環境になると「いきなり悪い方に進行するのが早いです」
6)燃費が気になる方。通常使いする自動車ではありませんので
  気になった時点で購入は止めてください。

まあ、色々まだまだお伝えしたいことはありますが、楽しそうにVWライフ
を送ってるSNSなどだけ見て、心躍らせてる人も多いですし、毎日乗ってる
オーナーが多いのも事実です。
ただ、毎日乗ると劣化のペースも早いですし、ワックスがけやメンテも
頻繁に必要になる。と考えてください。
車検とオイル交換程度で維持できるのは「趣味として持ってる」人だけで
何にもない人も居ますが、大体車検等で預かると、こちらがギョッとする
ほど「ボロくなってる」ことも多いです。


前後の【ウインドーラバー】こういうのも着々と「気温・日差し」などで劣化します。
このタイプ3は、「VW純正NOSパーツ」で前後5年前に交換しました。
社外リプロダクションパーツもありますが、クヲリティーが悪く、
厚みも見た目も全然ちがいます。ゴムの幅もリプロ品は幅が太く、
「水中眼鏡」みたいになってしまいます。
せっかくの「良い個体」が変な感じになるのは嫌でしたので、
探して「純正NOSパーツ」前後10万円を取り付けてあります。
質も見た目もリプロ品とは比べ物になりません。
こういうパーツを使うのは「普段使いのため」ではありません!

エアコン装備してますが、たまたまビートルスタイルのエンジンに
してあったので、「付けやすいから付けてみるか?」程度の気持ちで
kit約35万円取付約10万円合わせて45万円程度をシャレで
取り付けただけで、「真夏の通勤」のために付けたわけじゃないんです。


非常に乗り易く、パワフルな1641ccハイカム入りのエンジン

ロングストロークのキャブマニフォールド取り付けのため、ややカットされています。
でもこの程度ならまた元に戻せます。
エンジンでもダメになったら通常のタイプ3FANに戻して蓋ができる様に
するのも良いでしょう。
BSRステンマフラー装備で、リッターバイクのような野太いカッコいいうるさく無い
音質に、ハイカムのレスポンスの良さが、見た目は大人しいのに
走り出すと暴走します。

古い車は「安く買って自分で少しずつ」って方も多いのですが、
ビートルならまだしも、タイプ3に関してはまず無理です。
腐りの多くなる車で、いい加減な仕上げでは全然良くなりません。
また「1点1点の部品が高額」なのもタイプ3です。
ボロボロに成りかけている個体も販売されているのをよく見かけますが
これこそ、「きちんと仕上がっていないと維持できない」ワーゲンなんです。


ヘッドライナーも機能張り替えたかのような状態です。タバコは吸いません。
いくらORIGINALでも、もう50年経過していて固かったり、小さな穴が空いてるのは
見ていて嫌ですからね。きちんと張り替えています。

趣味として、状態の良い個体をお探しならお勧めです。
下手すると「カリフォルニア並行」の物より
フロアー&ボディーの状態は良いと思います。
湿気の多い日本で新車から過ごして、ここまで状態が良いと
惚れ惚れします。

腐りやすい個所も非常に状態が良く、ボディー類に「錆・傷・艶ぼけ」ありません。

純正カラーナンバー
紙製のシールに「l-633・VWブルー」のラベル
紙製なので貼られたままの状態は余程保たないと
難しいですがきちんと残っています。

是非、ご自身の目でご確認ください。
試乗もできますので、ゆっくりとご来店頂ければ
一緒に乗って頂けます。
ギアシフトなどもシフト回り・クラッチ新品交換していますので
シフトは指一本でも入ります。
クラッチペダルは軽すぎて、苦になりません。








FOR SALE 名古屋5ナンバー タイプ3ノッチバック掲載しました。

2018-12-24 11:35:26 | 74年スタンダードビートル作業
グーネットに販売車両タイプ3をアップ致しました。

★1967年式
★ヤナセディーラー右ハンドル
★車検H32年4月
★4速マニアル
★1641cc(110ハイカム)ストレートカットカムギア
 カドロンツインキャブ(かなり扱いやすいセッティングにしています)
★L-633VWブルー(アウターのみペイント、インナーはファクトリー仕上げ
 のままでピカピカです。
★インテリア・カーペット&ヘッドライナーのみ5年前に張替え済み。
 シート類はファクトリー仕上げのままで破れ無しです。
 50年以上経過して新車のままで破けてないなんて奇跡です。

日本国内では、VWタイプ3と言えば、「ノッチバック(セダン)」であって
当時、殆どヴァリアントの輸入はありません。
ただ、いずれにしてもビートルに比べ輸入数は少なく年間で数百台だったようです。
タイプ3はビートルに比べて高級グレードに位置するため、
装備が多く、それが災いして「腐ってボロボロ」のディーラー物が
今となっては殆どです。
今まで、何台ものディーラー物タイプ3を仕上げてきましたが、
腐りがひどく、「レストアには難儀な状態」がほぼです。
しかし、この「名古屋5ナンバー」のタイプ3は
「まじか???」って思うほどに腐りや錆は無く、
ボディーインナー部分なども塗り直すのに手間が掛からなかった一台です。

なので、あえてチッピング加工せずに、ツルツルのボディーと
同じような塗装面にしあげています。

ただ、5年前に当店で購入した際に、そんなレア個体なのに
エンジンだけが「ビートルと同じファンカバーに!」

まあ、よく見れば
フルサークルピッチの5穴社外ディスクブレーキにも変更して
あるし、リアシャフトはショートアクスルに変更済み(笑。
正直、「勿体ないじゃないか!!!!」でした。
※まあ元に戻すなら出来ない話じゃないです。戻せるくらいに
 カットしてあるだけですから。

でも、販売したオーナーが「だったら、エアコン付けやすいから
付けちゃうか?」ってことで、本来は難易度の高いタイプ3への
エアコン取付ですが、何も困らず装備♪整備もし易い♪

「eribaのキャンピングトレーラー買ったからトレーラーヒッチ
付けてくれる?」でヒッチメンバーの製作まで。

数々、楽しめたと思います。

ただ、エアコンも数回。キャンピングトレーラーも数回しか
引っ張ていません(笑。まあ、趣味ですから。
殆ど、電動シャッターに「セコム」まで入ったガレージに保管。
仕上げ後は「雨天未使用ガレージ保管・」です。

オプションのバックランプ。希少パーツ。


カーペットとヘッドライナーの張替えのみで新車のまま


希少なストーンガード。

ノーマルのエンジンとは違い、キャブも大きく、ハイカムでレスポンスアップ
排気量も上げて、BSRマフラーで「リーターバイクのような太いサウンド」

オーナー、数台ORIGINALのVWを所有しているのですが、これが唯一のカスタムVW
だったんですよね。
ただ、どうしても他を手に入れるために、何台も入るガレージが満車。
もう、今回泣く泣くな感じなわけです(笑。
セコムも馬鹿にならないし。

ナンバー継続に関しては、「名古屋ナンバー管轄」の方が望ましいのですが、
「大事にしてくれるなら、新しいナンバーに変わったって良いんじゃない?」って
ことで、店長と元オーナーの中でしばらくは「名古屋ナンバー」のままに
しておきますが、ご購入の方で「それは無理」であれば、
全然お構いなしに「地名変更」しちゃいます♪

お金を出しても買えない価値


なんですが、「シングルナンバー」まあ、そんなこと
言ってると買える方が限定されちゃうんで。。。。。