サバーブモーター&犬の美容室mairu

車屋サバーブと、犬の美容室mairuのちょっと小話。

社外パーツを取り付けるには、、、

2018-09-30 15:12:27 | 74年スタンダードビートル作業
台風がどの程度か、ちょっと皆さん心配ですよね。
スーパーマーケットの駐車場が「激混み」で驚きました。

さて、修理やら仕事がいっぱいです。
空冷ワーゲンの修理ですが、「エキゾーストマニホールドに穴」
という修理。
「経年劣化」と「錆」による穴なので、「溶接でふさぐ」という
方法も一つの手段なのですが、「錆て、穴が空いた」のなら
溶接も大変なうえに、「また他が間もなく穴が空きます」
間に合わせなら、それでも良いでしょうが、好きで趣味車乗ってるんですから
その辺り「新品と交換」がベストでしょう。
まずは、新品エキマニ(たこ足)をエンジンに固定します。
ワーゲンのマフラーは(社外スポーツタイプ)は、
タイコの取付が「三角フランジ」と言われるタイプが殆どで、
大小ありますが殆ど小さい方で「なんでも互換性」があります。
タイコだけ違う物に交換が容易に出来るのですが、角度の問題などで
「付けられない」ってこともあり、これも
斜めにタイコのパイプが下に向いてしまいます。
なので、「結局加工が必要」ってことは多く~面倒です。

とりあえず切断して角度の調整

あまりにも角度が違いすぎます(笑。

溶接完了

ドヘタですが、とりあえず溶け込んでおります。
ついでに使わないヒートパイプ用を切断
ツインキャブには不要の長物なので邪魔なので切断しちゃいますが
穴が空いてるのでやっぱり溶接。

最後に

ざっくり、「新品時の艶々のペイント」が
耐熱効果が全くないことは周知のことなのでペーパー当てて
塗り直しです(笑。
こんな作業で「半日は費やす」のが当たり前。

国産車や一般的な車と違って、「ただ交換」では
終わらないので、新品切断して加工したり、何回も付けたり
外したりして位置を決めたりで「時間ばっかり掛かります」

穴が空いてしまったとき、
「溶接かなんかで安く直して欲しい」と言われますが、
マフラーは車体の真下です。溶接作業の角度には不向きです。
そのため「一旦、取り外し」そこから溶接をするわけですが、
錆て空いた穴なら「また他が空く」のは目に見えています。
『溶接で穴をふさいだ方が安い』と考えてのことでしょうが、
結果的には「完全な修理じゃないのに交換より時間工賃が多い」
ということになります。
ワーゲンの場合も、一般的な乗用車でも特殊な車種じゃない限り
「社外品(アフターマーケット)」が手に入ります。
国産車も「純正同等社外品」がありますから、そういうのと
交換で安く、「きちんと直ります」。
※ディーラーさんは、そういうパーツは使えないので純正品で直します

作業する側も、「それなりの工賃」を貰うのに、
「またダメになるな」が判る作業はしたくありません。
作業した結果が「長く続く」のが修理です。
その部品が「何十万」もするのであれば、少し考えてそういった
作業もしますが、軽自動車の社外純正タイプマフラーは
1~2万円です。車種によっては、「待ってる間に終わる」ことも
ございます。溶接の方が「かなりの時間」になることが多いです。

修理を頼むのであれば、そういう色々なアドバイスをしてくれる
車屋さんを是非近所で探してみてください。
「中古車」はまずそこです!
砂利の展示場で、プレハブの事務所。
どこで?修理するんですか???????ってことです。
外注さん使ってるなら、お客さんに良い選択で修理内容を
提案することも出来ませんよね???


ドライブシャフトブーツの交換。

2018-09-28 18:47:15 | 74年スタンダードビートル作業
国産車の車検お預かりと、ビートルの車検整備でいずれも
ドライブシャフトブーツの交換が必要でした。

FF仕様(前輪駆動)の軽自動車などは、ドライブシャフトブーツが切れたまま
ですと、「シャフトベアリングの破損・異音」に間違いなく繋がります。

リア駆動で、シャフトのホーシングカバーがあるビートルはベアリングの破損に
繋がるには時間が掛かりますが、最近の自動車の「グリス」と違い
「ミッションオイル」が漏れてくるので「ミッションの破損」に繋がります。
ある意味、「シャフトブーツが破れてる・破損してる」が判りやすいのは
リア駆動のワーゲンビートルなんかです。

ミッションオイルは「地面に跡」がつきますが、
ベアリンググリスは「地面に跡」は付きませんのでFF車両の現代自動車は
気が付かないことが多いです。

まずはビートルのシャフトブーツ
「破けてなかった」のですが、もうさすがにゴムが
古いだろうから、「交換」することに。
あと今後2年使えるか?と考えると微妙な雰囲気ですから。


↑外したミッション付近ですが、こんなに狭い空間で
油まみれで作業しないとなんで、「自分で交換」はちょっと
考えた方が良いと思います。

交換用は「2分割」

本来、新車の状態は「筒形」なのですが、交換する際には
ミッション下ろさないと出来ない都合、メーカーで
「2分割」が当時から出ていて、今でも「2分割」が当たり前です。
ですが、FF車のように「グルグル回ってフレキシブルに動く」ことがない
リアシャフトブーツですが「アクスルは上下する」都合で、
2分割を「シール材」無で取り付ける勇気はありません。
液体の「ミッションオイル」は、分割の合わせ目から漏れます。
気を使っておきます。
合わせ目も、「真上」に向けた方が漏れが少ないと思いますが、
ブーツは上下に動く都合で固い部分の合わせ目が真上だと「破損しやすい」
ですから、合わせ目を「時計短針9時や3時や10時や2時」の位置など
考えて取り付けます(笑。もうこの辺り、取り付ける方の好みや考えの
違いだったりしますが、専門店じゃないと「真上の12時」になってる
ことがかなり多い(笑。

ミッションオイル交換して、終了ですが「シールがしっかり硬化」するのを待つため
1日くらい入れません。
これで結構な割合で「滲んでもこない」。

「シール材を使わない方が良い」って人もいるのですが。。。。。
なんとも正解は無いのかな(笑。

国産FF車のシャフトブーツ

分割ではありません。「筒状」合わせ目から漏れるなんてことは
あり得ません。ビートルも本当なら毎回、これと同じようなのを
使いたいのですが、エンジン下して、ミッション下ろして。。。。
ドライブシャフトブーツ交換するのにそんなにバラバラにしたら
お客さんが工賃だけで破産します。
国産車にも「分割式」で、足回りを分解しないで交換できるのが
あるのですが、やっぱり「グリスが出てる」とか
接着剤なので「口が開いてる」なんてのもたまに見ちゃうので、
店長は使いません。
工賃のコストパフォーマンスは良いし、時間短縮(交換の)になる
からその辺りは良いんだけど、耐久性考えちゃうと。。。。。

「車検受かれば良いじゃん」って見送ることが
案外多い、「ブーツ類」です。
大学だって「受かれば良いじゃん」って無理くり入っちゃうと
入ってからが大変なように、車の車検も「受かればよいじゃん」
だと、受かった直後に「切れちゃって」次回車検までに
「致命的な壊れ方」することも多いです。

ご近所の方が「買って1カ月」の軽自動車(中古ね)を
「変な音がするから見て欲しい」と、ご依頼。
結果的には「変な音」の原因はそこじゃなかったのですが、
ドライブシャフトから「グリスが出てる」のを発見。
「切れてますよ??重要な個所が」と、お伝えしました。
「車検取って買ったのに」とお客さんは不服そうでしたが、
中古車屋さんによっては(値段も)、「受かれば良い」って
考えも多いので、まあ。。その辺り買ったお店に文句言うよりも
「はずれた」と諦めた方が良いことも(笑。。。。

店長は、最低限次の車検までは「持って欲しい」と
考えますが、、、、ダメそうなら交換して納車しています。

まあね、破けたボールジョイントブーツを水や砂が
入ったままで新しいブーツ取り替えて終わり。って言う記事も
書きましたが、実際はそういう整備?も多いかと思います。

200万円の外車も売っていますが、20万円30万円の
軽自動車もあります。
どっちかと言えば、20万円30万円の軽自動車を2年間
何もなく乗ってもらえる方が店長は鼻高々です(笑。


お店の考え方の違いですよね。

車検部品のチョイス

2018-09-24 17:58:40 | 74年スタンダードビートル作業
車検整備。

現代の自動車は、「部品には困らない」という環境です。
特に日本ですから、日本車は困ることはないはずです。

mairu店長のお父様(私からすれば義父)が先日、平成16年式SUZUKIワゴンRを
某王手中古車ディーラーに「車検」に出したそうです。
ちなみに、義父は平成16年にも関わらず、色ボケなし!艶々ピッカピカ。で14年前の
軽自動車を毎日通勤に使っています。あり得ないくらい、いつみてもピカピカです。
まだ5万キロほど。毎日乗ってるのに。。。。
車庫、カーポート無しです。

車検に出してすぐに「部品が古い車なので無くて2週間ほど掛かる」
と言われたそうです。
まず、「あり得ないお話」です(笑。
その翌日、「買い替えの営業電話。新車のカタログ。新古車の斡旋」が
始まったそうな。

まあ、みなさん、私も含めて中古車店は一生懸命です(笑。


さて、古い車の場合は「部品」はどうでしょう。
「無い」って車種も多く、代表的なのは「国産車旧車」は特にない。
あっても「仰天の価格」まあ、国産旧車は「国内価値」の車種が多く、
所有してる人も少ないのでどうしても一個単位が高くなってしまいます。

「日本車の旧車は今、海外で人気だろ?」っていう人もいますが、
それはスカイラインとか「スポーツカーの一部」に限った話で、
サニーやパブリカなどは海外で人気ないでしょ?
「日本の旧車が人気」なんて大げさに言って、旧車の値段が吊り上がっても
そのうちにまた落ち着きます(笑。

で、ミニやビートルを始めとした車種は「世界中で人気」の車です。
そのため「パーツには困らない」という状態。
数年前に何かの雑誌で「ビートル再生」とかの記事で
「〇〇を流用」とかやってるのを読みましたが。。。。。
かえって、時間もお金も掛かっていて「なんだ?この記事は?」
と驚いたことがあります。
「整備部品でわざわざ他車流用」なんて要りません。
ネジ一個まで出ています。
ただ「良いか?悪いか?」の質の問題で。。。。。
チョイスも悩むことがあります。

ビートルの車検整備前ブレーキ

整備後のブレーキ

とんでもない、間違いが多くされていたブレーキですが。。。
どういう訳か?「リア・フロントブレーキシュー入れ替え」なんていう
意味不明の明細が入ってましたが。。。その際に間違ったんでしょう。
そこ以外は店長ところで車検整備した形跡のまま。
施工前、施工後でずいぶん「見た目も」良くなりました。
どうせ整備するなら一回くらい見栄えを「ザっと」でも良くした
方が印象も良いです(笑。

今回、「通常のブレーキ整備」の他に
「間違えたおかげで壊れた個所」
「間違えたおかげで焼きが入ってしまった個所」
が余分に整備個所増えました。
「ブレーキライニング」に関しては「使えてる」のですが、
リターンのバネが外れていたので、おそらくライニングは
絶えずドラムに触れていた可能性もあって「焼きが入り過ぎてる」
可能性があるので、破損したバネ同様に交換。

ここで「チョイス」なんですよね(笑。
1)普通のブレーキシュー(社外品)
2)専門業者で張替え
3)スポーツタイプの社外品

2)が多いのですが、今回は10年以上ぶりに3)「フェロード」を
チョイス。正直、「どんな効き具合だっけ?」覚えてません。
まあ、とりあえず「値段は高い」です。

ちなみに、「ブレーキの中身の見た目」はユーザーさんが見ることのない
個所だし、「不要」の作業です。たんなる私の自己満足。



ハブベアリング
え~~っと、、こちらも数年前に私がグリス交換したままの状態。
基本的にですが、今の車は「ハブベアリンググリス交換」なんて
作業自体が「ありません」
「音や、ガタが出たら交換」なので「予防」すら出来ません。
ただ古い仕組みの車は、「最低限、2年に一回は点検だけじゃなくて
グリスの交換も必要」が条件です。
ただ、作業は面倒です。ガソリンやパーツクリーナーで一回洗って。。。
新しいグリスに入れ替えて、、、、、
時間ばっかり掛かります。
10年以上前は「日本精工」のベアリングでしたが、今は無く。。。。
純正指定メーカーの「FAG」か、ノーブランド「中国製」です。
FAGも残念ながら「韓国製」。。。。
日本精工ならいい加減でも、グリスが古くても「長持ち」でした。
ってことは「予防」に気を使わないと「しょっちゅう交換」なんてことに
なります。

軽く洗いました
ベアリングの確認

著しい傷や、「焼けた跡」が無いか?まず確認。
そののちに「アルミ粉体入りレース用お高いベアリンググリス」をじっくり
入れます。
ようは、「不安な部品なら、予防で良い溶剤を使っておこう」って
気を使う訳です。
普通のベアリンググリスの10倍します。
でも、1年でベアリングから異音がするよりも、その方がね。
実際、このグリスを使ったら「長持ち」するようになりました。

国産車(最近のね)は、「予防」が出来ない箇所が多いです。
アッセンブリーの部品も多くて、「ダメになったら交換」です。
技も知識も要りません。
古い車は、上にも書いた色々な理由から、「少し考えないと」ってことが
多いです。
今回、何年もベアリングが良好だったのは、数年前に店長が
「良いグリスを使っていた」からだと自負しています(笑。
途中の数年間でグリス交換も無かったし、ハブナットは逆さまだし、、、

もしかしたら!!!!
最近の車しか扱わない整備工場には「ベアリンググリス」
なんて置いてないのかな!!!!
たしかに、用事ないもんな。。。。
手が真っ黒なのは旧車を扱う店だけかもね。

そういえば店長も、国産車ばかり続く日々の時はあんまり
手が汚れていない。。。。

ご近所でワーゲン(空冷の)を手に入れた方が、
「ステアリング外すのでレンチ借りられませんか?」と
来ました。
貸しません!
ステアリング交換=クロスレンチ(ホイール用のね)
この方程式は外車では通用しません。空冷のワーゲンは27mmとか
なのでタイヤ用のクロスレンチでは無理です。
この画像のようにはいかない訳です。
まあ、最近ハンドル交換する人なんてエアーバックの関係で
あんまり居ないですよね(汗。



車検の整備。車検の定義。

2018-09-24 15:29:44 | 74年スタンダードビートル作業
今月は、3連休が多くて調子が狂います。

3連休初日。長男・次男・三男を連れて「ラジコンサーキット」に。。。
四十代後半の店長は「ラジコンブーム世代」なのですが、
近頃のラジコンの人気カテゴリーは「ドリフトラジコン」らしく、

室内サーキットで「超ゆるやか」に「ドリフト」するのが面白いそうで
30年以上前の「オフロードラジコンブーム」から考えたら、
「遅い!!!!!」という印象。
ボディーもリアルで良いのですが、「ゆっくりドリフト」がブームなんで
昔の「速いラジコン」とはまた違う楽しみなようです。
大人の「ドリフト」を鑑賞する3人。


さて、車検ですが、現在、軽自動車・納車のビートルなどゴチャゴチャです。

「足回りの部品」代表的なのが「ボールジョイント」という部分で、フロント周りには
「ほぼ使われている部品」です。リア周りには軽自動車や小型車は使ってないことが多いです。
60年代の前半や、トラックなどは「キングピン」なのでボールジョイントは使われて
居ないことが多いです、
ようは、「人間の関節」と同じ仕組みと考えてもらえれば判りやすく、
「絶えず稼働する部分」に使われています。
そしてそのボールジョイントは
人間の「皮膚」のように「ゴム製ダストブーツ」で保護しています。
このブーツ、国産車でも10年や10万キロは持たないことも多く、
「ヒビや目視で次回車検まで持ちそうで無ければ交換」した方が無難な部品です。
アルトラパンのロアアームボールジョイント。
これはブーツ交換したあとですが、ブーツがダメになると
関節部分のグリスは流れ出し、砂や土、水が入ってしまい、関節は傷だらけに
なって「ガタガタ」になります(笑。
「ダストブーツが切れると使えているボールジョイントを交換するはめになる」
という数百円でありながら重要な部分です。

「車検が受かれば良い」って方も多く、実際「ヒビ」が入ってる程度なら車検も受かります。
でも数か月後には切れてボールジョイントは徐々にガタガタになっていきます。
「2年間のれるように」という車検制度ですが、「受かればよい」って業者さんも多くて
「車検の意味が理解出来てないユーザーも業者も多い」

このボールジョイントブーツ
車検で預かった車なのですが、ブーツは「ピカピカ新品」で数日前にどこかで
交換してもらったそうです。(たまたまタイヤ交換して見えたらしい切れてるのが)
で、交換してあったのですが
店長のお店で車検整備でお預かりしたら「ブーツが脱落していて外れてる」という状態(笑。
で、「砂が入っちゃったかもしれないから」と私が一度ブーツを脱がしてみたら!

ブーツ新品、錆と砂だらけの古いグリス
あのね~~~
破けていたダストブーツが付いてたってことは、中身は水や砂が入っちゃった
わけですよ。そこにブーツだけ新品交換して意味ないじゃん!

ブーツ破けてる→ボールジョイントを綺麗にクリーニング→新しいグリス→新品ブーツでカバー
が当たり前。
シビアに考えたら、「ブーツ破けてしばらく乗ったから、そっくり交換」って考えも
あるくらいです。

まあ、軽自動車ですし、お客さんの予算もあるので「ガタガタ」じゃないし
きれいに掃除してから「アルミの粉体入りグリス」を入れて
気を使っておきます。

実は「あまり乗っていない車」にも多く、「車検は受かる状態にブーツ切れも無い」って
状態でも、念のためブーツを脱がしてみると、「グリスがカチカチで機能してない」って
ことも多く、
本当ならば「ブーツ脱着してグリス確認」が整備・点検かな?と思いますが、
ボールジョイントって車にも寄りますが、最低でも6個所は使っています。
イチイチブーツ脱がす作業もかなり時間が掛かります。
「切れてなければ、よし!」が車検整備の定番だったり。。。。。

昔、「ディーラーの車検は高い」と言われることが多かったですが、
実際は「事前交換」が多かったからなんですよね。
駄目じゃなくても「年数・距離で無条件交換」みたいな。
ボールジョイントブーツも一か所切れてたら「残りも全部交換」みたいな
感じですね。ある意味車にとっては良いことだったわけです。
新しい車は(10年くらい前からの)そういう事前交換的なことは
一切しなくても走ったりします。壊れず。その代わり、長い月日を所有するには
あるところでの故障個所によっては「高額」なので「直さない」のも通例で
「使い捨て」だったりも。。。

「チェンジニア」が多くなった。
って言われるんですよ。
仕組みを考えずに「ダメな個所」だけを「ただチェンジするエンジニア」
「ブーツが切れている」修理をするのに、ただそのままブーツだけ交換する整備士が居る時代
ですからね。。。。。。

そういう整備士さんは、転んで擦りむいた子供の膝小僧を、洗いも、消毒もしないで
絆創膏をいきなり張るのかな????

たまたま、ブーツの取付が甘くて店長が気が付いたから良かったけど
そうじゃなかったら、錆びだらけで砂だらけのままボールジョイントは
絶えず動かされていたことでしょう。
自分の腕や足に関節だったら。。。。。
痛くてたまらないです(涙。







車検の色々。

2018-09-20 20:25:43 | 74年スタンダードビートル作業
ワーゲンビートルの車検ですが、
基本的に「交換する部品が多い」ということがあります。

「画像は、これから交換する一部の部品」ですが
エキゾーストマニフォールドや、ブレーキシリンダーや
イグナイター、シャフトブーツ、タイロッドエンドブーツ
フェロードブレーキシューなどなど。。。。

「消耗品」だから交換。ってものもあって、基本的には普通の車と
車検時に交換するものは変わらないんですが、
「事前に!予防的に!」
という「交換もあります」

ブレーキシューは「使えてるが年数が古いので剥がれても嫌なので交換」

イグナイターは、「ポイント式で十分だけど、ポイントが原因の故障も多い
ので、いっそのこと、ポイントレスにしてしまおう」

ドライブシャフトブーツは「切れてないが古そうだから交換しておこう」

ブレーキのシリンダー関係「古いから交換しておこう」

エキマニは「巣穴が空き始めてるから、溶接じゃなく交換してしまおう」

結果的に、「使えているけど交換しておこう」が多いです(涙。

イグナイター
ポイント式のディストリビューターを、「ポイントの無い電子制御」にしてしまう
キットで、「ここ数年のポイントがイマイチ過ぎる」という理由から。。。。

もちろん、「車検も通るし使えている」のに無理に交換するのは。。。
って思いますが、これからお客さんが乗ることを考えると、極力換えておこうかな。
ってなります。
「致命的に最低限ならないように」

同時進行で国産車の「車検」が連続。
時間が読める国産車だけに、そうそう悩まないのですが、

チェックランプ点灯した車は悩みます。
特にエアーバックなんかは、ピンポイントで「OBDⅡ」っていう診断機械使っても
出ないもので。。。。。
一個ずつの部品や、配線の抵抗を調べてようやく「ここか!間違いない!」
が判るので。。。。案外、現代の車も時間がかかる個所があるんですよね(汗。