文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

そして最後に「この会場になぜか日本の領事館員や特派員が1人もいなかった」と見捨てられたヨーコに同情を寄せていた。

2022年09月21日 12時59分53秒 | 全般

『竹林はるか遠く』の作者ヨーコ・カワシマ・ワトキンズを在米韓国人に吊るし上げられた様子をこの新聞だけが伝えた。
と題して、2018/11/12に発信した章である。
検索妨害に遭っていた。再発信する。
以下は有数の読書家である友人が薦めてくれた本である。
日本国民全員と世界中の人たちが知らなければならない事実が見事に解き明かされている。
こんなメディアや政党はもういらない、と題して2018年10月23日に出版された、産経新聞記者出身の高山正之とNHKアナウンサー出身の国会議員和田政宗の対談本である。
見出し以外の文中強調は私。
はじめに―日米の反安倍・反トランプ報道には愛想をつくしかない
ボストン・グローブ紙と言えば一応米国の一流紙と言われる。 
特ダネもある。
百三十人の子供に性的暴行をしたカソリック神父を告発した記事は「世紀の特ダネ」と自慢する。
キリスト教社会には大きな波紋を投げたらしいが、まあそれなりの新聞力を持っていると言われる。 
日本がらみのネタもあった。
『竹林はるか遠く』の作者ヨーコ・カワシマ・ワトキンズを在米韓国人に吊るし上げられた様子をこの新聞だけが伝えた。
彼女が11歳の時、日本は敗戦した。
今の北朝鮮のはずれに住んでいたヨーコ一家は京城経由で日本に引き揚げるが、その途中、昨日までぺこぺこしていた朝鮮人が引き上げる日本人を襲い、殺し、奪い、犯した。
その中を逃げ延びた体験をまとめたのが英語版「So far from the bamboo grove」。
全米教育委員会が1986年、優良図書として中高校生向けの副読本に指定した。 
ところが2006年、副読本を読んだ在米韓国人生徒が親に聞いた。
以下はグローブ紙の記事だが「ねえ韓国人はこんなに残虐なの?」。
親が韓国人コミュニティに報告し、大騒ぎになって当時
73歳のヨーコをボストンに呼びつけてなぜ嘘を書くと吊るし上げた。
「会場には韓国紙特派員、在米韓国人外交官も詰め掛け、彼女をなじり、謝罪させた」「別の一派は米教育委員会に、彼女の本を副読本から外せと怒鳴り込んだ」と記事は伝える。 
そして最後に「この会場になぜか日本の領事館員や特派員が1人もいなかった」と見捨てられたヨーコに同情を寄せていた。 
そういうまともさをもつ新聞がこの夏、大いに狂った。
全米の新聞に「816日の社説で一斉に反トランプを訴えよう」と呼びかけた。 
「メインストリームメディアはフェイク・ニュースしか流さない」とトランプは言う。

それに新聞がそろって反論すればトランプも少しは大人しくなる。圧力になる。
そんな狙いからだろう。
あるいはその時期から言って11月の中間選挙を意識した反トランプ攻勢とも受け取れる。
しかし傍から見れば新聞の独立性を見失った気違い沙汰に見える。
新聞がペンでなく徒党を組んで脅し上げようというのだから。 
まさかと思っていたら驚いたことに『ニューヨークタイムズ』など350紙がそれに同調して、米大統領に対する批判を展開した。 
あきれ果てた。
*NHK等の報道だけに接していた私は、そんな背景があったとは全く知らなかったが。
日本国民の大半、および世界中の人たちにも初耳のはずである*
だいたいフェイク・ニュースは濡れ衣だと反論するメインストリームメディアは大統領選の時にどんな報道をしたか。 
選挙期間中ずっとトランプを泡沫候補扱いし、得票率はせいぜい8%とかやっていた。
そのくせ泡沫候補のはずのトランプに対し、女性スキャンダルを持ち出し、脱税疑惑からベトナム戦争時の徴兵免れ疑惑まで伝えた。 
そういうならビル・クリントンのときはどうだったか。
彼は同じ時期、英国のローズ奨学生になってオクスフォード大に逃げ、マリファナをやりながらまんまと徴兵逃れした。 
明らかにトランプへの差別的報道をやったのは米市民も知っている。
泡沫のはずのトランプが大統領選に勝った後のギャラップ調査で「新聞の信用度」は
32%まで落ちている。
しかしメインストリームメディアにその反省はない。
差別報道を認めもせず、今度は大統領にまつわるロシア疑惑などを書き立て、その過程で逆にヒラリーの怪しげな犯罪がばれると報道しない自由を公然行使する。 
それに加え、トランプを勝たせたSNSなどソーシャルメディア潰しにやっきになっている。
トランプ寄りや反グローバリズムのサイトはフェイクとか言って配信を拒否、世間から抹殺してしまっている。 
グローバリズムに乗るGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)がその急先鋒で、とくにアマゾンがオーナーになった『ワシントンポスト』の反トランプ報道は新聞人の常識を超えている。
もはや米国にはまともなジャーナリズムは存在していないかに見える。
実は笑っていられないのが日本の新聞もまったく同じ症状を示していることだ。
少なくとも大統領選でのトランプ報道は米メディアのデッドコピーだったし、その後のトランプ叩きもすごい。
日本のメディアという自覚を失った俗間のごとき報道ぶりだ。 
それだけじゃない。
坊主憎けりや袈裟まで憎いのか、トランプと親交のある安倍晋三も重ねて四つにしようとする。
中でも朝日新聞はひどい。
この稿続く。


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