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文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

選挙結果を素直に認めたくない悔しさが露骨である。

2017年11月27日 13時30分09秒 | 日記

以下は前章の続きである。

「安倍一強」の苦い思い 

朝日新聞10月23日朝刊の一面に堂々と載ったこの記事は「ゼネラルエディター兼東京本社編成局長中村史郎」という筆者名だった。

編成局長というのは紙面作成の最高責任者とみてよいのだろう。

ちなみに私はこの中村氏を個人的に存じあげている。

十数年前、北京在勤の特派員同士だった。

なかなか感じのよい、さわやかな記者だった。

だが、それとこれとは別であること、言を俟たない。 

この総選挙総括の記事はまず「『1強』政治 見直す機会に」という見出しだった。

この記述では選挙の前の記事を思わせる。

いまの自民党政権の政治を「1強」と評すことの適否はともかく、現状を見直す機会に、という意味だろう。

だったら当然、これからの選挙にのぞむ、というスタンスを思わせる。

だが、実は選挙が終わっての総括なのに、いかにも日本の政治をこれから「見直す機会に」というのだ。 

選挙結果を素直に認めたくない悔しさが露骨である。

負け惜しみとは、こういう態度を指すのかとまで感じた。 

この稿続く。

 


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