文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

「在日米軍の費用をもっと出せ」というのは言葉通りではなく、「いちいち米国を頼らずに自分で守れ」という意味

2021年10月18日 07時30分39秒 | 全般

尖閣諸島の防衛についてトランプ大統領は「We stand behind Japan」と言いました。
2018年01月05日に発信した章が読者は良くご存じの犯罪者に依って、検索妨害攻撃を受けて検索結果に全く出て来ない。
段落等を修正して再発信する。
以下は前章の続きである。
櫻井 
本当にそうですね。
国民の生命と財産、国土を守ることが国家の第一の義務であるにもかかわらず、日本はそれを米国に頼ってきました。
トランプ批判ばかりが報じられますが「自国防衛に責任を持て」というのは当たり前の話です。
ケント 
はい。
日本人はトランプ大統領の発言を勘違いしていますね。
「在日米軍の費用をもっと出せ」というのは言葉通りではなく、「いちいち米国を頼らずに自分で守れ」という意味。 
尖閣諸島の防衛についてトランプ大統領は「We stand behind Japan」と言いました。
日本が戦うなら「behind(後ろ)」から支援するよというのが米国の本音です。
櫻井 
日本が動かなければ米国は動かない。
これも当然のことですね。
野党は「日米安保のせいで戦争に巻き込まれる」と批判してきましたが、今は逆に、米国が日米同盟を理由に中国との戦争に引きずり込まれることを警戒しています。
ケント 
そう、まったく逆なんですよ。
じゃあ米国は尖閣諸島を守るのか守らないのか。
守るかもしれません。
でもそれは米国の国益のためです。
尖閣諸島防衛が米国の国益にかなうと判断すれば、その時は戦う。
櫻井 
そもそもなぜ米国人の血を流してまで米国が日本を守る義務があるのかという根本を、日本人は理解しなければいけませんね。
お互いの国益が合致して初めて日米安保は有効に機能するんです。 
ところが日本は自国の防衛力の整備・強化すら、「米国に言われたから防衛費を増やした」とか、“渋々従っている”形をとってきました。
でもそのようなことはもう通じません。
ケント 
今後、日本は国益を主張すればいいだけだと思います。
ところが、僕がそう言うと「日本では国益を主張するのは『美徳』ではない」という人がいる。
いつから外交が美徳の話になったのでしょう。
櫻井 
おかしな話ですね。
日本人が国益について世界の基準と比べて的外れな反応をしてしまうのは、戦後、日本が国というものを考えてこなかったからだと思います。
この稿続く。

 


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