文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

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The time of Japan, the time of the world

1月24日から2月29日までの間に世界で買い占めたマスクは22億枚ですよ。企業レベルでも調達させています

2020年12月18日 22時50分45秒 | 全般
2020/9/20に出版された下記の本から、p28~p32を抜粋する。
国際政治学者・藤井厳喜と元警視庁刑事通訳捜査官・坂東忠信の対談本から。
日本国民のみならず世界中の人たちが必読である
許せない悪徳商人・中共指導者たち  
ー武漢ウイルスが世界に蔓延して半年以上が経過しました。感染者は1,600万人を越え、死者も70万に達しています(2020年8月1日)。南半球が冬に入り、この数字はますます加速していきそうです。まずは総括というか中間報告をお願いします。
藤井 
チャイナは、2020年6月7日に、武漢ウイルスに関する「白書」を出しました。
その中で、これまでの対策を正当化し、「中国が比較的短期間に蔓延を抑制したのは共産党(習近平)の強力な指導による」と自画自賛しました。
初動の遅れや情報隠しが世界中の感染拡大を招いたという国際社会からの批判に反論し、「中国はウイルスの被害国で、世界的なウイルス対策の貢献国。公正な対応を受けるべきであって非難されるべきではない」と主張。
国際社会に情報を適時公開したという立場を繰り返した上で、「中国に汚名を着せることや政治化に断固反対する」とトランプ米政権を牽制もしてみせました。
賠償請求も「絶対に受け付けない」と退けました。
よくもまあ、ヌケヌケとこんな嘘八百を書けるものだと呆れます。 
事実はどうだったか?。 
まず、2019年の12月、自国で感染が広がり始めていた時、医薬品の輸入量を増やすとともに、マスクや防護服、人工呼吸器など医療物資の買い占めを世界中で開始、その一方で、一段落すると事実上、高価格で転売したり売り惜しみをするなど非常に悪質なことをしましたね。 
2019年12月の時点で、今回の「武漢ウイルス」は「人から人への感染」をする危険な病気だという事をチャイナ側は分かっていた。
それをすぐにWHOや、世界に知らせず、その情報を隠蔽しておいて、そういう非人道的なことをやってのけたのです。
または、「マスク外交」と言われるような形で支援物資を贈っては見返りを要求もしました。
悪徳商人そのものでした。 
それでも、「自分たちは悪くない」ということであれば、濡れ衣を晴らすためには、すべて情報公開をすべきです。
それもしないで、「中国に世界は感謝すべきだ」とか、訳の分からないことを言っている。
坂東 
世界中でどれぐらいのマスクを中国政府が買い集めたと思いますか。
1月24日から2月29日までの間に世界で買い占めたマスクは22億枚ですよ。
企業レベルでも調達させています。
アリババでは10億元の特別基金を創設してマスクなど医療品を購入していた。 
そのほかに、世界中に183ある中国の商工会、華天商工会、商工会議所が動き回って、概算ですが、マスク1021万枚、医療用手袋キット964,000双、それから、医療用防護着134,900着、医療用ゴーグル4980個、消毒液500トンを買って、北京中央政府に送ったといわれている。 
そのうえで、おっしゃる通り、中国共産党は「武漢ウイルス」を世界中に拡散させ、感染国にマスク不足を発生させて、買い集めた医療物資を販売し、寄贈した。
そして中国に感謝しろ、ということを公言してみせた。 
そこで、もしかすると中国は世界の国家生命権みたいなものを握って、国際的な優位性を得ようとしているのではないかという不安を諸外国は持つにいたりました。
しかも、安倍総理が国民に配布した、洗えば何回も使える布マスクについても攻撃対象にしているのです。
そのマスクが国民に出回ってしまったら、中国の思惑が外れてしまうからです。
ですから、布マスクは効果がないと喧伝したりしましたね。
日本でも一部報道機関がそんな主張をした。
でも、そんなことはありません。
確かに網目は不織布に比べて大きいわけですが、ウイルスは超微細粒子で、空中を飛んでいるときに「ブラウン運動」と言って微細振動しながら浮遊するのだそうです。
この振動により布マスクの網目でもウイルスが引っ掛かったりするわけです。 
ところで、中国のマスクですが、中国人は儲かると思ったらすぐに製造機械を導入して作り始めていますが、もともとマスクを製造してきた会社ではないので、飛んできたハエや髪の毛が一緒に巻き込まれて「ハエサンド髪の毛入りマスク」が出来てしまう(苦笑)。
既にこれが出回っていてネットにアップされていました。
藤井 
マスク作りは基本、無菌室でなければいけないのに全然、中国では守られていません。
そんなことに関係なく中国の新規参入業者は埃まみれの工場内でマスクを製造しています。
当然、汚いマスクが完成するのです。
そもそも中国ではマスクを製造している作業員がマスクをしていませんからね。
イタリアは中国からの支援物資を最初は大喜びしていましたが、不良品が多くて結局はチャイナにつき返しました。
しかもチャイナ製のコロナウイルス検査キットは全然、当てにならないとして、援助を受けたほかの国(スペインなど)もチャイナに返品したようです。
坂東 
とくに医療関係品について中国製は使えないものが混じっているということですね。
中国のこうしたやり方は組織的、計画的なものでなくとも、中国人白身が儲けたいその一心で、買い手のことなど考えず商売を始めてしまう民族だということです。
中国はそういう方向に行ってしまうのです。 
中国の人口は多いですから、経済が本格的に動き始めると一気に日用品や食料品の需要が高まり、そうした商品は不足気味になることが予想されます。
その時、日本で食料や日用品を調達して中国で販売したら儲かると考える中国人が絶対に出て来ます。
すると、マスク同様に日本でそうした商品が品薄となって、モノによっては店頭から消える事態になりかねない。
さらに言えば民間レベルでの買い占めが進行して値段が上昇することも考えられますので、今、こういう懸念を認識して政府はキチンと先手を打つべきです。
既に米中ともに戦争を見越しているかのような動きが出ていることから、最悪の場合、こうした事態が半年か、1年後には来る可能性があります。 
後略。

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