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文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

受付の青年と雑談を交わしたが、生まれも育ちも白老だという青年は、学校でもアイヌの生徒はおらず、どこにアイヌがいるのかもよくわからないという

2019年11月03日 16時06分32秒 | 全般

以下は、月刊誌Will今月号に、日本分断化工作かなぜアイヌが学ぶ北朝鮮の「主体思想」、と題して掲載された気鋭のジャーナリストである大高未貴さんの論文からである。
アイヌ新法成立のウラに隠されたあるシナリオとはー
日本分断工作 
今年8月、韓国の文在寅大統領やその側近たちが北朝鮮の秘密党員だったという機密文書を元共産党議員秘書の篠原常一郎氏が暴露し、韓国では文在寅大統領率いる従北派と保守派の対立が高まっている。 
とはいえ、韓国の従北ぶりは文政権から始まったものではない。
金大中時代から“もはや青瓦台は平壌の手に堕ちた“と言われていたし、北の対南工作は着々と進んでいた。
私は対南工作の片鱗を探るため、90年代から韓国を訪ね、左派系メディアとの接触を試みた。
「同じ民族ですから統一は当たり前です」と朝鮮半島の未来について答える彼らに、“北の人権弾圧や一党独裁とどう折り合っていくのか”と問うてみても、肝心な部分からは目をそらすばかりで明確な回答は得られなかった。
あのなんとも言えない統一ムードをいまだに覚えている。 
日本を含め、諸外国から見れば、あの怪しげなろうそくデモによる朴槿惠政権潰しも異様な光景に映るが韓国内から眺めてみると、長年にわたって熟成させたアルコールが揮発して発火点を迎えたような流れではなかろうか。
今頃になって韓国の保守派による文政権批判や大規模な反政府デモの様子も聞こえてくるものの、本気で革命を遂行している文政権は、保守派のメディアや知識人だって本気で潰しにかかるであろうし、朝鮮半島の形式的な南北統一は水面下で日米とも了承済みのシナリオになっていると思わずにはいられない。
GSOMIA破棄も含めて、実際にはすべて米政府も織り込み済みのシナリオではなかろうか。 
青臭い革命に燃える文政権だけで東アジアの地政学を変えるような潮流を具現化する力は持ち得ないのではないか。
こうした動きと連動して、実は日本でも沖縄―大阪―官邸―北海道にかけて“日本分断”工作が北朝鮮の意を受けた従北派勢力によって展開されている。
それは、次のような事実が引き出されてくる。 
腐敗と矛盾だらけのアイヌ政策推進会議の座長になぜ、菅官房長官が鎮座しているのか、時間はかかるであろうが、丁寧に見ていく必要がある。 
ここで本題に入る前に、アイヌ利権について簡単に説明しておく。 
2009年、小野寺まさる氏が北海道議会議員だった時に自身のHPに掲載した文章を引用させていただく。
小野寺氏はアイヌ協会の不正資金流用について、議会で追及してきた稀有な議員だ。 
「道の政策において『アイヌ人』を認定する基準はありません。アイヌ協会が認めればアイヌ人として認定されます。戸籍も何も関係ありません。そして、もしアイヌ人として認められれば、驚くほどの補助が国や道から受けられます。ここに不正や利権が生まれるのです。(略)また、アイヌの方々への大学生への就学資金の貸付制度についても質問をしました。この貸付制度は名ばかりの制度で、実際にはお金を返還する必要が無い『いい加減な制度』でした。というのも、この貸付金を返還したのは989人の中で1人のみで、返還を免除した額は24億円以上にもなるのです。中には、年間約100万円を13年間もらい続けた者がいた事実も判明しました。(略)これらの制度は一部のアイヌ協会の役員やその親戚・知人などの利用が多く、本当に大学の就学資金の貸付を必要としている方々が、この制度を利用できない仕組みになっていたのです。情報を握った一部の人たちだけがこの制度を利用していた訳です。(略)かなりの時間を割き、アイヌ協会に関して調査をしましたが、調べれば調べるほど一部のアイヌ人と一部の政治家や勢力が“アイヌ施策”を利用し、税金を搾取している』ということが解りました」(小野寺まさるHPより) 
小野寺氏いわく、これも氷山の一角でまだまだ不正流用はたくさんあるという。
にもかかわらず、こういった問題が未解決のまま、日本政府が今年、アイヌ関連事業に予算をつけているのは解せないと思うのは私だけではあるまい。 
北海道では小野寺氏に取材協力をいただき、北海道白老町のアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(愛称ウポポイ)」の建設現場を訪ねた。
この施設は札幌から車で約1時間、来年4月24日に開館予定だ。 
海岸線を通り抜け、ビルもない静かな田舎町だが、湖畔越しに突如、東京ドームのような巨大な建設物が現れた。
白老がアイヌの聖地だというのなら、これこそ環境破壊ではないかとも思うが、工事現場に張られた無数の受注業者の社名を見ると、アイヌ政策と土建屋の二人三脚ぶりがよくわかる。
誤解しないでいただきたいのは、私は公共事業のすべてが悪いと言っているのではなく、国民にとって本当に必要なものならどんどんやるべきだし、逆もしかりだ。 
ウポポイ建設にあたり、費用総額は二百億円を超えている。
車窓越しに小野寺氏はこう言う。 
「いま通り過ぎたコンビニ、アイヌ協会関係者の親族の店です。来年になったら'ウポポイ'特需でしょう」 
白老の観光案内所にも立ち寄ってみた。
受付の青年と雑談を交わしたが、生まれも育ちも白老だという青年は、学校でもアイヌの生徒はおらず、どこにアイヌがいるのかもよくわからないという。
'アイヌの聖地'と謳いながら、なぜ地元の青年がアイヌについて何も知らないのか、なんとも拍子抜けした現場だった。
優雅なアイヌ民族文化財団 
10月5日~6日、上記した“ウポポイ゛のPR活動の一環として、東京都・亀有のショッピングモールで開催されたアイヌのイベントに参加してみた。
一階の催事場にはアイヌ・コーナーが設置され、アイヌの住居を再現した部屋と、民族衣装無料貸し出し撮影コーナー、アイヌ彫刻や伝統文化などを展示しているコーナーがあった。 
6日の13時からは“ウポポイ開設PRアンバサダー”宇梶剛士氏のトークショーが予定されていた。
ところが13時には始まらず、北海道副知事・中野祐介氏、白老村長二戸田安彦氏などの挨拶が続き、13時15分頃、付き人に守られながら、宇梶氏が登場。
3人の男性はにこやかに握手をしながら、司会の女性が「皆様、シャッターチャンスですよ!」と呼びかけ、撮影タイムとなった。
隣にいた中年男性二人が「なんで宇梶がアイヌ・アンバサダー? あいつ、もともと暴走族の頭だろう」と苦笑している。
宇梶氏は「私の母方がアイヌで……」と前置きしながら、アイヌ文化について正味十数分のトークショーを開催。 「アイヌつて言葉を使ったり、背負う以上、人間らしさとは何か、アイヌらしさとは何か、ちゃんと自然に考えるような言葉が……、まず人問という意味がアイヌと言うこと……」 
ハテ、どこかで聞いたことがあるフレーズだと思い、帰宅して北朝鮮主体思想の司令塔・尾上健一氏の著作を開くと「アイヌとは“人間らしい人間”という意味である」(『自主の道』尾上健一)にあった。 
ちなみに、このウポポイ関連のイペントの予算について、小野寺氏に問い合わせると、「アイヌ政策推進局、アイヌ政策課」のHPを教えてくれた。
なんと、ウポポイPR事業は株式会社電通北海道が請け負っていて、予算は20,545,800円。 
ビックリして小野寺氏に「なんでウポポイPRに2,000万もの税金が投入されなきゃいけないんですか!」と問うと、「これはお約束のプロポーザル方式で、アイヌ関連事業の大半は電通が受注しています。注視すべき点は、これは内閣府ではなく、北海道のイベントなのです。今年新たに内閣府で6億円もの予算がつき始めましたが、これはどんどん増えていくでしょう。それとは別に、地方自治や各省庁のアイヌ事業は従来通りであることをお忘れなく。アイヌ事業は今年4月のアイヌ新法成立にともない、全国規模で拡散されることは間違いありません」と言う。 
東京駅前の一等地、八重洲ブックセンターのすぐ近くにあるアイヌ文化交流センターにも足を運んでみたが、アイヌ民族衣装などが展示されているほか、アイヌ関連の蔵書や資料などとともに使っていない会議室もあった。
この会議室はセミナー用だというが、なんとももったいない。 
増税で消費も冷え込むご時世に、レンタル会議室を利用して経費削減している民間企業も多いが、主催者のアイヌ民族文化財団はなんと優雅なことか。
不動産屋に尋ねると家賃相場2,000,000円前後ではないかという。
この稿続く。


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