以下は、今日の産経新聞に、ロシア批判のはずが日本批判の不思議、と題して掲載されたイスラム思想研究者飯山陽の論文からである。
彼女が彗星の如くに言論界に登場した気鋭の研究者である事は既述の通り。
本物であればあるほど朝日新聞に対する批判が鋭く深いものになるのは当然なのだ。
それにしても朝日は心底性根が腐っている。彼らは反日プロパガンダの日本における牙城であり、反日で発狂している人間達である。
ロシア批判のはずが日本批判の不思議
国連憲章は「武力による威嚇又は武力の行使」によって国の領土保全や政治的独立を脅かすことを禁じる。
その国連の安保理常任理事国であるロシアがウクライナに軍事侵攻した。
国家には永続的な政策や地政学的方向性があるわけではないし、常に想定通りルールに従って動くわけでもない。
わずか短期間のうちに変わるはずのなかったものが変わり、不可能が可能になることを私たちは確かに目撃した。
今私たちが向き合うべきは、国際社会のルールが破壊され、これまでの世界の前提が維持されないことが明らかになった、という深淵なる事実である。
ところが朝日新聞は違う。
3月3日付朝刊の天声人語では、国連総会で多くの国から非難され孤立したロシアについて「戦前の満州事変のあと、日本の立場もかくのごときものだったか」と戦前の日本になぞらえ、「満州事変から泥沼の日中戦争へと、破滅の道を進んだのが日本の歴史」と批判した。
3月2日付朝刊には日本総合研究所会長で多摩大学学長でもある寺島実郎氏の「日本がプーチン氏を増長させた面もあることを指摘しておきます」うんぬんというインタビユーを掲載した。
いわく、安倍晋三元首相が2014(平成26)年のロシア・ソチ五輪開会式に参加したことや平成28年にプーチン大統領を山口県に招いたことが「(ロシアが)むき出しの力を行使することを結果として後押し」したらしい。
自由主義的世界秩序を旨とする民主主義国家として、日本が今批判すべきはロシアであるはずだ。
ロシアの東の隣国は日本である。
今日のウクライナは明日の日本という危機感は、国防を考える前提として必要不可欠であろう。
ところが朝日は論点をすり替え、この問題を日本批判に転じようとする。
ウクライナでは多くの無辜の一般人がロシア軍に殺害されているというのに、それを「利用」して自らのイデオロギーがさも正しいかのように主張するのは人道にもとる行為だ。
ロシアに向けられるべき批判の数%でもいいから日本に向けさせようなどという策略は品性下劣極まりない。
反日イデオロギーは日本人の目から事実を隠すための煙幕だ。
日本人の意識がかような煙幕に覆われたままでは日本の領土も主権も危うい。
なにしろロシアは日本の隣国なのだから。
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