文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

プロパガンダで手を組んでいるのは、何より日本が恐いからだ。ところが、日本人は無邪気にも「何もしていないのに、どうしてここまでイジメられるんだろう」と思っているわけだ(笑)

2020年08月05日 16時09分21秒 | 全般

正しい歴史観を

大高 日本はどう勝ち抜いていったらいいのでしょうか。

髙山 歴史観をしっかり持つことが大切だね。現象だけを追うと、どうして韓国人はここまで汚いやり口をするのか、平気でウソを言うのかと思う。中国人も同じだ。中韓は、米国との間で日本を貶めることが了解済みになっている。

大高 それほどアメリカは日本を怖れている。

髙山 独立独歩で、どの国からの応援もなしで極東の島国が世界最強の国家になり、白人世界を揺るがした。その脅威の念は消えていない。トランプ政権で流れは変わってきたけど、日本への手綱を緩めることはない。中国が日本の悪口を言ったら、裏でアメリカは拍手喝采している。そういう関係にある。

大高 韓国の反日行為に対しても同じでしょうか。アメリカは慰安婦像建設をどんどん承認しています。もっともアメリカも一枚岩ではありませんが……。

髙山 ヒラリーなんて国務長官時代、「米国のあらゆる文書・声明で、日本語の〝慰安婦〟(comfort women)をそのまま翻訳した単語を使ってはならない。〝強制的な性的奴隷〟(enforced sex slaves)という表現を使うべきだ」と言っている。

大高 ヒラリーはアイリス・チャンとも懇意にしていました。

髙山 プロパガンダで手を組んでいるのは、何より日本が恐いからだ。ところが、日本人は無邪気にも「何もしていないのに、どうしてここまでイジメられるんだろう」と思っているわけだ(笑)。

大高 相手の真意をまったく見抜いていません。

髙山 日本がどれほどすごい国なのか──そのことを自覚できたら、「あ、こういう誹りもあるのか」とわかる。それと同時に、そんな誹り程度で頭を下げ続けていたら、スペインのように気力・体力が失われかねない。謝罪男〟も(笑)。心して掛からねばなりません。

髙山 1つ注文をつけたいのは日本のメディアは、政府を是々非々で批判するのは構わない。でも、せめて国益のために批判してほしい。この国難の時、日本を不当に貶める意味は何もないんだから。

大高 髙山先生のお陰で、ラス・カサスに始まり、根深いプロパガンダ宣の実態が浮き彫りになりました。せめて政治家や霞が関、メディアで働く人はこういった知識を入れたうえで職務をまっとうしていただきたいものです。そうすれば〝反日謝罪男〟もやすやすとパフォーマンスできなくなるでしょうし……。何よりも日本の子供たちのために切に願います。

髙山 正之(たかやま まさゆき)
1942年、東京生まれ。東京都立大学卒業後、産経新聞社に入社。社会部デスクを経て、テヘラン、ロサンゼルス各支局長。80年代のイラン革命やイラン・イラク戦争を現地で取材。98年より3年間、産経新聞の時事コラム「異見自在」を担当。辛口のコラムで定評がある。2001年~07年、帝京大学教授。著書に、『アジアの解放、本当は日本軍のお陰だった!』『白い人が仕掛けた黒い罠─アジアを解放した日本兵は偉かった』、共著に『こんなメディアや政党はもういらない』(和田政宗)(以上ワック)などがある。

大高 未貴(おおたか みき)
1969年生まれ。フェリス女学院大学卒業。世界100カ国以上を訪問。チベットのダライラマ14世、台湾の李登輝元総統、世界ウイグル会議総裁ラビア・カーディル女史などにインタビューする。『日韓〝円満〟断交はいかが? 女性キャスターが見た慰安婦問題の真実』(ワニブックス)、『イスラム国残虐支配の真実』(双葉社)、など著書多数。「真相深入り!虎ノ門ニュース」(レギュラー)、「ニュース女子」などに出演している。

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