以下は前章の続きである。
今度は″電通委託費“問題
終盤国会で野党がやり玉に挙げたのが、中小企業などに支給される「持続化給付金」事務の委託問題だった。
6月1日の朝、東京・築地の大通り沿いにある雑居ビルに、立憲民主党の川内博史議員や国民民主党の渡辺周副代表ら、野党議員6人が入っていく。
お目当ては、経済産業省から持続化給付金の手続き業務を委託された”サービスデザイン推進協議会”の事務所だ。
一行は、待ち受けていたマスコミを引き連れ、事務所がある二階まで上っていく。
事務所の入り囗に置かれた白いインターホンの受話器に渡辺が耳に当てると、一斉にマスコミのカメラのフラッシュを浴びる。
「もしもーし、もしもーし。誰も出ないな。では、大串先生どうぞ」
指名された立憲・大串博志が同じように受話器に向かって呼びかける。
カメラのフラッシュは再び光るが、もちろん返答はない。
「では、川内先生どうぞ」
野党議員らは、マスコミのカメラを意識しながら、代わる代わる返答のない受話器に向かって叫び続ける。
野党議員が来訪することを知りながら、なぜ事務所を不在にしたのか疑問に思った記者が尋ねる。
「先方には、来訪することは伝えたのですか?」
渡辺が恥ずかしげもなく胸を張ってみせた。
「実は一時間前に、役所から『きょうはリモートワークで事務所に職員は一人もいません』という連絡はもらっていたのだけど、来てみたんですよ」
何のことはない。在宅勤務で事務所がカラになっていることを知りながら、マスコミに“画を撮らせる”ためだけに押しかけたのだ。
そして、報道陣に対して、「この協議会は、幽霊会社、トンネル会社だ」と叫び、得意の印象操作を行うことだけが狙いだった。
*NHKのwatch9はこんな単純な実態を全く報道せずに、さも事務所がダミー会社であるかのように、報道した事を視聴者は覚えているはずだ*
6月9日の衆議院予算委員会では、立憲代表の枝野幸男は、協議会が事業費の97%を電通に再委託していたことから、「『電通ダミー法人』の契約不履行ではないのか」などと安倍総理に質した。
769億円の事業のうち、749億円が電通に再委託されていたことを問題視したのだが、政府側は繰り返しこの差額の20億円について、大部分を占める銀行への手数料など、詳細を明かしている。
それなのに野党は「中抜きだ」との批判を繰り返すばかり。
国家公務員の数が20年前と比べて半減している中で、迅速に給付金を国民に届けるためには、民間委託は不可避だったし、協議会を通じた事務委託という方法には実績もある。
予算委員会での質問を終えた枝野は、吹き出しそうになりながら、周辺にこう漏らした。
「電通もかわいそうだよね。経産省が自分たちで対応できないから電通に無理を言ってお願いしているのに」*こんな人間が立憲民主党の党首なのである。この男は東北大学卒業生らしいが、これ以上の東北大学の恥さらしもいないだろう*
以下は前章の続きである。
今度は″電通委託費“問題
終盤国会で野党がやり玉に挙げたのが、中小企業などに支給される「持続化給付金」事務の委託問題だった。
6月1日の朝、東京・築地の大通り沿いにある雑居ビルに、立憲民主党の川内博史議員や国民民主党の渡辺周副代表ら、野党議員6人が入っていく。
お目当ては、経済産業省から持続化給付金の手続き業務を委託された”サービスデザイン推進協議会”の事務所だ。
一行は、待ち受けていたマスコミを引き連れ、事務所がある二階まで上っていく。
事務所の入り囗に置かれた白いインターホンの受話器に渡辺が耳に当てると、一斉にマスコミのカメラのフラッシュを浴びる。
「もしもーし、もしもーし。誰も出ないな。では、大串先生どうぞ」
指名された立憲・大串博志が同じように受話器に向かって呼びかける。
カメラのフラッシュは再び光るが、もちろん返答はない。
「では、川内先生どうぞ」
野党議員らは、マスコミのカメラを意識しながら、代わる代わる返答のない受話器に向かって叫び続ける。
野党議員が来訪することを知りながら、なぜ事務所を不在にしたのか疑問に思った記者が尋ねる。
「先方には、来訪することは伝えたのですか?」
渡辺が恥ずかしげもなく胸を張ってみせた。
「実は一時間前に、役所から『きょうはリモートワークで事務所に職員は一人もいません』という連絡はもらっていたのだけど、来てみたんですよ」
何のことはない。在宅勤務で事務所がカラになっていることを知りながら、マスコミに“画を撮らせる”ためだけに押しかけたのだ。
そして、報道陣に対して、「この協議会は、幽霊会社、トンネル会社だ」と叫び、得意の印象操作を行うことだけが狙いだった。
*NHKのwatch9はこんな単純な実態を全く報道せずに、さも事務所がダミー会社であるかのように、報道した事を視聴者は覚えているはずだ*
6月9日の衆議院予算委員会では、立憲代表の枝野幸男は、協議会が事業費の97%を電通に再委託していたことから、「『電通ダミー法人』の契約不履行ではないのか」などと安倍総理に質した。
769億円の事業のうち、749億円が電通に再委託されていたことを問題視したのだが、政府側は繰り返しこの差額の20億円について、大部分を占める銀行への手数料など、詳細を明かしている。
それなのに野党は「中抜きだ」との批判を繰り返すばかり。
国家公務員の数が20年前と比べて半減している中で、迅速に給付金を国民に届けるためには、民間委託は不可避だったし、協議会を通じた事務委託という方法には実績もある。
予算委員会での質問を終えた枝野は、吹き出しそうになりながら、周辺にこう漏らした。
「電通もかわいそうだよね。経産省が自分たちで対応できないから電通に無理を言ってお願いしているのに」*こんな人間が立憲民主党の党首なのである。この男は東北大学卒業生らしいが、これ以上の東北大学の恥さらしもいないだろう*
全国で500か所以上の受付会場を設置して申請支援し、審査や広報なども担う今回の事業。
経産省幹部も「同じく入札してきたデロイトトーマツのプランと比べても圧倒的に、協議会の計画の方が優れていたし、スピーディーな給付が可能だった」と明かす。
枝野も、今回の委託の問題に、何らの不正や違法性がないことを分かっていながらも、“疑惑”を演出することに腐心したのだ。
結局、“モリカケ”や“サクラ”と同じ。
政府がいくら説明を重ねても、聞く耳など持たず、野党や左翼メディアは「疑惑は深まるばかりだ」とお決まりのフレーズを繰り返す。
疑惑のレッテル貼りで、安倍政権への不信感を煽ることだけが目的なのだ。
この稿続く。
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