恐るべき事に、国土を開拓したり、植林したり、川を掘削して、景観、治水を保ったりする様な、人間が、1000年超、一人も居なかった結果としての、世界最貧国だった、自分たちに、向けるべきものなのである。
日本は、隣国に存在した、世界の列強として、こんな世界最貧国を、隣国であるが故に、併合する様な羽目になってしまい、あろうことか、当時の明治政府の中では、最も重要で大事な人物であった、伊藤博文を、正に、「下品」の悪の極みである、暴漢に依って、暗殺されると云う、重大事件に遭ってしまったのである。
金久の例を見るまでもなく、この世界最貧国の、モラルが、どんなものであったかは、ただただ戦慄を覚える、酷さであった、と言うしかないのだが、
この時に、伊藤博文を失った事が、後に、軍部の独走を招いたのだと、私は、確信する。
何故なら、この伊藤博文というのは、云わば、坂本竜馬の弟分の様な、調整に長けた、明治政府きっての政治家だったからである。