西村幸祐
@kohyu1952
ドイツのシュルツ首相が、台湾への武力行使についてシナに警告した、というロイター電。
米のブリンケン国務長官が侮蔑、冷遇された訪中を終えたばかりなので驚く人もいるだろう。
しかもあのドイツがだ。
国際政治は様々な綾が織りなす魔界で単純ではない。
ドイツは安倍総理時代の2020年5月にシンクタンクが安倍総理の言葉を多く引用した「アジア太平洋戦略」を発表し、ドイツ外務省もメルケル政権下で「自由で開かれたアジア太平洋」という安倍ドクトリンを取り入れた政策をその年の9月に発表していた。
従ってシュルツ首相の発言は決して唐突なものではない。
ドイツ、台湾への武力行使巡り中国に警告=ショルツ首相
[ベルリン 22日 ロイター] - ドイツのショルツ首相は22日、中国に対し台湾などに武力を行使しないよう今週警告したと述べた。
中国の李強首相は今週、ドイツを訪問。
ショルツ首相は李首相が率いる大規模な中国代表団と会談した。
ショルツ首相は議会で「われわれは、東シナ海と南シナ海の現状を武力や強制力によって変えようとする一方的な試みを断固として拒否する。これは特に台湾について言えることだ」と発言。
「われわれは中国での人権や法の支配の状況についても懸念している」と述べた。
ショルツ首相は、トルコに対しスウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟を承認するよう要求。次回のNATO首脳会議までに加盟が認められるべきだと述べた。
中国の李強首相は今週、ドイツを訪問。
ショルツ首相は李首相が率いる大規模な中国代表団と会談した。
ショルツ首相は議会で「われわれは、東シナ海と南シナ海の現状を武力や強制力によって変えようとする一方的な試みを断固として拒否する。これは特に台湾について言えることだ」と発言。
「われわれは中国での人権や法の支配の状況についても懸念している」と述べた。
ショルツ首相は、トルコに対しスウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟を承認するよう要求。次回のNATO首脳会議までに加盟が認められるべきだと述べた。