文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

国連も日本も今こそ米国に選挙監視団を送り込んで、米市民が正しく投票し、インチキをしないように監視してみたらどうか。

2024年05月31日 20時20分21秒 | 全般

以下は本日我が家に届いた定期購読専門月刊誌テーミスに掲載されている高山正之の連載コラムからである。
本論文も彼が戦後の世界で唯一無二のジャーナリストである事を証明している。
日本国民のみならず世界中の人たちが必読。

広島の原爆や東京大空襲が米国の女子供狙う残忍示した
米国の大統領選はインチキだー国連と日本は監視団を送れ

「ケダモノ」と呼び原爆投下を 
「だいたい米国人どもは」とこちらがいうと、岡崎久彦氏は「君ねえ、米国人と一括りできるような米国人などいないよ」と人差し指を立てて左右に振ってたしなめるようにいったものだ。 
個人主義の進んだ米国人は各自主張が違うといいたいらしい。 
日本に原爆を落としたハリー・トルーマンはKKKに入っていた根っからの人種差別主義者で、日本人を平気でケダモノ(beast)と呼んだ。
原爆投下を命じたときも「ケダモノにはケダモノの扱い方がある」といっている。 
あの日、広島では国民学校や中学校の児童生徒は登校していた。
男たちはいい歳のおじさんまで招集がかかって戦場に行ってしまい、街に残っているのは女性と子供たちだけだった。 
そういうと岡崎氏は怒るかもしれないが米国人というのは敵の女子供をもっぱら狙う性癖がある。 
日本の明治維新のころ、シャイアンの居留地だったコロラド州サンドクリークの辺りで金鉱が見つかった。 
金鉱師が集まってカネを積んで北軍騎兵隊にインディアンをやってくれと頼むと800人の騎兵隊が喜んで引き受け、シャイアンの居留地を襲った。 
襲撃は男の戦士が狩りに出るのを待って決行された。
留守番の女子供は突然の砲撃に驚き、白人に教わったように6歳の幼女に白旗を持たせたら、その子がまず銃撃で吹き飛んだ。 
逃げまどう女は次々撃ち殺され、頭皮を剥がれた。
金鉱師がそれを一枚25ドルで買う約束だった。 
「彼らは頭皮だけでなく、陰部も輪っか状に扶り取って馬の鞍に掛けて凱旋した」と後に法廷で案内人のロバート・ベンドが証言している。 
彼らが女子供を狙う理由は、それをみな殺せば子種は絶え、子を産む者もいなくなってシャイアンは絶え果てる。 
ユダヤ人がカナンの地に入った時にモーゼはそうやれといった。
それ以来の民族淘汰の作法だ。 
今、米国人は女子供を総称してソフトターゲットという。 
広島の原爆も東京大空襲の焼夷弾の壁も日本民族のソフトターゲットを狙った米国大特有の戦法だ。
岡崎氏が何といおうとここまで際立った冷血さは米国人固有のものといっていい。 
米国人には他にも他の国民とは違う特性がある。
東洋史の泰斗で(ハーバード大名誉教授のジョン・フェアバンクがいう米国人像は「(つい昨日まで黒人奴隷に鞭し、先住民を殺し捲りながら)自らを道徳的に高みに置いて聖人ぶった態度と独善的な自負心を以て(植民地獲得に狂奔する)欧州諸国を批判する」自己欺瞞に満ちた姿を示している。 
確かに米国人が口を開けば米国は民主主義と公正さの手本のようにいう。 
東ティモールがインドネシアから独立して最初の大統領選があったときも米国の音頭で日本を含む先進国から選挙監視団が送り込まれた。 

不可解な「バイデンジャンプ」が 
ボスニアの選挙にも、カンボジアの選挙にも日米などが監視団を送っている。 
監視は「政権側などに不正を行う可能性がある場合、それを防止し、正しい選挙が行われるよう」にするためだ。 
道徳的な高みに立って民度の低い国の選挙に干渉する米国だが、ではお前の国はどうなのかと問う声がある。 
厳密にいうと4年前の大統領選からそういう疑惑はあった。 
こちらもよく覚えている。
ニューヨーク・タイムズなどはとやかくいうが、世界はトランプを好感していた。 
聖人ぶったマッカーサーが押し付けた「平和を愛する諸国民に縋って」軍隊も交戦権も放棄した憲法をトランプは「やめちまえ」といっていた。
日本再起を促せる米大統領と期待したものだ。 
そして開票は順調に進んでいた。
トランプの得票率は58%、バイデン同45%で推移して夜中、もう安心だろうと寝た。 
翌朝、起きてびっくりした。
逆転しているのだ。
票の推移をみるとバイデンの得票率が現地時間の朝、一瞬のうちに90%に達した。
その間、トランプ票は動かない。 
バイデン票がまるで棒高跳びのように垂直に上昇したのだ。
それがミシガン州やウィスコンシン州などで一斉に起きてトランプの敗北が決まった。
これを称してバイデンジャンプという。 
理由はおいおい分かってきた。
当該選挙区の有権者数を遥かに超える郵便投票が持ち込まれた結果だった。 
「亡くなった祖母も墓場から投票していた」とジェーソン・モーガン氏がこの前、自虐気味に話してくれた。 
しかし日本の新聞はその異様を一切報じない。 
なぜならば日本の特派員はトランプを嫌うニューヨーク・タイムズをただ翻訳して出稿する形を崩さないからだ。 
今回の大統領選も状況は同じ。
トランプについては「根拠なしに選挙を盗まれたと主張する」と異様な蔑みの枕詞を冠して報じ続ける。 

「たちが悪い」と人格批判も
民主党側の各州検事も「つばさの党」そこのけで、様々な疑惑をほじり出しては大統領選のさなかにトランプを訴追する。
ニューヨーク州検事局は9年前のポルノ女優との不倫騒ぎを蒸し返して起訴し、トランプの選挙戦を妨害する。 
トランプは他にも機密文書を持ち出したとか、4つの刑事犯罪で90件の訴訟を起こされ、選挙戦も満足に戦えていない。 
他に資産過大申告の罪で民事訴訟も起こされ、その判決で民主党系の判事は「トランプはたちが悪い」と人格批判を判決文にまで書き込んでいた。 
公正であるべき大統領選をここまで踏みにじり、新聞も反省もない。 
こんな状況で選挙がまともに行われるとも思えない。
国連も日本も今こそ米国に選挙監視団を送り込んで、米市民が正しく投票し、インチキをしないように監視してみたらどうか。


2024/5/29 in Osaka


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