文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

総理と無関係の事柄を何でもかんでも「総理の疑惑」として野党が大騒ぎし、朝日などのメディアが連日連夜、印象操作を行う。

2019年12月21日 10時33分45秒 | 全般
安倍首相はいい意味での良いところのお坊ちゃんである事、だから、その人柄は普通の人よりも遥かに良い事について当欄は何度か言及して来た。
筆者は関西に在住しているお陰で、安倍首相が民放の番組、「そこまで言って委員会」や「ワイドなショー」に出演した時、偶々、観ていた。
とことん、自虐史観や反日思想、GHQの洗脳に依る戦後教育、或いは今や反安倍だけが命となっている朝日新聞等のメディアや野党関係者以外の…普通の人間には、「何という人柄の良い人間である事か」、と、感嘆させられる人物に接する事ができたわけである。
その安倍首相に対して、
NHKが頻繁に行う世論調査で、安倍首相を支持しない理由の第一に、
「人柄が信用できない」という項目を入れ続けている事は、
NHKの報道部を支配している人間達が、
朝日新聞等と何ら変わらない思想の持ち主達である事を証明しているだけではなく、極めて悪質な誘導質問なのである。
以下は昨日発売された月刊誌Hanadaの冒頭に掲載された安倍首相へのインタビュー特集記事からである。
安倍晋三
習近平主席と文在寅大統領には一歩も譲りません!
中曽根元総理との思い出
ー11月29日に、中曽根康弘元総理が亡くなりました。
安倍 
私の父親(安倍晋太郎)は中曽根内閣の時、外務大臣として入閣しまして、私は父の大臣秘書官を務めていました。
当時はいまとは異なり、総理の海外出張に外務大臣も同行していたんですね。
私もそれに付いていく機会が多かったのですが、そのなかでも特に、中曽根総理が初めて訪米し、ワシントンを訪れた時のことが印象深く残っています。 
日本の歴代総理の多くが、もちろん私も含めてそうなのですが、初めてワシントンを訪れる際、「日米同盟を強固にするため、信頼関係をしっかりと築かなければならない」と相当なプレッシャーを感じるものなんです。
中曽根さんが総理に就任した当時、米国のレーガン政権は「日米同盟の絆ははたして大丈夫なのか」と、日本に不信感を募らせていました。
81年に前任の鈴木善幸総理が、日米同盟について「軍事的意味いは持っていない」と発言したことなどが影響していたのです。
そうした状況下で行われた初めての訪米でしたから、スマートな容姿で颯爽とされていた中曽根さんも相当プレッシャーを感じておられた。 
首脳会談に臨む前夜、大使公邸で食事をとっていた時のことです。
私は秘書官でしたからメインテーブルに着席していなかったのですが、食後のティータイムにメインテーブルの端っこに座って皆さんの話を聞くことができたんです。
その時、中曽根総理がこう仰った。 
「私は日米同盟を強固なものにしていく。安全保障でも日本は国民の命を守り拔く努力をしっかりと行う。そのためにも、いま防衛費をGNPの1%以内に抑える縛りがあるが、私はそれを突破する。突破すれば当然衝撃が走る。しかし、それは音速を超える時と同じで、衝撃はあってもその後は安定航行に移る。私がやろうとしていることは国際的な常識に基づいた政策の遂行なので、衝撃はあっても必ず安定航行になる」 
この言葉が非常に印象深く、いまでも鮮明に覚えています。
中曽根さんが、いかに大きな戦略と国際的な視野をもって日米首脳会談に臨まれていたか。
結果は周知のとおり、レ―ガン大統領との強い信頼関係の下で強固な日米同盟を確立しました。
そして、近接するアジア諸国との関係を強化するとともに、国際社会の一員として、世界の平和、経済秩序の維持に重要な役割を果たし、わが国の国際的地位を大きく向上させるなど、多大な実績を上げられた。 
私はこのたびの訃報に接し、深い悲しみを禁じ得ません。
と同時に、改めてあの時の印象深い言葉が思い出され、大きな戦略と国際的な視野の重要性について再認識する思いです。
「桜を見る会」批判に答える
ー「桜を見る会」ですが、野党もメディアも大騒ぎしています。
いったい何が問題なのか。
総理主催の会に総理の関係者を招くことは当然です。
「会に5千万円はかけすぎた」「無駄遣いだ」という批判もありましたが、それぐらいはかかっても何らおかしくはない。
野党は「国会を延長しろ」と叫んでいましたが、国会を1日延長するごとに2億円かかることは国民に知らせない。 
追及チームに76人態勢などと言って、国民が忙しく働いている昼間にシュレッダーを見に行き、ストップウォッチで時間を計っている議員連中の歳費など約3千万円のほうがよっぽど無駄。
安倍
「桜を見る会」は、昭和27年(1952年)以来の内閣の公的行事として開催されてきたものです。
会は長年の慣行として行われてきたことでありますが、招待者の基準が曖昧であり、結果として安倍政権も7年目を迎えるなかで、招待者の数が膨れ上がってしまった。
国民の皆様から様々なご批判があることは私も充分承知をしています。
公費を使う以上はこれまでの運用を大いに反省し、来年度の開催を中止するとともに、今後、私自身の責任において招待基準の明確化や招待プロセスの透明化を検討するとともに、予算や招待人数も含めて全般的な見直しを幅広く意見を聞きながら行ってまいります。
ー来年度、中止する必要などないですよ。
「前夜祭の夕食パーティーが1人5千円で安すぎる」などとも問題視されていましたが、何か問題なのかさっぱり分からない。
野党や一部メディアから「高級寿司店の銀座久兵衛の寿司が振る舞われたのではないか」という指摘や報道がなされましたが、全くの間違いであったことが明らかになっています。
銀座久兵衛の主人が、「過去何年も調べたが、うちの寿司は出ていない。報道は間違いだ」と明確に述べています。
安倍 
夕食会の費用については、ホテル側との合意に基づき、夕食会場入り口において、安倍事務所の職員が一人5千円を集金し、ホテル名義の領収書をその場で手渡し、受付終了後に、集金したすべての現金をその場でホテル側に渡すという形で、参加者からホテル側への支払いがなされた、と事務所から報告を受けています。
ー批判していた連中は、間違いを訂正していません。
そもそも、立食パーティーで参加者が800人いるからといって800人分の料理を用意するわけではありません。
それよりも少ない人数分の料理を用意するのが常識で、料金もその分安くできる。
こんなことは野党の連中だって知っていることです。
安倍 
現に他の多くの議員の方々も、私の設定した金額以下で会を行っておられたとも聞いています。
ーたとえば立憲民主党の安住(淳)議員などは、同じニューオータニで開催した朝食会の会場使用料が1人1700円です。
こうした情報はネット上には多く出ていますが、新聞やテレビではあまり報じられていません。
安倍 
当初論点だったはずのことは、いまではあまり議諭になっていません。
ー夕食会の次はジャパンライフの問題や昭恵夫人に対するバッシングを始めたり、まさにモリカ竹騒動と同じ構図です。
総理と無関係の事柄を何でもかんでも「総理の疑惑」として野党が大騒ぎし、朝日などのメディアが連日連夜、印象操作を行う。
安倍 
そのような様々なご批判があることは私の不徳の致すところであり、反省をしています。
ただ、あまりにも事実と異なる批判があることも事実です。
そうしたことに対して、インターネット上などでは「おかしいのではないか」と反論をしていただいていることも承知しています。
―「桜を見る会」を批判している野党の支持率を見ると、全く上がっていません。
むしろ下がっている。
こうしたことが大きく問題化してしまったことで、本来やるべき議論が国会でできなかったことを国民はよく分かっているのではないでしょうか。
安倍 
そのようなご指摘があることは承知しています。
本来やるべき議論ができなかったことは、大変残念でならないと感じています。
―昭恵夫人はしょげていませんか。
安倍 
こういう批判も総理夫人には伴うものですから、私も妻もより一層身を引き締めていかなければならないとの思いでおります。
この稿続く。


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