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文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

この役所の浅はかさを実は安倍元首相は見抜いていた。だから潰そうとした。安倍元首相を暗殺したのは支那でも米露でもない。財務省がやったというのはホントかもしれない。

2023年01月06日 09時42分35秒 | 全般

以下は2022/12/27に発売された週刊新潮新年特大号の掉尾を飾る高山正之の連載コラムからである。

随分前に、世界中のプリマから大変な尊敬を受けているモナコ王立バレエ学校の老女性教授が来日した。
その時に彼女が芸術家の存在意義について語った言葉である。
『芸術家が大事な存在なのは、隠された、隠れた真実に光を当てて、それを表現する事が出来る唯一の存在だからです。』
彼女の言葉に異議を唱えるものはいないだろう。
高山正之は戦後の世界で唯一無二のジャーナリストであるだけではなく、戦後の世界で唯一無二の芸術家と言っても全く過言ではない。

一方、大江、村上、平野等、作家と称する人間達、自分達を芸術家だと思いこんでいる人間達の多くは、芸術家の名にも値しない存在なのである。
何故なら、彼らは、隠された、隠れた真実に光を当てて、それを表現する、どころか、朝日新聞等が作り出した嘘を表現して来ただけの人間達だからである。
彼らの様な存在は、日本に限らず、世界中の国においても同様なはずである。
つまり、真の芸術家とは、極少数しか存在していないのである。

私が、今の世界で、最もノーベル文学賞に相応しいのは、高山正之を措いて他にはいない、と言及している事の正しさを、本著も、痛切に証明している。
日本国民のみならず世界中の人達が必読。
財務省は企む
支那の戦艦「定遠」と「鎮遠」が哨戒航行中に俄かに故障したと称して長崎港に緊急入港した。
日清戦争開戦8年前のことだ。 
間もなく500人の水兵が勝手に上陸し、丸山町の遊郭に上がろうとした。 
しかし日本の色街は昔から「外人はお断り」だ。 
水兵が暴れ出し、警察が出動して結局、支那人4人と巡査2人が死んだ。 
英公使が仲裁したが、まだ支那は大国扱い。
支那の横暴が通り日本は支那の3倍の慰謝料を払わされた。 
支那の艦隊はその後2回も押しかけ、ペリーを真似て浦賀にまできた。
日本は嘗められっ放しだった。
今の状況とよく似ていた。 
政府は海軍増強を諮ったが、議会は「まず民の福祉だ」とゼロ回答を続けた。 
ここで明治天皇のお言葉があった。「国防を一日疎かにすれば百年の悔いを残す」「朕は宮廷費の10%を今後6年間、建艦費に差し出す。文武官僚も倣ってほしい」と。 
臣は従い、民は所得税の形で負担に応じた。
五箇条のご誓文に言う「上下心を一にして盛んに経綸を行うべし」が形となり、日清戦争に勝利できた。 
下関条約では清に朝鮮の独立を認めさせたが、それが裏目に出た。 
国際感覚のない李氏朝鮮はすぐ露西亜に基地を提供して日露戦争が現実のものになっていった。 
最強の陸軍と三つの艦隊を持つ敵に備え、政府は日清戦争時に設けた税を継続したうえにさらに法人税と砂糖税、織物消費税、通行税を新たに課した。 
対露戦は下瀬火薬の発明もあって日本は露海軍を殲滅する圧倒的勝利を飾った。 
しかし太平洋を挟む米国は黄色い新興国が強くなるのを望まなかった。 
セオドア・ルーズべルトは親切そうに日露和平の仲介と称して日本に1ルーブルの金も入らないようにした。 
日本は戦争に勝ちながら戦時債の償還もできず、フランスから新たに借款するほど追い詰められた。
戦時に設けた新税はそんなわけで暫く継続された。 
しかも米国は日本が日露戦争で得た唯一の権益、南満洲鉄道にも干渉した。 
ついには「満洲は支那の領土」(スティムソン・ドクトリン)と日本を侵略国家に仕立ててきた。 
支那は古来、長城の内側が領土。
満洲は満洲人の国という事実も無視された。 
米国はその上で蒋介石軍を傭兵にして日本人租界を攻めさせた。 
日本と支那が戦争状態に入った。
政府はその戦費と明日に迫った米国との戦いのため新たに源泉徴収税を作ったほか入場税、遊興飲食税、物品税を新設し、日露戦争後に廃止されていた通行税も復活した。 
これにより日米開戦時には戦艦「大和」以下385隻の戦闘艦と航空機3260機、そして55個師団を擁する陸軍を整えられた。 
しかし主要白人国家群とその傭兵国、支那を相手に戦って勝てるはずもない。 
戦後、陸海軍は消滅したが、各種税金はそっくり残り、三流官庁の財務省が管掌することになった。 
ここの人材も三流で趣味はノーパンしゃぶしゃぶ。
頭も悪く何とかの一つ覚えで「赤字」を極端に嫌った。
平時の国家予算の25%を占めた軍事費が消えた。
その分は減税できるのに、「税収減」も嫌った。 
税収が溢れかえると余剰は例えば外貨準備に回す。
因みに各国の外貨準備はGDPの5%以下だが「日本は25%」(高橋洋一)もある。
いわゆる埋蔵金だ。 
財務省が異常なのはそれでも新税を作りたがる。
東日本大震災のときも埋蔵金はそのままにして復興新税を作った。 
カネがあれば他の役所をも好きに操れることに気づき、今や日本のディープステートを気取り始めた。 
今、軍事費増強が語られると偉そうに「軍事費も増税でいけ」と岸田に命じて首相はそれを国会で鸚鵡返しに答弁している。 
この役所の浅はかさを実は安倍元首相は見抜いていた。
だから潰そうとした。 
安倍元首相を暗殺したのは支那でも米露でもない。
財務省がやったというのはホントかもしれない。

2022/9/25, at Arashiyama



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