文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

半島の高麗人が日本への侵略戦争に加担したり、それを主導したりした歴史であり、日本の民衆に対して残酷な虐殺を行った歴史である

2021年12月23日 09時56分52秒 | 全般

以下は12月20日に発売された月刊誌Hanadaの巻頭を飾る石平氏の連載コラムからである。
月刊誌Hanadaには本論文の様な本物の論文が満載されていながら価格は税込み950円。
これ以上コストパフォーマンスの高い書物は世界のどこにもないだろう。
日本国民のみならず世界中の人達が必読
朝鮮半島こそ歴史の加害者
「知己知彼」と題するこの連載は、いままで一貫して中国のことを取り上げて論じてきたが、今回は朝鮮半島の話をしよう。
中国と並んで、この半島はまた日本にとっての厄介な「彼」の一つだからである。 
半島の二つの国、特に韓国は、いつでもどこでも被害者面をして「謝罪」や「賠償」を求めてくる。
いまや自国の牢獄にいる某女性前大統領に至っては、「被害者の立場は千年不変」とまで宣言していた。
彼らは未来永劫、「被害者」を扮して日本人を強請(ゆす)っていくつもりであろう。
しかし半島の人々は、本当にどこまでも「歴史の被害者」だったのだろうか。
実は、朝鮮半島と日本や中国など周辺国との歴史的関係性を詳しく調べると、実態はまったく違うことが分かる。
長い歴史のなかでは、朝鮮半島の国々はむしろ「歴史の加害者」として周辺国に多大な迷惑をかけまくってきた。
一例を挙げよう。
朝鮮史上の三国時代(4世紀~7世紀)、半島で高句麗、新羅、百済が並立して覇権を争っていた。
そのなかで経済力と軍事力がもっとも貧弱だった新羅は、仇敵の百済に勝つために中国の唐王朝に数回使者を派遣し、半島に派兵して一緒に百済を討つことを中国皇帝に懇願した。
唐王朝はそれを聞き入れて半島に大軍を遣わし、新羅軍と連携して百済を挟み撃ちにして滅ぼした。 
いまになって、半島の人々はよく「われわれは歴史上いつも周辺国から侵略されて、たいへんな被害をうけた」と声高に主張するが、何のことはない。
半島の国家は自らの意志で外国軍を半島に招き入れて、彼らに半島を「侵略」させただけの話である。
百済が新羅・唐王朝連合軍によって攻め滅ぼされたあと、一部の遺臣たちは国の再興のために兵を挙げた。
その時に彼らは日本に使者を派遣してきて、大和朝廷に対し、朝鮮半島に派兵して百済の再興を助けるよう要請してきた。 
大和朝廷はそれを聞き入れて半島に派兵。
白村江で唐王朝の中国軍と激戦を展開した。
結果は周知のとおり、日本軍は惨敗してほぼ全滅。
百済の遺臣たちに半島の紛争に巻き込まれた結果、当時の日本と日本人は大きな被害を受けた。 
朝鮮半島が日本に多大な被害を与えた例は他にもある。
鎌倉時代、文永・弘安の役という二度にわたる蒙古襲来には終始一貫、半島国家の高麗の助力と加勢があった。 
一回目の蒙古襲来である文永の役は、元朝皇帝のフビライが主導したことは歴史の事実だが、蒙古の属国となった高麗は戦艦の建造から軍用物資の調達にまで精を出し、蒙古の日本侵略戦争に全面的に協力した。
そして約2万人の日本遠征軍が編制された時、金方慶(キムバンギョン)将軍率いる5000人の高麗軍がそのなかに加わり、15000人の高麗人が艦隊の舵取りや水手として動員された。
日本に対する侵略軍は事実上、蒙古・高麗連合軍であった。 
文永の役で日本征服が失敗に終わると、フビライは一時、日本への征伐を諦めようとした。
しかしその時、フビライに日本征伐の再開を強く懇願したのは、高麗王朝25代目国王の忠烈王である。
これは、李氏朝鮮時代に編纂された正史の『高麗史・忠烈王世家』にきちんと記されている史実である。
フビライは忠烈王の懇願を聞き入れ、2回目の日本征伐戦争(弘安の役)が行われたが、その時、高麗軍は征伐軍の重要なる一翼を担ったと同時に、忠烈王は自ら「征収日本行中書省」(日本遠征大本営)の「中書左丞」に就任して侵略軍の前線司令官を務めた。
つまり弘安の役の蒙古襲来は、正確には「高麗・蒙古襲来」と言うべきものであって、高麗国王と高麗軍こそは、日本侵略の主役であった。
彼らは日本人に対してどのようなことをしたか。
同時代に生きた日蓮は、高麗・蒙古連合軍が対馬で行った残虐行為について、「百姓等ハ男ヲハ或ハ殺シ、或ハ生取ニシ、女ヲハ或ハ取集テ、手ヲトヲシテ船二結付」と記した。
つまり侵略軍は、普通の百姓に対し、男は殺し、女は手の平を穿(うが)ち、数珠(じゅつ)つなぎに貫き通して船壁に並べ立てたという。 
以上は、半島の高麗人が日本への侵略戦争に加担したり、それを主導したりした歴史であり、日本の民衆に対して残酷な虐殺を行った歴史である。
このような厳然たる歴史の事実を前にしても、半島の人々は自分たちこそが「歴史の被害者」だと主張できるのか。 
いや、事実は決してそうではない。
長い歴史のなかで、朝鮮半島の国々は日本を含めた周辺国を半島内の紛争に巻き込んで被害を与えたり、そして日本に対する侵略戦争にも加担した。
彼らこそ、紛れもなく歴史の加害者であって、彼らこそがこの日本に対して謝罪と賠償を行うべきではないのか!。 
(詳細は、石平著『韓民族こそ歴史の加害者である』[飛鳥新社]をご参照いただきたい)

 


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