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文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

去年の今日。

2013年09月15日 22時10分13秒 | 日記
去年の今日。

日経新聞を購読している方々…日本の全世帯の約5%前後の方々である…の中で、日経を精読している方は、今朝の「春秋」に目が行っただろう。

書き出しから最後まで、言わば名文だったからである。

以下、9/15、日経新聞春秋から。 *は芥川。

7月に明治天皇が崩じ、9月13日、大喪が営まれた。

その夜、乃木希典陸一軍大将が妻とともに殉死。

驚きが世を覆う100年前の9月15日、東京隅田川の際に18歳の職人が町工場とも呼べない小さな店を構えた。

6畳と土間だけの、細かい金物細工をする錺(かざり)屋である。

…後略。

*優秀な中小企業のメッカである大田区辺りの会社が登場するのかな、と思って、芥川は、読み進めていったのだが。

以下、9/15、日経新聞春秋から。 *は芥川。

…前章続き。  文中黒字化と*は芥川

まず、ズボンのベルトを穴なしで長短自在にとめるバックルで当てる。

映画の一場面がヒントになったという。

次の大ヒットが「繰り出し鉛筆」、のものシャープペンシルだ。

この時期を振り返るシャープの創業者、早川徳次の「私の履歴書」を読むと本田宗一郎と重なる。

仕事を面白がり、夢中になる具合が半端でない。

100年の間には深い谷があった。

大阪へ移るきっかけになった1923年の関東大震災。

早川は工場だけでなく妻子3人すべてを震災に奪われた。

*これも芥川と同様に読者の方がたにも全くの初耳だったろう。

50年の不況では580人いた社員のうち210人を削減した。

早川が倒産まで覚悟したこの不況を機に、社内には「二度と人員整理をしない」という不文律ができたという。

…後略。


*ここからは記載しなくても、皆様方の想像力が働くはずである。

春秋を読み進めた人は、当然ながら、次ページをめくったはずである。

そこで、この記事が目に入ったのではなかろうか。 *と黒字化は芥川。

ダイソン 創業者のジェームズ・ダイソン氏が1979年にサイクロン(遠心分離)技術を取り入れた掃除機を考案。日本の輸入商社にライセンス提供していたが、93年に自社工場を持つタイソンを設立した。英国の全世帯の3分の1が同社の掃除機を使っているとされ、米国や日本でも売り上げを伸ばしている。 2011年の売上高は前年比19%増の10億5600万ポンド(約1320億円)、最終利益は過去最高の3億600万ポンド(約383億円)だった。

…前略。

「日本にはソニーのようにすばらしい技術を持った企業がいくつもある。米アップルのスマートフォンに入っているソニー製の画像処理半導体は最先端だ。それを自社のスマホやデジタルカメラに載せて大ヒットさせられればもっと良かった」

*芥川がソニー党であり、おまけに、この間まで社長をしていたNさんが母校の先輩である事は購読者の方々は御存じの通り。

先年、嵐山で、カシオのデジタルカメラが故障した瞬間に一眼レフを買うと決めてヨドバシカメラ・京都店に戻り、わき目も振らずSONYのコーナーに向かったのは当然だったのである。

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