文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

朝日の思惑と裏腹に、総裁選では安倍色が濃い高市早苗という政治家が脚光を浴びて、114の議員票を獲得した。

2021年10月27日 17時16分30秒 | 全般

昨日発売された月刊誌WiLLは当然ながら毎日配達されている全国紙とは発行部数は段違いに少ない。
だが、それはノーベル賞を受賞するような人たちは頻繁にマスメディアに登場したりする人達では全くない、言わば、ごく少数派であるのと同様なのである。
つまり本当の研究を為している人達、本物の知性は、ごく少数の中にいるのである。
昨日発売された月刊誌WiLLに掲載されている高山正之と山口敬之の対談特集は、10月31日に投票を控えている日本国民全員のみならず世界中の人たちが必読。
日本国民は、投票する前に、この対談特集を読まなければならない。
本欄の読者の方々は、出来るだけ多くの周囲の人たちに、伝えて下さい。
以下は前章の続きである。
戦後史の大転換
高山 
福島第一原発の「吉田調書」をめぐる誤報も重なって、社長・木村伊量のクビが飛んだ。
戦後、朝日は捏造によって日本人の心に自虐史観を植えつけてきた。
そんな異様な言論空間に風穴を開けたのが安倍晋三にほかならない。
安倍と星のやりとりは、戦後マスコミ史における大事件なんだ。
山口 
あの一瞬で、知られざる「戦後レジームの転換」が起こっていた。
高山 
時代の変化を痛感したのは朝日自身だっただろう。ウソを暴かれて赤っ恥をかいた朝日は方針転換に踏み切った。
慰安婦強制連行みたいな「ありもしない事実」とか「NHK番組改編を迫った」とかあげつらっても、それが嘘がとバレれば誤報じゃすまない。
それで「事実」とは言わずに「疑惑」があるのではと騒ぎ立てて政治を空転させる手法を編み出した。
疑惑と言っているだけで事実がこうだとは言っていないから、誤報とは責められない。それがモリ・カケ・サクラだった。
山口 
岸田政権が発足した後もなお、メディアは岸田さんより安倍さんのことが気になっている。
高山 
総裁選後、朝日や毎日は社説でこう論じている。
「七年八ヵ月に及んだ安倍長期政権と、一年で行き詰まった菅政権の『負の遺産』にけじめをつけ、国民の信を取り戻せるか、その覚悟と実行力が厳しく問われる(中略)安倍・菅政権の反省を踏まえた政策を推進するなら、安倍氏の影響力は拭い去らねばならない」(朝日新聞、九月三十日付)
「菅義偉首相の出馬断念を受けて行われた総裁選は、安倍晋三前政権からの約九年間をどのように総括するかが問われた。(中略)にもかかわらず、論戦では新型コロナウイルス対策の失敗など安倍・菅政治の反省を踏まえ、そこからどのように脱却するかの突っ込んだ議論がなかった」(毎日新聞、九月三十日付)
山口 
安倍政権の総括なんて、総裁選の争点になりましたっけ(笑)。
高山 
朝日は、少しでも“安倍色”が残っていると気に入らないんだ。
安倍こそ、朝日新聞が主導してきた戦後民主主義の幻想を打ち砕いた張本人だ。
こうなると私怨の塊だ。徹底して安倍を倒し、「安倍的なもの」もすべて排除していかないと朝日復権はないと信じているんだろう。
山口
朝日の思惑と裏腹に、総裁選では安倍色が濃い高市早苗という政治家が脚光を浴びて、114の議員票を獲得した。
高山 
あの数字は、自民党もまだまだ捨てたモンじゃないと思わせたね。
山口 
高市出馬で総裁選は面白くなったし、政策論議もダイナミッ々なものになりました。
ただ一方で、安倍さんの支援がなければ高市さんは推薦人すら集められなかったことも事実です。
高山 
またもや安倍が日本を救ってくれた。
この稿続く。


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