文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

星浩の様な者が権力者のようにして居る朝日は、日経に、随分と差をつけられ出している。

2011年07月27日 06時24分13秒 | 日記
これまでの、「おためごかし」、知識人の砦が、経済に基盤を置いた、真っ当な言論に、切り替わって行く兆しなのだろう。

勿論、何度か指摘して来たが、日経にも、土谷某の様な、多分、政治部に所属して、社会人としての大半の時間を記者クラブ通いに費やし、多分、東大や京大を出ましたという学歴と、時の政治家との密接な関係を売りに、重鎮=権力にのし上がったのであろう様な者は、結構な数、居るのだろうが。

土谷を筆頭として、自分たちも、反民主主義そのものだった権力の横暴に加担し、小沢一郎=悪人、菅直人=市民活動家でクリーン、等と言う、言論人にあるまじき、幼稚園児の様な図式を掲げて、菅直人を担いだ結果の酷さに、日経は目が覚めた、ということころだろうが、朝日は、星浩が、言論人にはあるまじき面の皮の厚さ通りに、社内でも、中国共産党なみの権力を持っているのだろうか、66年前までと、同じく、反省の素振りは、全く見えない。

日本のマスコミが反省しようとしなかった所に、国民に対して自分たちの所業を謝罪しようとしなかった所に、終戦直後から今に至るまで続いて来た、「日本人は悪い事をしたのだ、日本国民全部が世界に対して極悪人だったのだ」、という、占領軍=GHQが、原子爆弾2発という、人類に対する重大な罪には頬かぶりして、日本統治の為に、これほど都合の良い論理は無かった訳だが、マスコミは、自分たちの責任回避に、これに飛びつき、今日に至ったのである。

それが日本の弱点なのだと、今、芥川は明瞭に断罪する。そういうおためごかしから生まれたマスコミ、その産物である、菅、孫、星、伸子etc.を、芥川は絶対に許さないのだ。


「文明のターンテーブル」、は、そういう有り様を、糾し続けて来た物語でも在るのだ。

©芥川賢治





それでは、以下に、日経新聞の「解説」を紹介します。

安定供給、戦略見えず
 
政府のエネルギー需給安定策からは、日本企業の活動に不可欠な電力をいかに賄うかという戦略が見えてこない。省エネ策や節電対策は数多く盛り込んだが、停止中の原子力発電所の再稼働をどう進めていくか、中長期的に電力をどう安定供給するかといった肝心な課題には答えが示されていない。
 
菅直人首相は「脱原発依存」を掲げているものの、東日本大震災後も電力発電量の約2割(5月時点)はなお原発で賄われている。電力不足の懸念を和らげるためには短期的には運転停止中の原発の再稼働に道筋を付け、中長期的にはコストを勘案しながら電源の多様化を進める必要かおる。

今回の対策は具体的な電力供給策には踏み込んでおらず、海外への生産シフトを検討する企業の動きに歯止めをかけられそうにない

女性指揮者 細腕振るう…日経新聞7月26日夕刊16面より

2011年07月27日 04時48分30秒 | 日記
体力差はねのけ躍進

クラシック音楽の世界で女性指揮者が躍進している。何十人もの演奏家を従え、ときに4~5時間もかかる音楽をまとめる。そんな、体力と精神力を要する仕事に果敢に挑んでいる。

ほぼ満員の客席から「ブラボー!」の歓声が降り注いだ。6月24日、三ツ橋敬子指揮、東京フィルハーモニー交響楽団がベートーベン「英雄」を演奏し終えた瞬間だ(東京・サントリーホール)。

今年で創立100周年を迎える東京フィルの定期演奏会を、日本人女性が指揮するのは初めてだった。服装に意外と苦労 1980年生まれの三ツ橋は東京芸術大学大学院を修了後、渡欧。

イタリアのアントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクール優勝 (2008年)、トスカニーニ国際指揮者コンクール準優勝(10年)といった受賞歴を持つ俊英だ。

身長151・7センチと小柄な身体全体を使って、あいまいさのない、きびきびとした指揮をする。「指揮者は皆、動き方が違う。他の人のマネをしてもダメ。顔の表情も使いながら、欲しい音をどう引き出すかを試行錯誤している」と語る。指揮者の能力とはつきつめると「コミュニケーション能力」だという。

女性指揮者では、オーケストラが指示に従わない、長い曲の指揮は体力的に無理--。一般に、これらが女性指揮者のハンディとされてきた。

三ツ橋は「体力よりむしろ、感情をコントロールする力で男性との差を感じることがある。以前はつい、感情や思い込みを先行させてしまうと感じるときがあったが、それではオケに何も伝わらない。

演奏中のトラブルにも対応できない」と話す。8月30、31日に松本市の音楽祭「サイトウ・キネン・フェスティバル」の青少年のオペラを指揮する。

三ツ橋の先輩格にあたるのは、松尾葉子だ。若き日の小澤征爾と同様、フランスのブザンソン国際指揮者コンクールで優勝した。音楽大学の指揮科での指導経験も持つが「もう女性指揮者が特殊とはいえない。指揮者を目指す女子学生は随分増えた」と話す。

その一人、石崎真弥奈は今春、東京音楽大学大学院を修了、今年度は新日鉄文化財団の指揮研究員として勉強を続けている。幼い頃からピアノを学んでいたが。集団による音楽作りに魅力を感じて音大の指揮専攻に進んだという。

男性に比べて「腕の筋力が弱い」と自覚し、「たたき」と呼ばれる指揮棒を振り下ろす基本動作を熱心に繰り返す努力家。えんび服のある男性と違って、意外に苦労するのが服装で「指揮の最中に腹やお尻が見える上着はオーケストラに嫌がられる。

膝上20センチくらいまで隠れる服装にして、と具体的に要望されたこともあります」と打ち明ける。


日本の女性指揮者で特に有名なのは西本智実だろう。他にも専門分野を持つ指揮者は数多く、北欧音楽を得意とする新田ユリ、宗教音楽の合唱を追究する淡野弓子、ドイツのオペラ界で活動する天沼裕子や渡辺麻里らが、それぞれの分野で実績を積んでいる。

名門楽団トップもそんな意外に広い裾野の上に、欧米では名門楽団のトップに就く女性も現れ始めた。05年から独ハンブルク州立歌劇場の支配人と同歌劇場オーケストラの音楽総監督を務めるシモーネ・ヤングや、米ボルティモア交響楽団の音楽監督、マリン・オルソップだ。

オルソップは昨年、読売日本交響楽団を指揮した。
彼女たちの作る音楽をひとくくりにはできない。しかし、古楽の名指揮者ニコラウス・アーノンクールの妻で、コンサートマスターとして、夫と共にオーケストラを長く率いたアリス・アーノンクールは、昨秋の来日の際、音楽人生を振り返って語った。

「この数十年で、オーケストラにも指揮者にも女性が増えた。それがクラシック音楽を、変えていないはずはない」
(文化部 瀬崎久見子)

東南アジアインフラ 日米共同で整備支援…日経新聞7月26日夕刊1面より

2011年07月27日 04時41分55秒 | 日記
ファンド設立 まずベトナムで

【ハノイ=岩本陽一】国際協力機構(JICA)と米国際開発局(USAID)が共同で東南アジアのインフラ整備支援に当たる枠組みを創設する。

官民一体で進める大規模事業に、資金調達や関連法整備などで連携する。事業の信頼性を高め、民間企業の参入を促すのが狙い。日本はプラント輸出の拡大、米国はアジアへの影響力拡大を図る。

具体化の第1弾はベトナムで、来年のファンド創設などを柱とする協力計画を28日に越政府へ提示する。
東南アジア諸国は成長持続ヘインフラ整備の加速が急務だが、自己資金で賄うことが困難で民間企業の協力が不可欠。日米の支援は官民が連携して計画から設計、機器調達、建設、運営を一括して手掛けるPPP(パブリック・プライペート・パートナーシップ)方式の事業を対象とする。

支援の枠組みは、JICAと米政府で海外援助を担当するUSAIDが昨年9月に立案を合意したベトナム向け支援をモデルにする。続いてインドネシアやフィリピン、ラオス、カンボジアなどへの支援にも着手したい考えだ。

ベトナム向けはこのほどPPP案件向け資金調達を核とする支援の枠組みを策定した。
 
20年で30兆円

ベトナムでは今後20年間で30兆円規模の資金需要が見込まれる。これを手当てするため、JICAが中心となり来年3月を目標にPPP案件向けファンドを新設。

そこから各事業に資金を割り当てる。JICAは融資や出資の形で資金を拠出し、世界銀行やアジア開発銀行(ADB)などにも協力を要請する。ファンドの規模は当初4億~5億ごとし、需要拡大に応じて増額する。

地方の事業重視 USAIDは同ファンドを活用するプロジェクトへの融資に最大50%の保証を付け、米越などの金融機関に協力を促す。発電所建設を軸とする資源・エネルギーや情報通信、交通・運輸、上下水道などの分野を想定。事業を円滑に進めるため、越計画投資省にPPP案件の専門家も派遣する。

ファンドの資金と民間企業の出資、金融機関の融資で事業費の7割を賄う方針。残り3割は越政府が政府開発援助(ODA)を含む自己資金で負担する。

対象案件は決まっていないが、インフラ整備が遅れる地方の事業も重視する見通しだ。電力では北部ゲアン省や南部のハウザン省での発電プラント建設案が浮上。

南部ケイザン省では下水処理システム、北部ニンビン省-タインホア省では高速道路を整備する計画が検討されている。