ロットアドバイザー

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「ユビキタス」でトレーサビリティの普及促進を。日本トレーサビリティ協会の活動報告より

2007年04月20日 | トレーサビリティ
皆さんは「ユビキタス」という言葉をご存知ですか?

ユビキタスとは、「いつでも、どこでも、だれでもが恩恵を受けることができるインタフェース、環境、技術のこと(Wikipediaより)」で、よく「ユビキタス・コンピューティング」とか「ユビキタス社会」などといったように使われます。
今回は、日本トレーサビリティ協会の、「ユビキタス・コンピューティング」技術を活用したトレーサビリティ普及促進の開発事業についてご紹介したいと思います。

日本トレーサビリティ協会のホームページ「活動記録」によると、1月25日~3月10日の約1ヶ月間、平成18年度農林水産省ユビキタス食の安全・安心システム開発事業での実証実験を行ったとのこと。いくつかの報告がありましたが、中でも「水産メーカーとのユビキタスシステム実験」では、水産加工場でのロット単位のucodeと、最終商品単位のucodeという2回のucode発番によって、産地情報から加工・流通までの一連の流れをネットワーク化するという試みが紹介されていました。
(「ucode」とは、「ユビキタスIDセンターが定めた、ユビキタス空間の中で個々のモノや位置などを識別するために使用するコード」で、同じコードは二つとなく、流通するモノや場所にすべて異なるコードが割り振られているそうです。)

トレーサビリティを普及させるための方策は様々とられていると思いますが、今回の様に、新しい技術との融合は特に大きい期待が寄せられるのではないかと思います。協会やメーカー、そしてシステム会社が協力して、トレーサビリティの普及促進をしていけるといいですよね。

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