2015年2月10日 沖縄県
首里城その2(瑞泉門・漏刻門・万国津梁の鐘)
▼ 瑞泉門(ずいせんもん)
「瑞泉(ずいせん)」とは「立派な、めでたい泉」という意味である。門の手前右側にある湧水が「龍樋(りゅうひ)」と呼ばれ、それにちなんでこのように名付けられた。ここは第二の門で、別名「ひかわ御門(うじょう)」ともいう。「樋(ひ)」は川や泉から水を導く長い管、または溝、あるいは屋根の雨水を受けて地上に流す装置(掛け樋)等のことをさす。一方、沖縄で井戸や泉のことをすべて川(カワまたはカー)と表現する。「ひかわ」とは、こうした表現を合わせた言葉で、フィージャーガーとも発音する。創建は1470年頃で沖縄戦で焼失したが、1992年(平成4)に復元された。 首里公園ホームページより
「漏刻(ろうこく)」とは中国語で「水時計」という意味である。ここは第三の門で、別名「かご居せ御門(うじょう)」ともいう。当時、身分の高い役人は駕籠(かご)にのって首里城へ登城したが、高官でも国王に敬意を表し、この場所で駕籠から下りたということからそのように呼ばれている。創建は15世紀頃である。
波打つ石垣がよくわかる
万国津梁の鐘(ばんこくしんりょうのかね)と供屋
鐘には唐草模様が施されている
首里城その3 (広福門・首里森御嶽・奉神門)
2015-03-04 06:27:05
cosmophantom