2016年11月10日 山形県
立石寺(山寺)2016
山形県山形市大字山寺
山寺は、正しくは宝珠山立石寺といい、貞観2年(860)清和天皇の勅願のよって慈覚大師が開いた、天台宗のお山。正面の大きな建物は、国指定重要文化財の根本中堂である。延文元年(1356)初代山形城主・斯波兼頼が再建した、入母屋造・5間4面の建物で、ブナ材の建築物では日本最古といわれ、天台宗仏教道場の形式がよく保存されている。堂内には、慈覚大師作と伝える木造薬師如来坐像が安置され、伝教大師が比叡山に灯した灯を立石寺に分けたものを、織田信長の焼打で延暦寺を再建したときには逆に立石寺から分けたという、不滅の法灯を拝することができる。
山の中腹に山寺が見える
▼山寺根本中堂(本堂)
根本中堂は立石寺という御山全体の寺院の本堂に当たる御堂です。現在の根本中堂は延文元年(1356年)初代山形城主・斯波兼頼が再建した、入母屋造・五間四面の建物で、ブナ材が全体の6割程用いられブナ材の建築物では日本最古といわれます。堂内では、本尊として慈覚大師作と伝えられる木造薬師如来坐像をお祀りし、脇侍として日光・月光両菩薩と十二支天、その左右に文殊菩薩と毘沙門天を拝することができます。
▼日枝神社:山寺村の守護神
▼常行念仏堂 ころり往生阿弥陀如来
鐘楼
山門
▼仁王門
▼納経堂と開山堂と五大堂
向かって左(屋根)が納経堂、中央が開山堂、右にわずかに見えるのが五大堂
▼性相院
仁王門からのぼると性相院となります。昔は山上にあった十二支院の一つで慈覚大師作と伝えられる阿弥陀如来を本尊とし運慶作の毘沙門天を安置し、明治元年に山の善行院、極楽院を合併され現在に至ります。
▼納経堂と開山堂
▲性相院
▼五大堂より
▲JR山寺駅
修行の岩場
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