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カヨ?

2012年05月08日 09時58分13秒 | 日頃考えること
長い休暇が終わりました。

この9連休を利用して、サッカー観戦を兼ねて韓国の浦項(ポハン)~慶州(キョンジュ)~釜山(プサン)を旅行してきました。
ソウルや水原は何度か訪問したことがあったのですが、南の方は初めてです。

2日に関空を出発し、釜山金海空港へ。そこからバスで1時間半、約100キロ離れた浦項市で試合が行われます。

浦項は韓国最大の製鉄会社POSCOがある人口50万人の大きな都市ですが、特に観光名所はないので、ガイドブックには全く載っていません。
今回試合観戦するつもりはなかったのですが、友人に誘われて参加が決まり、現地で落ち合う約束にしていたのがドタキャンされ、一人参加になってしまいました。

韓国語が堪能なわけでもなく、命がけの旅の始まりです。

関空で同様にサッカー観戦と思われる方たちを見かけたのですが、皆さん金海空港からいったん釜山のホテルに荷物を置いてから、浦項にむかうということで、あっという間にひとり。。。

浦項行きのバスは1時間に1本で、しかも出たところ。一人寂しくベンチでバスを待ちます。

しかしここで気を抜くわけにはいきません。バスは日本のようにタイムスケジュール通りの運行でもなく、待っている人がいないと、あっという間に通過してしまいます。
目当てのバスを見つけたら、さっと準備して、運転手さんに向かって“乗りたい!”とアピールして止まってもらわなければならないのです。

バス停前のベンチで待ち続けること1時間。待ちに待ったバスが来ました。
大きく手を上げて、運転手さんに猛烈アピール。
ドアが開いたら“ポハン カヨ?”(浦項行きますか?)と確認して、大きなトラベルキャリーを見せて、サイドのトランクを開けてもらいます。

運転手さんはトランクは開けてくれましたが、入れるのは私のようで、“よっこらしょ”

このバスはチケットを売っていなかったので、バスの中で集金されました。
前もって調べておいたので、ちょうど11000Wを渡しました。日本円で800円くらいです。(安い!)

ところが前の席のおばさんはちょうどがなかったみたいでおつりを請求、運転手さんもなかったみたいで、すぐ隣の国内線のバス停に停車して両替に行ってしまいました。
しばらくして両替して帰ってきた運転手さん、なぜだか私に1000Wをくれます。
???と受け取ったら、“あぁ間違えた”と思ったのでしょうか、私の手からお札を取ると前のおばさんに渡して、改めて出発。

後で考えると何でもないことが、一人で行動していると何でもドキドキします。
しかも言葉が通じないから、よけいにドキドキです。


日本で出発前にバスの大事故がありました。
そんなことを考えると、韓国のバスはお気楽です。
運転手さんは大きなボリュームでラジオをつけて、一人カラオケしながら運転したり、後ろの席のお客さんと世間話をしたり…

しかもスピードが凄い。ギュ~ンと曲がったら、荷物が吹っ飛んだりします。
日本では高速道路でも最大80キロですが、韓国のバスはそこのけ、そこのけとばかり、周りの車を追い越していきます。100キロは出てるんじゃあないでしょうか?
聞くところによると、運転は軍隊で習うそうで、運転手を職業にするということはかなり運転技術に自信があるということだそうです。

だからというわけでしょうか、とにかくビュンビュン飛ばして1時間で慶州到着、ここで一人降ろして、浦項へ。
前に利用した人の話では、空港で慶州行きの人がいなかったら浦項へ直行したそうです。
こんなところも、日本とは違うみたい…

そこから30分後、やっと目的地浦項のバスターミナルへ到着。
ここからはタクシー。
先ほどと同様、大きく手を上げて、“ラマダアンコルホテル カヨ?”

“カヨ?” なかなか有効な言葉です。


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