幸せな住まいを考える 会社です

リノベーション、メンテナンス、住まいの提案

【人間】は【熱機関】

2010年07月23日 16時21分23秒 | 日頃考えること
なぜ「暑い」のでしょうか? 
【人間】を【自動車】と同じような【熱機関】
「自分の中の熱を外に捨てて活動するもの」と考えると理解できます。

自動車は燃料をエンジンで燃焼させて熱を出して動きます。
人間も、体内で食べたものを肺から取り入れた酸素で「燃やして」熱を出して、
それを体の外に捨てて活動しています。

人間の体温は36℃~37℃くらい。
このぐらいにしておけば、普通は外気の温度が低いので体の外に熱を捨てること
が出来ます。

簡単に言うと、
【人間の活動量】=【体内で何かを燃やして、体外に捨てる熱量】
と言うことになります。

ところが、外の空気が37℃になると、体の熱を自由に外に捨てることができな
くなる。
と言うことは、理論的には一歩も歩けないばかりか、呼吸も出来なくなります。
でも、体の方はすぐ死ぬわけにはいかないから、外よりちょっと体温を上げてな
んとか過ごしますが、それもできなくなるとドンドン体温が上がってしまうのです。

実際には、冬場の室内でも暖房の効きすぎで室温が30℃ぐらいになると「暑い」
と感じます。 
「暑い」と感じるのは、実は「体の外に熱を自由に捨てられない」ということな
のです。

人間は何もしなくても呼吸などはしているので、その「基礎代謝」があります。
じっと寝ていても「ご飯と酸素」を反応させる。
だから、30℃ぐらいになると寝ていても「暑い」のです。
寝苦しいから動くと、更に暑くなる。

基本的には、自分が「暑い」と感じたらあまり活動はしない方が良いようです。
「暑い」というのは「あまり活動するな」というシグナルとも言えます。

扇風機の風に当たると「蒸発潜熱」で熱を捨てられるし、冷房の効いた部屋にお
いては「温度差」で熱を捨てられるから気持ちよく感じるのです。
但し、気持ちが良いからと言ってエアコンによる冷やし過ぎにも注意して下さい。
冷房病にも気をつけないといけません。

人間の体温調節をつかさどる自律神経は、5℃以上の急激な気温変化に対処できない
ため、それが繰り返されると、体温を下げる交感神経と体温を上げる副交感神経の
バランスに異常をきたし、自律神経失調症類似の症状となり、体の冷え、むくみ、
疲労感、肩こり、頭痛、神経痛、腰痛、腹痛その他の症状を引き起こすのが、冷房
病です。
冷房を弱くし、外気温との差を5℃以内にする、冷風が直接皮膚に当たらないように
など気をつけるようにして下さい。

熱中症対策としては、よく「水を取れ」と言われます。
「水を取れ」とテレビで言っていたから水を取ったというだけではなく、早めに
体の中の熱を出すことを考えます。

熱中症というのは、【熱機関】としての人間の体が外に熱を捨てられなくなり、体
温が上がることですから、

1.冷たい水を飲んで体内で熱を捨てる
2.水が皮膚から蒸発するときの熱を使う

といった2つの方法が考えられます。

冷たい水を飲むと、体の中に入った水を37℃まであげるために体内の熱を奪う
ので少しは助かりますが、冷たい水をあまり一度に飲むとおなかを壊したりする
し、また、短時間に大量の水を飲みすぎると体内の電解質バランスが崩れて、循
環器系や呼吸器系の働きがおかしくなって死んでしまうこともありますので、せ
いぜい「冷たい水を少しずつ補給する」程度と言うことになります。

「水を補給」しただけでは、ダメなのです。

水を摂取しても、皮膚の表面から水分を蒸発させることがないと、体の熱を捨て
ることが出来ないからです。
空気が乾燥していることが必要なのです。エアコンがなければ「扇風機」か「風
通しの良い場所」にいて、「体の表面から水分を蒸発させる」ことが肝心です。

次に、30℃以上のところに長い時間、居ないこと。
30℃を超える時には、できるだけ活動しないということも大切です。
気温が30℃を超えている時間は、ウォーキングなども控えましょう。

また、冷たい水で体を冷やすのは特に効果的です。つまり、どんな方法でも良い
ので冷たいタオル、熱くないシャワーなどで定期的に体を冷やせば、熱を捨てる
ことが出来ます。
シャワーの温度設定は体温マイナス1℃くらいが、良いそうです。




ウィンドウトリートメント

2010年07月23日 09時16分40秒 | インフォメーション
窓前に取り付けるインテリアアイテムと言えば、すぐにイメージされるのが
カーテン、ブラインド、和室なら紙障子と言ったところでしょうか。

これらのアイテムによる窓前の装飾全般をウィンドウトリートメントと言い
ます。
夏場の遮光性、冬場の断熱性を考慮して、部屋ごとに適した選択をしたいも
のですね。

カーテンの種類などは、川島織物や東リのサイトに詳しいページがあります
ので、ご参照ください。

川島織物セルコン―カーテン地の種類と特徴―

川島織物セルコン―スタイルカーテンなどの種類―

東リ―カーテンの達人―

TOSOのカーテンレールのページから【カーテンアクセサリー】→【スタイル
マグネット】とクリックして頂くと、ちょとおしゃれなマグネットタイプの
束ね紐の紹介ページがあります。
涼しげな商品ですので、夏のワンポイントにいかがでしょうか。

TOSO―カーテンレール―

さて、今回主に取り上げるのはカーテン以外のウィンドウトリートメントに
ついてです。
ブラインドについても、横型と縦型があります。
スラット(羽)の角度を変えることで調光出来ます。
横型には、スラットがアルミ製のものと木製のものがありますので、お部屋の
雰囲気に合わせて選んで頂けると良いです。
アルミスラットだと、暑いかと心配されるかも知れませんが、最近はニチベイ
や東リ、TOSOなど大手メーカーでは、遮熱性能もつ製品があります。


アルミスラット、横型(vertical blind)


木製スラット、横型(vertical blind)

縦型ブラインドは、リビングの大きな窓などで高い位置からの採光を遮らないよう
にしたい場合などに向いています。
全開した場合は、窓の横側に片付けることが出来ますので、窓が隠れません。


縦型(venetian blind)

ロールスクリーンも、最近では色々な素材のものがあります。
写真は、紗の感じで柔らかく光を取り入れたい場所などにお勧めです。


ロールスクリーン(roll screen)

まだまだ余り、ご存知の方が少ないのがプリーツスクリーンです。
和室のウィンドウトリートメントにお勧めです。
和紙風の素材と紗の素材のダブル仕様のものでしたら、障子のように柔らか
い光を入れたいときと、外から見えないようにしたいときとを使い分けるこ
とが出来ます。
モダンな感じになりますよ。


プリーツスクリーン(pleats screen)

そして、ローマンシェードと呼ばれるのが、こちらです。
カーテンの一種に分類されますが、こちらは、ブラインドのように紐を引っ
張って、上下させます。
上に上げた時や、途中の高さでとめた時に布の織られて重なった感じが柔ら
かく、ちょっと豊かな感じを与えます。
女の子さんの勉強部屋などにお勧め。


ローマンシェード(roman shade)

そして、ちょっと変わっているのがこちら


カーテンブラインド

複数のシェードをブラインドのように配置した製品です。
ブラインドのように調光したいけれども、布の柔らかいシルエットも欲しい、
そんな場合にお勧めです。

各社のサイトをご紹介しておきますので、窓辺のおしゃれ、模様替えをご検討
中の方は、どうぞこちらをお楽しみ下さい。

Nichibei

タチカワブラインド

TOSO