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高田正也氏の記事

2010年07月16日 11時38分16秒 | 日頃考えること
たまには硬い話。
皆さん、先日の日曜日は選挙に行かれましたか。
今日は、宮崎信行のブログより引用します。

国会傍聴記by下町の太陽

高田昌也氏は、東京新聞政治部長で岡田克也外相の実弟です。
東京新聞12日掲載された署名記事です。

テレビ、ラジオなどを聴いていると
「ねじれ国会でどうなるの?」
と言う論調が目立ちます。
でも、この「ねじれ」は国民が選んだ結果ですものね。
国会が紛糾、混乱しないように、しっかりと見ていきましょう。

―引用開始―

 「傲慢と硬直を捨てよ」 政治部長 高田昌也

 昨年夏に政権交代を求めた有権者は、今回の参院選で違う答えを出した。民主党はこの結果をよくよく考えなければならない。

 民主党惨敗の原因のひとつに菅直人首相の「消費税」発言があるのは間違いない。首相は国家が破綻してはならないという責任感から各党で協議しようと呼び掛けた。しかし、その説明が足りなかった。国民の痛みを伴うが、責任政党として必要なことを堂々と提案すれば、わかってもらえるはずだと。そこに、有権者はこの政権の傲慢さを感じたのではないだろうか。

 また、参院選対策を優先させるために、予算委員会も開かずに通常国会を閉めるなど乱暴さは国会運営でも目についた。

 国会は再び衆参でねじれることになった。政府与党が提出する法案は、ことごとく否決されることになる。

 菅政権を今後も継続させるならば、民主党や傲慢さを捨てて、野党各党と丁寧に協議して政策を進めていくしか道はない。たとえ自分たちの考えが曲げられようとも、少しでも政策が前進するなら受け入れなければならない。

 議席を大幅に回復した一方の自民党は、菅政権揺さぶりに全力を挙げるだろう。ただ、有権者はねじれを望んだとはいえ、国会が混乱することを望んでいるわけではない。

 景気・雇用対策、社会保障の再構築、財政再建など日本は多くの課題に直面している。それらを解決していくには、野党第一党である自民党も真摯に民主党と議論して前進させる必要がある。民主党との協議にバラマキ政策の撤回などを条件にする硬直的な対応を捨て、野党でも政策を着実に実現したという実績を残していくべきだ。

 与党も野党も自分たちが求める政策が何も実現できないという状況に陥っては、政治は責任を果たせない。各党が議論して、譲るところは譲り、なるべく多くの合意を求めていくという国会本来の機能を再生させる。それが政治の信頼を取り戻すことにもつながる。

―引用終了:全文―