高知の自然 Nature Column In Kochi

南四国で見かけた蛾をおもに紹介していましたが、現在更新を中止しています。

アゲハモドキ

2007年09月10日 10時35分29秒 | Weblog
山でライトトラップをすると深山や標高の高い場所ではヒサゴスズメが真っ先に灯火に飛来するが、低山地の場合はこのアゲハモドキが飛来することが多い。
蛾の仲間であるが昼間飛んで蝶とともに花に集まったりしていて、はねの形から蝶と間違われて子どもの標本箱に並んでいるのを時たま見かける。
昼間は優雅に飛ぶが、点灯後のライトトラップに真っ先に飛来したときは激しく飛び回ることから、夕方が最も活発に活動している時刻ではないだろうか。
幼虫はミズキ、ハナミズキ、クマノミズキ、ヤマボウシなどミズキ科につき、からだはロウ状の物質におおわれているので白い毛虫に見える。
成虫は5~6月と8月の年2回発生で全国に分布している普通種である。
(撮影:越知町 2007.8.18)

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