高知の自然 Nature Column In Kochi

南四国で見かけた蛾をおもに紹介していましたが、現在更新を中止しています。

ワタアカキリバ

2009年09月23日 09時23分58秒 | Weblog
今年もワタアカキリバに出会えた。

ワタアカキリバは雌雄で色合いが違っている。
♀はこのように前翅全体が橙黄色で、♂は外半部が紫がかった橙褐色をしているので簡単に区別できる。

日本では北海道から沖縄まで全国で見つかっており、おもに西南部で発見されることが多い。

幼虫は種名の通りワタを食べるのだろうが、日本ではフヨウ、オクラ、ハイビスカスなどが記録されている。

成虫は夏から秋にかけて発生する。
四国ではこれまで採集した10頭の標本が手元にあり、すべて9月と10月なのでおもに秋の蛾といえる。
海岸付近の低山地から1000m以上の四国中央山地まで広範囲で見つかるが少ない。

(撮影:横浪半島 2009.9.14)

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