高知の自然 Nature Column In Kochi

南四国で見かけた蛾をおもに紹介していましたが、現在更新を中止しています。

ハマオモトを食べる蛾の蛹を比較

2007年11月07日 12時02分46秒 | Weblog
高知県でハマオモト(ハマユウ)を食害する蛾は主にハマオモトヨトウとアカマダラヨトウがいる。
ハマオモトヨトウは県下全域の海岸のハマオモトでごく普通に見つかる。一方アカマダラヨトウは今まで一部の地域しか見つかっていない。
幼虫はハマオモトヨトウが黒地に白い斑点があり、アカマダラヨトウは白色の細い筋があるので一目で区別できる。
今の季節ではほとんどが葉の付け根や土中で蛹の状態で見つかる。
蛹は下の少し小さくて黒いのがハマオモトヨトウ、上の濃い茶色に光るのがアカマダラヨトウである。
表面を触るとハマオモトヨトウの蛹が少しざらついていて、アカマダラヨトウはつるつるしている。
(撮影:2007.11.7)