アカマダラヨトウ

海岸のハマオモト（ハマユウ）のハマオモトヨトウ食害状況を調べていたら突然アカマダラヨトウが飛び出した。
アカマダラヨトウは2000年頃は室戸岬周辺で大発生し、ハマオモトが枯れるのではと心配になるほどの食害が見られたが、その後年々減少して今年はついにハマオモトヨトウだけしか発見できなかった。
絶滅したかもと思っていたが、思いがけず今回県中部の海岸にまだいることがわかった。
見つかった成虫はこの１頭のみで幼虫は発見できず、葉の付け根から蛹を２個発見した。
一方、ハマオモトヨトウの幼虫は個体数が減り葉の中に潜り込んでいた。
晩秋で気温が下がると外気にふれないよう少しでも暖かい場所を選ぶようだ。
（撮影：宇佐市 2007.11.4）