雲に乗って、鳥になろう

 自分の頭で考えて手を動かし、悩んで作って飛ばす模型飛行機愛好家のページ。半世紀ほど生きてきた髭親父の日々の出来事です。

航海模様-6 時化模様

2011-07-21 | 航海
 航海中、時化ることもしばしば。こうなると、安全な海域まで逃げるしかありません。

 顕微鏡など、実験台の上にあるものはすべてラッシング(縄で固定)します。船の動揺で落ちたら大変ですから。


 実験台の下や、倉庫にあるものも御覧の通り。きっちりと、動かないように縛りつけます。


 甲板上にあるものもこの通り。Aフレーム(ウィンチ)まで固定します。

航海模様-5 ビームトロールの採集物

2011-07-16 | 航海
 ビームトロールでは、海底に棲息しているいろいろな生き物が採集されます。


こんな泥や砂の中から、生き物を拾っていきます。



ワイワイガヤガヤ、共同作業です。


小さな生き物は、ピンセットで拾います。




見たこともないような深海魚、


ウルトラブンブクなる深海性の大きなウニや、


真っ赤な深海性のエビとか、


ウミグモの王様みたいなやつまで、さまざまです。




航海模様-4 ビームトロール

2011-07-16 | 航海
 海底の生物を採集するために曳いたのが、ビームトロールです。間口3m。結構大きく、甲板作業が大変です。


 投入です。

 曳いている間は、研究室でテンションメーター(張力計)を見ながら網の挙動をモニタリングします。丁度和歌山で大地震があったときは、おもわず”網がはねてるかも?"なんて思ってしまう不思議な波形でした。

 場所によってはこの通り、泥だらけで上がってきます。

 まるで大人の泥遊びですね。水深2200 mから上がってきた泥です。

さて、何が採れたかな??

航海模様-3 IKMTの獲物など

2011-07-15 | 航海
 主漁具であるIKMTの採集物です。扉絵は、夜の操業模様。はい、研究航海は、24時間働きます。

目合1 mmの網なので、魚の子供やプランクトンがいっぱい入ります。これを一尾づつ、ピンセットで拾っていきます。


こんなのを揺れる船の中で覗き込み、ピンセットで研究対象となる生物を拾っていくわけです。いっきに酔いがまわってきます。


これは何の子供でしょう?


で、揺れいる船の中、顕微鏡まで覗いちゃいます。いやはや、好きでなきゃできません。

航海模様-2 商売道具の紹介

2011-07-12 | 航海
 まずは、調査に使った機器の紹介から。扉絵は、IKMTなる網です。取りまわしの良さから結構使われています。もう少し採集効率がいいと申し分ないんですけどね。

 投入直後の姿です。巨大なクラゲかジンベイザメか・・・・・


これはビームトロール。海底に棲んでいる生物の採集に使います。

チッとした迫力でしょ、これ。


 ORIネットという、トラディショナルなネットです。こいつは次の画像のように、舷側からおろして引きます。獲物は表層にいるプランクトン。
 
 こんな風に、まるで船に寄り添う白いクジラみたいにして引きます。


 これは、水深毎の水温、塩分、クロロフィル量、溶存酸素量を測るCTDシステムです。環境データはこのCTDか、網に取り付けた計器どちらかからとります。この機器は、船上局からの指令で、こちらの希望通りの水深で採水を行うことも可能です。


今年の出来

2011-07-10 | もろもろ
 まずまずじゃないでしょうか、今年のゴーヤのグリーン・カーテン。例年より梅雨明けが早いので、気温が上がり、これからの成長は抑え気味かもしれない。しかし、結構横へ広がっているので、こまめに肥料を与えれば、まだまだ広がってくれそう。期待してます。

航海模様-1

2011-07-10 | 航海
 この航海には、被災した水族館の方たちも、研究&展示用生物収集のために乗船していました。トップの画像は下船前に生き物を確認しているところです。
 残念なことに海が時化てしまい、一日早く入港・着岸しました。そこで斥候隊を派遣し、新宮ならではの珍味をゲット。打ち上げで平らげる品々です。


 これぞ和歌山、南紀の珍味。ウツボの煮揚げです。これ、私にとって非常に懐かしい味、卒業研究の味です。当時お世話になった先生が、尾鷲へ調査に行く都度買ってこられて、よく飲んだものです。あともう一つ。


大地町名物、クジラの煮もの。ただゆでただけですが、生姜醤油でいただきます。肝臓と腸のようです。生き物好きばかりの集まりですから、なんでも好奇心に任せて食べちゃいます。

 これに新鮮なキンメダイと大きなマアジも加わり、ちょっとした宴会でした。

戻ってきました

2011-07-09 | 航海
昨日、無事、予定通りに戻りました。今日の画像は、入港時の荷役作業の模様です。私もいい汗流しました。

研究機材を出した後の研究室。ガランとしています。

こちらは甲板の様子。次の航海で使用する機材も積み込んであるので、ごった返しています。右手前のず他袋の中には、航海で使った調査用の網が入っています。
詳細は月曜日以降にご紹介します。

行ってきます。

2011-07-04 | 航海
 では、行ってまいります。明朝3時まで、海上風警報が出ていますが、船長はじめ船の判断を信じ、一秒でも多く観測時間を取れることを願っています。はてさて、何が採れるか、楽しみです。

出張先を歩いてみて・・・

2011-07-03 | 旅行
ねェ、シャッタァー銀座。悲しすぎ。県庁所在地でしょ。並行して存在するアーケード街。歩いてみて力が萎えました。人がいない。お店が閉まってる。土曜の昼下がり。



 土曜の午後に、開店してない模型屋さん。モォ!!!!涙涙でしょう。デェ、向かいのお店のおばさんに聞いたら、廃業したわけでもないとか。地元の知り合いに聞いたら、このアーケード街s(複数形!!!)廃墟マニアにとって垂涎ものの商店街だとか・・・・・

そんな中、スタイフ専門店!!!!腰を抜かしちゃいました。
頑張ってチョッ!!!
 明日から海です。