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のらさんのうだうだ日和

ドラマ・映画の視聴率情報中心

「1リットルの涙」の話11

2005年12月21日 11時45分19秒 | 2005年10月期ドラマ
1リットルの涙最終回~遠くへ、涙の尽きた場所に~(視聴率20.5%、平均15.3%)を観ました。

「おかあさん もう あるけない」
木藤亜也さんも、ある日こんなふうに歩けなくなってしまったのでしょうか?

やがて症状は体の内部までおよび、食事を喉に詰まらせてしまう亜也。
みんなの泣き顔が涙でぼやけた。
きっと私はこんな些細な事で死ぬのだろう。

今までも”どうして生きているのだろう”とか”何も出来ない”とかはあったのですが、あからさまに””と言う言葉が出てきたのには少なからずショックを受けました。

”を身近なものとして感じはじめる亜也。
その一方で亜也の書いた文章は人々の間に広がりはじめ、同じ病気の人達の”励まし”となっていく。

自宅に戻り、家族と1日を過ごした亜也。私にはとても微笑ましい光景に感じました。
けれども次のシーンでは言葉を失っている亜也がいました。

そして遥斗との面会のシーンを経て、5年後、亜也は帰らぬ人となります。
原作が木藤亜也さんの残した日記なので、日記を残せなくなった20歳から亡くなる25歳までの間は必然として語られませんでしたね。
ただ、亜也さんにとって一番辛い5年間だったのではないのでしょうか?

昭和63年5月23日 午前0時55分
木藤亜也さん 25歳で永眠
花に囲まれて 彼女は逝った


そして亜也の亡くなった1年後から再び話は語られます。
母、潮香の言葉として・・・。

亜也のお墓の前で、亜也の両親と水野先生が話しています。
亜也さんは常に前向きで最後迄諦めず凄い人でしたと言う水野先生に、両親は亜也は普通の女の子でしたと返します。
そしてその場を去ろうとした水野先生は振り返り、こう言います。
「池内さん。やっぱり亜也さんは凄い人でした!」
広い野原に亜也の日記に共感した大勢の人がお墓参りにやってきます。
亜也の日記の反響をどう表現するのかは難しかったと思います。
スタッフ一同悩んだでしょうね。
私は”うっときてしまいまいした。良かったんじゃないでしょうか?

でもね亜也。
あなたのおかげでたくさんの人が生きる事を考えてくれたのよ。
普通に過ごす毎日が嬉しくて暖かいもんなんだって思ってくれたのよ。
近くにいる誰かの優しさに気付いてくれたのよ。
同じ病気に苦しむ人達が一人じゃないって思ってくれたのよ。
あなたがいっぱいいっぱい涙を流した事は、そこから生まれたあなたの言葉は、たくさんの人の心に届いたよ。
ねぇ亜也、そっちではもう泣いたりしてないよね。
お母さん笑顔の亜也にもう一度会いたい。


亜也さんの残した「1リットルの涙」が、他の誰よりも今現在も、ご両親の生甲斐となっているのがうれしいです。

体育館でシュート練習をする亜也。それを優しい表情で見守る遥斗。
このシーンはドラマのスタッフから潮香さんへのプレゼントのような気がしました。
もう病気に悩まされる事の無い元気な亜也と潮香さんが願った同年代の男の子との恋物語。
お墓参りのシーンで遥斗が登場しなかったのは、彼が架空の人物だから。
当然ながら現在の近況など有る筈も無い。
けれど潮香さんの望んだ”遥斗”は、どこかの世界で亜也と一緒にいるかも知れないと・・・。

追記:ドラマを観終わって思います、この日記を残した木藤亜也さんは本当はどんな方だったのでしょうか?凄い方だったのでしょうか?普通の女の子だったのでしょうか?お亡くなりになる前に是非一度、会って話をしてみたかったなと。
コメント (3)
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映画「電車男」の話

2005年12月21日 09時20分21秒 | 邦画
先日、購入してあった映画電車男のDVDをやっと観る事が出来ました。

電車男 スペシャル・エディション[劇場版](初回生産分のみ限定仕様) TDV-15372D
電車男 スペシャル・エディション[劇場版](初回生産分のみ限定仕様) TDV-15372D

あらすじ
主人公はシステムエンジニアをしている22歳のヲタク青年。ある日彼は秋葉原へ行った帰りの電車で酔っ払いに絡まれていた美女を助けます。その日の出来事をネットに書き込む青年。ネット上の名前は電車男(山田孝之)。後日その女性からエルメスのティーカップが送られてきます。どうしたらいいか分からない彼、電車男は、送り主の女性、エルメス(中谷美紀
とデートすべく、ネットの住人達に助けを求める。

いやぁ、良い映画でした。正直ドラマを観ちゃったので期待せずに観たのですが、期待を裏切る面白さ!ドラマと話は(当然)さして変わらないのですが、充分楽しめました。前半がコメディで後半がラブストーリーと考えれば間違い無いかな?
コメディーとしても(ちょっと変わった)ラブストーリーとしても素晴らしい出来だと思います。

キャストに関しては「電車男があんなにかっこいいはずはないだろう」とか「エルメスはもっとかわいくないと」とかあるのですが…。
(エルメス役の中谷美紀さんは、電車男自身が似てると書いているのでしょうがないかなとも思うのですが・・・。)
観終わった後、あったかい感覚が残ったのが何とも良かったですね。

以下ネタバレ含む
電車男とエルメス2人の結末が、”名無し”さん達まで全員ハッピーにしたのが何とも言えず好きですね。
看護婦の”りか”(国仲涼子)さんは、自分の事を振った彼氏を吹っ切る事が出来たし、引きこもりの青年”ひろふみ”(瑛太)は外に出てバスに乗る事が出来た。しかも恋の予感付き。
サラリーマンの”ひさし”(佐々木蔵之介)とその妻”みちこ”(木村多江)も愛情が戻ったようです。
問題のヲタク3人組ですが、こちらは特典に入っていたショートムービー「戦車男」の方で語られていました。観ていない人に結果だけ言えば、1人だけハッピーエンドに終わるという事ですね。

電車に乗っていた電車男が小さな女の子に寄りかかられるシーンは当初、観ていて何の意味があるのかなと違和感を感じていたんですが、まさかさらに隣にエルメスがいて、電車男が拾った定期がエルメスのものだったなんて。
運命の輪は皆が考えていたよりも、もっと早くから回っていたんだよ的なのが、とても私のツボにハマってしまって!一番好きなシーンになりました。


あとエルメスが、角砂糖がピラミッド型に積み上がっているのを観ているシーンかな。
これはちょっとあったかいよね。
自分の彼女か何かに置き換えて考えたら、笑ったあとで惚れなおすかなと思ったんだよね。


何となく聞いてはいたけど、ホントにドラマ版「電車男」(と言うのもおかしいが)の伊藤&伊東が出てきた。妙に嬉しかった!

ちょっと甘いかなとも思ったのですが、私の評価はこうなりました。

評価(100点):

電車男 スタンダード・エディション[劇場版] TDV-15344D
電車男 スタンダード・エディション[劇場版] TDV-15344D

追記:「電車男」の前にドラマ「スタートライン」を観たのですが、この日はくしくも山田孝之デーとなりました。
コメント (1)
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