菅原貴与志の書庫

A Lawyer's Library

自ら信ずるには

2012-08-09 00:00:00 | 伝える言葉
◆伝える言葉(8)◆


 自負傲慢は固より忌むべきなれ共、自ら恃(たの)み自ら信ずるは亦(また)人の一得なり。     (福澤諭吉)



 福澤(諭吉)先生は、当時米国に留学中の長男一太郎に対して「自分の能力を高く買いすぎるのも困るけれども、自分を正しく評価し、自分を頼むこともまた、人として大事なことである。自分が劣っていると考えておれば、それだけの力しか発揮できないし、自分はこれだけできるのだと信じておれば、だんだん熟達して巧みになるものである。」と書き送っている(明治17年11月4日書簡)。
 現場で頼れるものは自分一人である。くれぐれも弱気は禁物だ。とにかく「絶対に何とかなる」と信じ込むことが大切である。そうすれば必ず道は開ける。


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