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藤田嗣治 手しごとの家



私にしては珍しく、新聞の新刊の広告を見て
速攻で買いに行った本です。
以前、藤田の展覧会に行き、絵画はもちろんですが、
それ以外のドールハウスのような、アトリエや住まいの模型、
陶器、手書きの木箱やガラス瓶、手作りの帽子やエプロン、
家具のリメイク、インテリアセンスにも、とても強い魅力を感じました。
ですから、「こんな本作って下さって本当にありがとうございます」と、
声を「大」にして言いたいのです。
藤田はフランス国籍を取得して、
パリ南郊にアトリエを構えて晩年を過ごしました。
そして、その家を自分好みに、
作品のように丁寧に時間をかけて装飾していったのです。
その装飾や手作りの品、収集品などを
藤田の生き方と共に紹介した本です。
ゆっくり、少しずつ味わいながら読みたい本です。
(もったいないくて、ちびちび読んでいます。)
開くと、どのページも藤田の素敵なセンスで溢れかえっています。
例えば、この寝室のインテリアなどは
私にとっては、理想の部屋です。
写真を見ながら「ホント趣味合うな~」とか、気安く思ってしまいます。
手作りなので、暖かみがあって、なんか近しく感じてしまうのです。
私の大好きな自画像も載っていました。
これは自画像といっても部屋ごと描いた大きな作品で、
日本にいるとき夕食後くつろいでいる様子が描かれています。
お膳の上には、食べ散らかした鯵の干物や、枝豆のカラが散乱していて
藤田の懐には猫が入っています。
インテリアは和風で、長火鉢や藍染めの布が掛けてあって、
さりげなく、だらしなくてそれがとても素敵なのです。
戦争画を描いたことで、戦後厳しく批判され、
日本から逃げるようにフランスへ帰化した藤田ですが、
こんなに素敵に家を飾って暮らしを大切にする人が、
平和を愛さないわけがないじゃない...と私は思います。
きっと、時代の空気に流されて、描いてしまったのではないかと想像するのです。
ポストカード、ノート、便せんは、展覧会のときに買いました。
ポストカードは藤田の家のキッチンです。
藤田が住んでいたのは、1961年から1968年で50年近く前ですが、
ちっとも古くないかわいらしさです。
ノートのモチーフは、ブリキ缶に「Hujita」とペンキでサインしてあります。
便せんは、家の外観がモチーフになっています。
グッズはどれもかわいくて、かなり迷った記憶があります。











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