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ポケットにパク・ヒョシン 🥨

きみの歌は... 最終話❶

2019-02-25 12:30:00 | きみの歌は
もう何日も残っていないフランス🇫🇷生活

 

作業室で1人ギターを演奏中のジェイル

子どもを大事にしなよ〜という歌があるんですよ。お父さんたちが子どもを大事にすれば、娘を大事にすれば、娘が大きくなって愛を経験して母親になるんだから、だからお母さんも娘を大事にするんだよ〜っていう歌があるんですよ。

(John Mayer-daughters)

♫ I know a girl 〜

She puts the color inside of my world〜But she's just like a maze〜Where all of the walls all continually change〜And I've done all I can〜To stand on her steps with my heart in my hands〜Now I'm starting to see〜Maybe it's got nothing to do with me〜Fathers, be good to your daughters〜Daughters will love like you do〜Girls become lovers who turn into mothers〜So mothers, be good to your daughters too〜

ジェ: こういう歌🙄

 

ジェイルにとって家族とは

ジェ: 面倒を見てあげなくてはならないもの。

僕は母とたった2人なので、生活が苦しかった時に僕が音楽をしたらお金を稼ぐことが出来たので音楽をして、音楽が好きだからじゃなくて...。お金を稼げるから音楽をしたんですよ。僕がお金を稼がなきゃならなかったので...、哲学はないんです。芸術に対して。入金されればします。

淡々と打ち明けるジェイルのそんな時代

 

翌日の午前

窓辺で陽のひかりを浴びながら作業するジェイル

PD: 陽射しが突然良くなりましたね。

 

即興的に始めたピアノ🎹の演奏

陽射しを見て思い浮かぶ旋律をピアノで創り出す

 

ヒョ: オクジャやって^ ^

ジェ: オクジャ〜!!!

だいたいこのような〜 感じって感じ

映画オクジャを思い浮かべていつのまにか没頭

 

オクジャそしてチョン・ジェイル

1997年中2の時に初めて映画音楽以降
それ以降「カンウォンドの恋」「オオカミの誘惑」「風」「海にかかる霧」など数多くの映画音楽に携わる
2017年オクジャの音楽を総監督

坂本龍一: オクジャ見ましたよ〜 フフフ^ ^ 素晴らしいですよ。

坂本龍一も好きな映画オクジャの監督は...

そう!この方

(ギクシャク、ギクシャク)

1994年忠武路でデビュー以降、「殺人の追憶」「グエムル-漢江の怪物」「母なる証明」「スノーピアサー」「オクジャ」などを誕生させた。(※忠武路はかつて映画館がたくさんあり韓国映画の代名詞だった)
最高の映画監督ポン・ジュノ

彼について回るニックネームがあったのだ!

ポン・デイル=ポン・ジュノ+ディテール

 

繊細なポン・ジュノ監督にとって映画音楽監督とは

ポン・ジュノ: 私はいつも音楽を渇望してるんです。音楽がない映画なんて作れないって思ってます。私が撮ったシーンに音楽の存在が美しく重なった時には個人的にとても嬉しくて好きな瞬間なんです。

 

殺人の追憶の挿入曲 - ♫雨の中の女性

雨の中での殺人シーンでロマンチックな歌謡を挿入。奇怪で恐ろしい雰囲気を極大化させた。

 

グエムル - 漢江の怪物 - ♫漢江賛歌

家族が逃げ惑うシーンで流浪劇団っぽい音楽を使用。ブラックコメディ的な面を一層強調した。

母なる証明 - ダンス エピローグ
無心で残忍。母親の歪んだ母性を無表情で踊るダンスと音楽で表現したシーン

 

ポン・ジュノ: ジョン・カーペンターやクリント・イーストウッドのように自分で作曲する方は貫禄があります。そのようなことが果たせないならば、なにかアーティストと作業をしなければならないのですが、特に音楽的な側面では完全にまた別の専門的な領域ですから、何か要求をしたり、求めているものと同じ方向に推進して行く時にとても慎重になります。

ジェ: 僕がどんなにどんなに頑張ってみたって、監督がこの映画の為に投資した時間に比べたら比べものにならないんです。いずれにせよ演奏家の考えがとても重要なんです。

 

 

ポン・ジュノの演出とジェイルの音楽が出会った作品

仲良しの2人、スーパー豚🐖オクジャと山里の少女ミジャ。オクジャがアメリカへ連れて行かれ、ミジャがオクジャを取り戻そうと旅立つ。

ポン・ジュノ: 基本的にオクジャは2人の少女の話です。豚のオクジャも少女なんです。実は...🐷🎀

少女達だけの繊細な感性のようなものがチョン・ジェイルさんの音楽の繊細なトーンとぴったり合ったんだと思います。音楽を聞くだけで分かります。チョン・ジェイルさんがどんなに繊細な人なのか...

 

オクジャの音楽で特に強調したい部分は

ポン・ジュノ: 今一緒に作業している映画寄生虫が集中力、1つのトーンを強調しているとすれば、オクジャは多様性です。人物もとても多様ですし、ピョン・ヒボン先生とジェイク・ジレンホールが一堂に会してる映画ですから

奇怪なツーショット

場所も江原道の山里からニューヨークのマンハッタンまで多様に繰り広げられる映画なので、音楽の色彩も虹🌈のように多様にいろんなジャンルから展開してみよう。

山里では普通のミジャという少女の家と美しい映像が出てくる時にジェイルさんが演奏しているギターソロやピアノソロがたくさん出てきます。

大都市にオクジャがソウルに出て行くんですが、騒がしいブラスバンドの曲が使われています。

ニューヨーク🗽へ行ったならオーケストレーションをたくさん使っています。もっと重たい音楽も出て来ます。

 

ミジャとオクジャが子豚1匹をこっそりと救い出すシーン

 

少女たちの合唱と調和する残された豚の鳴き声

異例的にメインテーマ曲をなくし、場面別に別のジャンルを選択したオクジャの音楽

ポン・ジュノ監督が求めていたもの

ポン・ジュノ:意図してた訳でもないんですが、こんな感じというものはありました。ぺちゃんこになった缶🥫を足で蹴る感じってあるじゃないですか、とてもハリウッド式の正面切ったオーケストレーションを瀑布のように降り注ぐ、そんな改まった音楽よりも一歩ずつ軋む音楽を...

特にオクジャを見たらチェイスシーン、追跡シーンが出てくるんですが、ほとんどそんな雰囲気です。

なんか潰れた、なんか狂った感じを外国のブラスバンドと一緒に上手く作ってくれたと思います。

 

オクジャの音楽作業中にマケドニアへ飛んだチョン・ジェイル

そこで出会ったブラスバンドジャンボ・アグセビーと協業

異色的な雰囲気の曲が誕生

 

ポン・ジュノ:私がとてもおかしな表現をたくさんするんです。あらゆる変態的な表現から、その会話を横でCCTVで残しておいたら本当に見苦しい動画になってたと思います。

全ての意見をチョン・ジェイル音楽監督は受け取ってくれながら、それを1次元も2次元も高めて音楽的に表現してくれるからすごいって思いました。

ポン監督の少々難しい要求事項を音楽として具現化するチョン・ジェイルの感性

 

ジェ:監督が赤い音楽を書いて欲しいと言ったからって、僕がぴったりマッチした100%赤い音楽を書いてはあげられないじゃないですか。それは不可能なんです。僕の色が加わって真っ赤にもなるし、橙色にも、そうなるでしょう。

 

ポン・ジュノ監督が1番好きな曲は

ポン・ジュノ:個人的には全ての事件が終わってミジャがまた懐かしい家に帰るラストシーンがあるんです。チョン・ジェイルさんが自ら演奏しているピアノソロ曲が出てきます。とても叙情的でありながらも少し裏寂しい悲しみのような...微妙なニュアンスの曲です。その曲の演奏が、ジェイルさんの演奏が好きです。

険しい旅程を終えて家に戻った2人の少女

オクジャはミジャに何か囁いているのだが....

(ジェイルインタビュー中)

エンディング曲くらいは、映画音楽としてではなく僕の音楽として作りました。

 

ポン・ジュノ:私は音楽評論家や音楽専門家じゃないので、ジェイルさんがどうやって編曲して、どうやってオーケストレーションを引きつけたとか、そういう音楽的なディテールは分かりません。しかし、監督として私が求めているものをやってくれます。それでいいんじゃないかと思います。映画監督としては。

カンヌ映画祭コンペティション部門に入選

オスカー映画音楽賞予備候補ノミネート

寄生虫でも期待される2人の呼吸

 

 

 

 

 


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