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ポケットにパク・ヒョシン 🥨

ドラキュラというバレエ

2021-08-09 01:25:00 | バレエ
昨日はドラキュラを観て来ました。
そして原作を読み始めました。
何故かと言うとStoryがよく分からなかったのょ...


もちろんダンスはロイヤルバレエのプリンシパル、平野くんがタイトルロールのドラキュラ役を演じてくれたので迫力はありましたし、ジョナサンがロンドンからトランシルバニアにあるドラキュラ城へ入る迄、場面転換しながらも聞こえ続けるドア🚪を叩く音や、時に不協和音に聞こえるような音楽や風にたなびくカーテンやマットレスに傾斜がついているベッドやライフルの銃声などは現代劇っぽくて興味深かったし、全く退屈ではなかったのですょ。(古典バレエはあくまでもオケとダンスで成り立っているので、効果音とか使われないのです。)
ダンスも演出も面白かったんです。




でも、ドラキュラ🧛‍♂️伯爵は、ずっと爺さんだし、禿げてるし...🙊
映画やグラーツ版ミュージカルの『ドラキュラ』のようにLove Romance が隠れている訳でもないから、ミーナとの絡みも3幕までないし..
ジョナサンはずっと精神を病んでるから頼りにならないし...で、誰にも心を寄せられないのですよ。(👈ココ重要)
ジョナサンの妻のミーナが亡き妻に似ているってところは前提としてあるので、3幕でミーナを吸血鬼にしようとするのですが、1、2幕ではそこまでミーナに執着しているような伏線もないので、もしやミーナ絡まんで終わるのか?と思ったくらい。
最後は呆気なくヘルシングたちに杭で打たれて消滅してしまうしね〜。

そう消化不良なんです。
パンフで消化不良部分を解説してくれればいいのだけれど、それもないから、私の周囲の方々も一幕終わる度にパンフのあらすじと比べて謎解きをしている方々が多かったですね〜。
観終わった後は、稲川淳二の怪談を聴いたような後味?とでも言いましょうか...。
ふむ。夏だから、納涼って事でいいのかな(・・?)???



ところで...
私が見たドラキュラはアメリカ🇺🇸のミルウォーキーバレエ団の芸術監督マイケル・ピンクが振り付けした作品なのですが、他にもイギリスのノーザンバレエ団のデビッド・ニクソンが振り付けたドラキュラもあるし、西オーストラリアバレエ団のドラキュラなど結構いっぱいあるんですよ。西オーストラリア版はミーナがドラキュラとジョナサンの間で心が揺れ動くらしいのでグラーツ版ミュージカルに近いようで、ストーリー展開的には日本人の情緒に合いそうな気がします。


もちろん、消化不良を吹き飛ばすがごとく帰りにドンちゃんのLoving kiss me aliveとかFresh Bloodとか聴きながら帰って来たのは言うまでもありません

ドラキュラ繋がりで... 
先日終わってしまったミュージカルの『ドラキュラ』のドンちゃんの〆のご挨拶を載せておきましょう。こうやって、Upしてくれるのは行けなかったファンにとって有り難いですネ^ ^