犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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脱け殻と掃除器

2020年07月22日 | イキモノタチ
[あらすじ] 多摩丘陵のどこぞの谷戸の奥やどこぞの田んぼで、
オタマジャクシやドジョウの幼魚を掬ってきたよ。
なんちゃらモノアラガイやサカマキガイやヒラマキミズマイマイが殖えてイヤだよ。

エビの姿が見当たらない。
半透明ですばしこいから、じっとしていても動いても見付けにくい。

生きてんだか、死んでんだか。



貝類を、箸でつまんで出す。

つままれると、貝は身を殻の中に隠す。
すると、粘着しなくなるので、藻なり壁なり箸なりから、つるりと滑り落ちて、沈んでいく。
底の砂に落ちると、紛れてとても見付けにくくなる。
沈んでいくのから目を離さないようにして、底に落ちたところを落ち着いて箸で挟んで、出す。

別の小さな水槽にポイポイと入れる。
どうしてくれよう。
困ったことにこやつら、肺呼吸をする。
水から出しても平気だ。

蓋をしておかないと逃げ出してたいへんなことになるな、
と思いながら、ほったらかす。



ドジョウが10匹いる。
幼魚とはいえ10匹いる。
よく食う。
ドジョウを掬ってきた時に持ってきた、水路の底の砂泥も水槽に入れてある。

水が汚れる。
水槽のアクリルの内面に藻が着き始めている。
たまには掃除しませんと。

ドジョウはあまり水換えを好まないらしい。
調べると何を見ても、3分の1くらいを換えろ、と書いてある。

水槽の掃除用のポンプを買った。
灯油のポンプに似ているが、砂利などが通らないように網が挟んであったりする。
バラバラのパーツを組み立てながら、よくできた仕組みだと感じる。

使ってみる。
砂利にパイプの先を突っ込んで、数回ポンプする。
水が流れ始めたら、パイプを上げて管内に入った砂利を落とす。
水流が強くて砂利が落ちない場合は、ホースをつまんで水流を調節する。
ホースもパイプも透明で、水や砂利の様子が見えるので分かりやすい。

あとはザクザクと、砂利の中を掃除するだけだ。
非常に使い勝手が良い。
ムカシ(40年前とか30年前とか)はホースを使って、サイフォン現象で水替えをしたりしたものだが。



水底に、白い粒が見える。
モノアラガイやサカマキガイの卵は、白い粒々がゼラチン質の塊に覆われている。
底よりは、水草や水槽内面などに着いていることが多い。
ではこの白い粒は何だろう??

わがんね。
諦めるのが早い。
追究するより掃除する。
なぜなら掃除ポンプがとても使いやすいから。



夕方、水槽のところへ行ってみると、
机の上にモノアラガイが2個、貝殻に収まってじっとしている。
ああ、やっぱり出たか。
肺呼吸できるんだものね。はいはい。

床にも1個。
あぶなく踏み潰すところだ。



松藻に何か半透明の物が引っ掛かっている。
吸うか。

よく見ると、エビの脱け殻であった。

画面奥は貝を摘まんだ箸と容器、
その右側のピンボケはドジョウの幼魚、
左上に写っているのはモノアラガイの半透明で平たく三角形の触角。
中央が甲殻類の甲殻のみ。

ということは、生きて、どこかにいる。
脱け殻のサイズより少し大きくなって、どこかにいるはずだ。
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