犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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こちふかば

2019年02月24日 | イキモノタチ
15年くらい前のことだったと思う。
初日の出を見ようとして、多摩丘陵のある場所に行って、
キツネの足跡を見た。

調べれば正確な年が分かる。
雪の上だったし、その年は星が特別の並びぶりだったからだ。
初日の出の日、月はちょうど沈むところ、
そして空には惑星が、水金火木、全て揃っていたのだ。

だから、初日の出ということはもちろん、
日の出前の暗いうちにも、空は見るものでいっぱいだった。



空を見るつもりで出かけたわけだが、地面にも見るものが有った。
東京にしては雪が積もった。
そして、多摩丘陵のとある神社の裏山の道だったので、誰の足跡も無い。
そこに、点々と何かの足跡が有った。

足跡は、ひとすじに付いていた。
後で調べたら、そういう足跡はキツネだという。

犬やタヌキの足跡は、二列に付く。
右足は右、左足は左。
キツネは両側の足を寄せて、一直線上を歩くのだ。

なおかつ、キツネは、前足の跡を正確に後足で踏むのだという。
慎重なのだ。
犬やタヌキはそこまで歩くことに神経を尖らせていない。
ぺたこらぺたこらと左右前後の足を着地させる。



梅が咲いている。

介護士さんが、母に梅の話をしてくれる。
「国立の谷保天神に大きな梅林が有るんですよ。」
私もたまに行く。
あすこは鶏が歩いてるんですよね。
「何年か前に全滅したんですよ。
キツネに襲われたんです。全国ニュースにもなりました。
東京多摩にもキツネがいるんだ、って。」
そう、いる。

調べたら、5年ほど前のことのようだ。
キツネたちは東京でも生き延びているようだ。

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