薪ストーブの上に鍋を置いてトロトロと焚き、
チーズフォンデュで新年会をした。
贅沢。
スイスの料理なのか。そうか。
じゃあスイスのワインを飲むとするか。
贅沢。
チーズフォンデュと言えば、
先が二又になった金串を使って食すようだ。
そんなもん無いわ。
帝釈天が手に持ってるヤツか。
三鈷か。
二鈷も有るのだな。
一本なら独鈷と呼ぶ。
話がどんどんチーズフォンデュから離れておるな。
ただの金串なら有る。
ただ、一本独鈷の金串なので、チーズを絡めようとした時に抜けてしまう。
チーズの絡みに負けて具材が落ちる。
一本では絡める時の回転を支えられないのだ。
そこで出るのが箸。
日本人だもの。
オシャレげなことをやっとっても結局のところ箸が便利。
こってりとチーズを絡めてワインを飲んで。
旨いけれど、一休みしたくなる。
チーズフォンデュのレシピをインターネットで調べていたら、
写真の中にピクルスが写っている。
いい。箸休めに良い。
チーズフォンデュにまで出動させられていた箸を休めよう。
いやいや。
箸休めって言うけれど、箸休めを食べる時も箸を使うよね?
※
箸は二本だから掴むことができる。
そう
Like a chopstick 一本じゃ掴めない
NiziUの曲「Chopstick」を思う。
けれどおっちゃんは言いたい。
タイトルがいけない。
単数形じゃないか!
一本じゃないか!
※
音楽的相棒やまちゃんは三十代前半である。
「Chopstick」は知っているけれど、
「トトトの歌」は知らないと言う。
えええっ!?
そうなのか?
「トトトの歌」を知らなかったら、
「Chopstick」の楽しさ面白さ良さが充分には分からないではないか。
現在52歳のワタクシ、小学生の頃に愛唱したものである。
「トトトトトトトトトとてもすごいすごいニワトリだ♪」
三連符の連続が楽しい。
それを「Chopstick」ではエイトビートに乗せ、
歌は16ビートに乗せ、リズムは重たいビートでアクセントを置いている。
楽しいアレンジ。
※
「トトトのうた」は、歌ったのも歌ったのだが、ピアノでも弾いた。
弾くというより、両手の人差し指一本づつ計二本の指で
鍵盤を連打するように弾くのが楽しいのだ。
GとF、二度のぶつかる音程から始まるのがまた楽しい。
そこから指が離れて和音が広がっていくのが楽しい。
Bメロでは半音階が楽しい。
サビでは三度の和音でずっと並行していくのがスッキリとやっぱり楽しい。
「トトトの歌」としての歌詞は阪田寛夫さんが付けたものだ。
冒頭が「GGG」の三連符の連続だ。
イタリア音名で読めば「ソソソ」。
日本語の音名で読めば「トトト」。
日本語の音名で歌った時の音から歌詞を発想したのではないか、
と私はにらんでいる。
※
昨年末のM-1グランプリで残念ながら優勝を逃した漫才師の
オズワルドに、「ドレミ」と称されるネタが有る。
ドレミファソラシドってなんでもいいんだったら、
勝手に作ってもいいよね。
でも8音目は同じ音に戻ってこないといけないんだぞ。
じゃあ「さいたまのうわさ」ならいいだろ。
「♪さいたまのうわさいたまのうわさいたまのう・・・」
子どもにもこれで音階を教えるよ。
たとえば「チューリップ」だったら、
「♪ドレミ、ドレミ」だから、
「♪さいた、さいた」
おお!奇跡が起こってる!つづきは?
「♪のたいさいたい」
最初だけかい!
※
このネタを見ると、私は「トトトのうた」を思う。
※
調べてみると、「トトトの歌」の原曲は「Chopsticks」と
やはりちゃんと複数形なのである。
原曲についてはこちらの記事が調べ尽くしていらっしゃる↓
http://www.kero2.org/things.cgi?0+13
二本の指で弾くところから「Chopsticks」と題しているのだろう。
※
NiziUの「Chopstick」のMVでも、
ピアノの鍵盤を人差し指だけで弾く様子が表現されている。
タイトル文字は韓国の箸がデザインされていると見た。
金属で、持ち手の部分が太くなっているヤツ。
楽しい。
https://www.youtube.com/watch?v=nCjmXHsRJNY
※
Like a chopstick 一本じゃ掴めない
一本じゃ掴めない。
一本じゃ、というところにメッセージが有るから、
タイトルも「Chopstick」と単数形なのかな。たぶん。
That's why I need you
I always wanna be with you
ってことが言いたいために。
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