犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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学校でも教えることができる

2014年09月12日 | 椰子の実の中
観察にとどめ、問いかけを持つことで、答えが向こうからやってくることについて書いた。
http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/aa9d81fa5c38f284093ec629adf25106

これを、ひらめきとか、直感とか呼ぶ。

論理的な思考は学校で教えてくれるが、
考えない、ということは学校で教えてくれない。
ひらめきや直感力は、今まで書いたような方法で得ることができるが、
それは今の教育の中で知られていない。

だから、その人の持ち前の能力のように思われてしまう。

○○さんはひらめきがある。
と、特別な能力のように言われる。
フツウの人が努力しても得ることのできないもののように思われる。
いわゆる天賦の才として扱われているように見える。

論理的思考や、それを教育することを批判しているわけではない。
天才的物理学者だって、ひらめきに至る手前に膨大な論考を
重ねているはずだ。

ただ、「見る」ことや「問う」ことよりも「考える」ことに
比重がかかってしまっているのではないか、と思う。
「見る」ことや「問う」ことをしっかりしておき、また
それを後の段階でも繰り返すことによって、
「考え」はより大きく広がり、進む。
その陰で、ひらめきの種も育つ。

思考することよりも、観察することや疑問を抱くことにもっと
重点を置いた教育をすることによって、
直感力が育つ。
ひらめきは一部の天才の特権ではない。

誰もが持てる力を育てるのが、義務教育だと思う。
小中学校のうちに、考えること以上に考えないことも訓練することで、
学問はもっと広がりを持つのではないだろうか。

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