犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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じんじろう

2019年06月09日 | 犬と暮らす
[あらすじ] 飼い犬ジーロくん去勢オス13歳10ヶ月、
下痢と下血を繰り返し、元気が無いので受診すると、
慢性腎不全との診断。
食餌療法と毎日の点滴。


はじめの4週間は、一日おきに点滴していた。
しかしその後の血液検査で、数値がわずかに悪化した。
その差はわずかで、悪化というほどでもないが、
改善が足踏みしているには違いない。
これは、点滴を毎日にしたほうがいいかな、と思ったら、
先生もそう言った。



幸い、ほんの200mくらいの所に親しい幼なじみMが住んでいて、
自由業ときたもんだ。
毎日来て、点滴する間、飼い犬ジーロくんを抱いて声をかけ続けなだめてくれる。
Mの都合の悪い日には、400mくらいの所の親しい幼なじみKが来てくれた。



そもそも、母犬ときょうだいの仔犬7匹の全員を我が家で預かっていた時期に、
もう一人の幼なじみAも含め3人が交代で手伝いに来てくれた。

親犬と仔犬7匹の世話はたいへんだった。
仔犬は一日に6回くらいウンチをする。
だいたい決まった場所でするのだが、とは言え、
7匹もいると、四六時中どこかにウンチが落ちていることになる。
そして、活発に走り回る。
清潔を保つためには、ひっきりなしにウンチを拾い続ける必要が有る。
敷き詰めてあるシーツ2枚も、毎日洗濯する。

今思えば、なぜペット用トイレシーツを敷いてなかったのだろう、と思う。
室内で犬を飼うことが初めてだったので、知らなかったのだ。



そして、1年後に私は足を骨折した。
我が家には7匹のうち2匹が残っていた。
そのうち、メスのほうが元気いっぱいで、散歩綱をグイグイ引っ張って歩く。
引っ張り過ぎて、直立二足歩行になってしまうくらいだ。
そんなのを松葉杖では散歩できない。
このときも、幼なじみMKAに世話になった。



そうやって、みんなに育ててもらってきたから、
年を取った今も、飼い主同様に身をゆだねることができる。
点滴が必要になった今、あらためて友人たちの存在のありがたみを感じる。



毎日点滴をするようになって2週間、
血液検査してみたら、数値はずいぶん改善していた。

慢性腎不全と聞いたとき、
改善の余地が無いもの、というイメージを持った。
これほど治療の甲斐が有るとは思いもよらなかった。

やりがいが有る。
おかげさまで、体重も少し増え、よく笑い、よく走る。

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